今回の鉄旅リターンズプラスはあくまで"穴埋め"。
ひな「どうも、お久しぶりでーす。この前まで夏のバス旅流してたんですけど、どうもね…。色々と考えすぎててストック尽かしたみたいで、…はい。あんまり期待しないでくださいね。」
時は2015年。お盆休みが始まる前の3日間に続いて、お盆休みの最中にも『全部盛りっ!』と題して出かけた話。出かけた先はは多治見市と可児市の境目にある『桜ヶ丘ハイツ』と、土岐市にある『土岐よりみち温泉』だ。実のところこれで終わらず、あま市で行われた『あまつり』へ…。
2015年8月15日(土)午後6時50分 名古屋市中村区・名鉄バスセンター
多治見市と可児市の境目にある『桜ヶ丘ハイツ』と、土岐市にある『土岐よりみち温泉』。今日はこの2か所を回り、あとはバスで帰るだけのはずであったが…?
さく「はい、お疲れ…。」
めぐ「まだもうちょっと続くけど、ここで終わってもいいし。」
あい「なんか…、あま市のお祭り?」
なぎ「どうしような…。」
5.土岐プレミアム・アウトレット17:40発→名鉄バスセンター(18:41)着 高速バス土岐プレミアム・アウトレット号/名鉄バスセンター行き 名鉄バス2114
乗車していたバスの車中、こんな話があった。
めぐ「今日は地元の祭りあるけど。」
あい「…いい?」
めぐ「…まあ、いいんだけど。ちょっと行き帰りっていうか、どうなのかなって。」
めぐ「ちょっと遅いから、バスとかだとギリギリになっちゃうし。あと花火ぐらい?」
なぎ「…行ってもいいな。」
(現)ファミマの天然水・津南 100円
あま市へ帰る前に、水を飲みきってしまったため追加購入。…おかしい、土岐のスーパーセンターで買ったペットボトル2本と20円しか違わないとは。
ひな「…先輩、飲み過ぎですよ。」
名鉄バスセンターを発着する長距離路線は盛況のようで、福井行きは2台による運行となる。
なぎ「…で、どうなんだ?」
めぐ「またバス乗換なんだけど、…バス変わるのよ。」
本日の最終目的は、あま市で2013年から行われている『あまつり』。会場へのバスがあり、七宝鷹居グラウンドとあま市七宝庁舎からそれぞれ出ている。七宝鷹居グラウンドから乗る場合は岩塚ルートを、あま市七宝庁舎から乗る場合は安松ルートを選択することになる。会場へのバスは夜8時が最終であり、時間的に予断を許さない。(他にあま市役所本庁舎と甚目寺庁舎から発着するが、今回のルートとは外れる。)
めぐ「…ギャンブルしよう?」
なぎ「…ギャンブル?」
めぐ「せっかくなら乗れるだけ乗っておきたいし。」
岩塚ルートを選択し、鷹居から歩くことに決定。
あい「あ、もう戻れない…。」
6.名鉄バスセンター19:10発→鷹居(19:39)19:45着 路線バス・岩塚ルート津島行き 名鉄バス1445
乗るのは緑色のバイオディーゼルラッピング車両。2004年式とあって(後方は特に)背もたれが低い。車いすの客と、ほぼ座席が埋まる程度の一般客が乗車。
めぐ「本当、…どうなるか。」
なぎ「お前がわかってないんだろ。」
岩塚ルートは下広井の交差点を右折。愛知大学前を過ぎ、名駅通を少し進んだ名駅南五丁目で右折。夜明かりが美しい黄金跨線橋を渡り、名古屋高速5号の高架下にあたる県道115号を津島方向へ進む。地下鉄岩塚へ…。
さく「…いいの?」
なぎ「もう最後まで行くしかない。」
万場スバル前でまとまった数の一般客と、車いすの客が下車。バイオディーゼルラッピング車はノンステップ式ではないため、やや手間がかかる。そこからはコンスタントに降車客がいる。名古屋西ジャンクションでの情報は見ることができなかった。
めぐ「…これ一般道のほうがきついかも。」
1990年代の名鉄バスは窓が黒サッシとなっているものが多かった気がする。ところが2000年代から投入され始めた低床車両の窓は、その多くが銀サッシとなった。2012年あたりからは再び黒サッシに戻り、2021年現在は津島営業所でも新車で多く見かける存在となった。
2004年式のバイオディーゼルラッピング車両は、降車ボタンがグレー系の丸型。少々世代が古いのか、押すとブザーとして鳴る。この車両は2021年時点で、少なくとも名鉄バスに現存していない。
鷹居で降りよう。運賃は安松と同じく310円で、ICカードを利用。
なぎ「さあ急げ!」
めぐ「わかってるけど…!」
会場へ向かうバスが発着する七宝鷹居グラウンドは少し離れた位置にあった。ところがグラウンドを前にして、バスは発車してしまった…。
なぎ「間に合わなかったか…。」
あい「…そうでもないかも。」
とりあえずグラウンド前に設けられたバス乗り場へ。会場へのバスは夜8時が最終だったはず。
ひな「…ありました!」
さく「あった?」
(つづく)