2021年7月の鉄道小話 その1

 地下鉄鶴舞線直通用に投入された名鉄100系。初期型はリニューアル工事を受けて、走行機器も抵抗制御からインバーター制御に更新。さらに電動車比率も概ね1:1に下げられている。そうなれば次は中期型で、そちらも登場から30年が経過する。

 名古屋市交通局が新車を投入し、名鉄は既存車両をリニューアル。…要するにそういうことだ。ところで名鉄100系は、その内装に"サロン風"と書かれた文献があった気がしないでもない。そこでリニューアルした初期型の内装を見ながら、中期型を"サロン風"に仕上げようか。


 地下鉄らしく20m級4ドア、オールロングシートとなっている。そこへ固定窓と横引カーテンが備わっていたからこそ、どこかの文献に"サロン風"とあった所以だろう。初期型リニューアル後もそれらは維持されたことから、中期型へ施す際も維持されることだろう。

 車内照明は消費電力の少なく長寿命なLEDに統一させたい。全車両への車椅子等スペースも必要だ。加えて"サロン風"を体現すべく、暖色系のモノを採用。初期型も床面や壁面は張り替えられたのだが、車端部の壁面だけでも木目模様にできれば完璧だ。


 名古屋市交通局が投入した新車との格差を可能な限り解消すべく、車端部には小型の液晶画面式案内装置を取付けよう。モノは1000系や3500系のリニューアルで採用されたものでよろし。固定編成であることから、号車表記は固定式となる。

 つり革は三角型に交換されている。そしてフリーWi-Fiをも求めるとして、名鉄用と地下鉄用でどちらを選択すべきか。そしてこれらの改造等は、中期型以降は中間増備車両にも施したい。



 行先表示も6000系三河線ワンマン車両や3500系と同様、当然のようにLED式へ交換。方式は名古屋市交通局に準拠する。
(おわり)