2015年8月15日(土)午後4時52分 岐阜県土岐市・土岐よりみち温泉

 1人合計1030円を支払い、外に出て改めてテラスゲート土岐。温泉のほか、地域の観光物産施設の『まちゆい』。スーパーセンター『オークワ』がある。
めぐ「…買うかな?」
さく「あ、ペットボトル?」


(現)養老の自然水(スーパーセンターオークワ) 70円
(現)緑茶(スーパーセンターオークワ) 50円
 スーパーセンターにセルフレジがあったので使ってみる。この手の店で買うペットボトル飲料は、価格が安いのがうれしい。


 さあ、アウトレットまで歩いて戻ろう。夕方になってやや涼しくなるものの、まだまだ暑さは残っている。
めぐ「急ぐよ。」
なぎ「わかってる。」
ひな「また…、汗かいちゃいますけど。」
めぐ「それはもう…、わかってる。」


 来た道を10分ほど歩いて戻ってきた。相変わらず満車状態の続く駐車場を横目に、バス乗り場へ。
めぐ「…外から1枚逃してた。」
さく「さっきのでいいんじゃなくって?」

 バス乗車位置はやや不親切。最初に来る東濃鉄道の一般路線と、5分後の名古屋行き高速路線と分けられていない。まだ早かったのか誰も並んでいない。
めぐ「私並んどくから、もうちょっとだけアウトレット行っても…。」
ひな「いや、私に並ばせてください。」
なぎ「…いいのか?」
ひな「先輩にだけ並ばせても…。」
めぐ「じゃあ、…一緒ならいい?」
ひな「はい!」
なぎ「何気に巻き込んだな…。」
めぐ「…そっちは?」
あい「…5分で回るコースで。」

 これから乗る『土岐プレミアム・アウトレット号』は通常の近距離路線と異なり、2015年時点では中長距離向けトイレ付車両を使用。前年に復刻カラーの車両が用いられているのを確認しており、トイレ付き車両であったため目的に加えたのだ。

 元々は復刻イベント用(昭和40年代,同60年代)とされ、イベント運転後も塗戻されることなく共通で中距離路線に就いていた。最終的にはそのまま、車両としても現役を全うしたらしい。
なぎ「そういうわけだな。」
あい「…ただいま。」
ひな「おかえりなさい。」
さく「結局あんまり買いたいのないから、見て終わっちゃった。」


 夕方5時半を回り、日も着々と傾きつつある土岐プレミアム・アウトレット。バスを待つ列もやはり長くなってきた。まずは多治見駅へ向かう一般路線から発車すべく、東濃鉄道の車両が入ってくる。
めぐ「行き乗ったのと違うかな…?」
ひな「色は同じですよね…?」

 多治見駅へ向かう客は少ない。車両そのものは三菱ふそう製の大型車両で、これまた新車らしい。メーカーは異なるが、金沢周遊バスのように床が木目調となっている。
あい「そうなの?」
なぎ「そう言うんだよ…。」
めぐ「なんか、落ち着かない?」


 多治見駅へ向かう一般路線車両が発車。それに続いて入ってきたのは、型の新しそうなエアロエース。名鉄バスでこのタイプは数あれど、長距離路線メインという都合からか乗車は初めて。
めぐ「さっきアレ見てるけど。」
なぎ「え、あんなのあったか?」


5.土岐プレミアム・アウトレット17:40発→名鉄バスセンター(18:41)着 高速バス土岐プレミアム・アウトレット号/名鉄バスセンター行き 名鉄バス2114
 座席は補助席のない4列ワイドシートであり、しかもコンセント付きという長距離向け豪華仕様。ところがアウトレット号など定員を重視する近距離路線の場合、このようなグレードの高い車両は不利となってしまう。ほぼ座席が埋まって発車。
あい「…こういうの好きなの?」
めぐ「色々好きで…、今度またバス乗っていこうかなって。」
あい「……。」
めぐ「ああ…、ごめん。」
あい「…あんまり近くでこういうことないし。」

 東海環状自動車道、土岐南多治見から高速に入る。渋滞は音羽蒲郡から豊川までの5km20分ぐらい。通常の運用と異なるためか、自動放送といったものは何もない。前方の液晶画面も起動せず、小さなパンフレット類が張り付けられているだけ。
めぐ「…眠かったら寝ていいけど。」
あい「…どうして?」
めぐ「…疲れてない?」

 程なく土岐ジャンクションに至り、ここからは中央自動車道を進む。ジャンクションそのものは結構入り組んだもの。バス前方の日よけは、スイッチ1つで上げ下げする。渋滞の情報はない。
あい「私って仲間とか…、友達になれてる?」
めぐ「どうして?」
あい「…わかんないけど。」
めぐ「…みんな同じっぽいこと言ってる。」

 多治見からは往路と同じルートをたどる。渋滞は岡谷から諏訪が1km程度。桃花台は停留所として設定がなく、出発から25分ほどで小牧ジャンクションへ。名神高速は瀬田西から京都東が、渋滞5km10分と表示。東名高速の渋滞は3kmに縮小しているようだ。
めぐ「…今日、あんまり混まないのかな?」
あい「でも…、スムーズとか。」
めぐ「特に急ぎたいわけじゃないし、…一応。」


 小牧からは名古屋高速を通る。情報は16号一宮線の落下物ぐらい。11号小牧線から1号楠線に入り、辺りも都会の様相。左にはナゴヤドームが見える。日の長さも短くなってくる、8月15日の名古屋市内。

 東新町で高速を降りる。豊明から先で渋滞があるとの表記がある。少しして栄に着き、3分の1ほどが下車。見たところ、愛知学院大学行きが結構な乗車ぶり。イオンモール名古屋茶屋へ行く人は全くいない。
あい「…もう着くの?」
めぐ「もうちょっと。」
さく「…?」
あい「もうちょっとだって。」

 ペースとしては速かったものの、やはり名古屋市中心部で流れが悪かった。錦通本町と伏見町も、停留所として設定がない。

 

 名鉄バスセンターまでかかった時間は66分であった。これは時刻表より5分遅く、運転手による見込よりは4分早い。運賃は栄と同額で、片道800円。長距離路線向け車両とあって現金のみの扱いである。多治見(金岡町4丁目)と額面があまり変わらないのは、正直よくわからない。


 実はさらに最終目的があり、あま市で2013年から行われている『あまつり』。名鉄バスの路線から特設駐車場へ歩き、無料の連絡バスに乗り継いで会場へ向かっている。その話は…、時間等の都合上またいずれ。(2020年は開催されなかった。)
(~熱いぞ!多治見~ おわり)


「さて2015年当時、休日および特定日に運転されていた『土岐プレミアム・アウトレット号』について。その後は毎日運転されるようになったためか、車両も近距離用が使われているようです。これはこれで乗ってみたくなりますけど…、実際は見ていないのでわかりません。なお2021年現在、運行は休止となってますのでお間違いなく。それと…、たじみそ焼きカレー。あったら食べてみたい。」