2015年8月15日(土)午後0時9分頃 岐阜県可児市・桜ヶ丘4丁目を出発

3.桜ヶ丘4丁目12:09発→多治見駅北口12:26着 路線バス/多治見駅北口行き 東濃鉄道バス
 名鉄バスに多い三菱ふそう製のワンステップ車両で、見たところ他に誰も乗っていない。ICカード類が何も利用できないので、入口で整理券をとる。また東濃鉄道の車両には、法律上必要なナンバープレート以外に車両番号が割り当てられない。
さく「生き返った~。」
ひな「先輩、意外と鬼ですよね…。」
めぐ「でも…、ごめん。もうちょっと我慢して。お昼にしっかり…、しようかなって。」

 今回は現金利用が多くなることもあって、ある程度まで両替しなければならなかった。席を立ったところバスの停止中にするようにと、運転手に1回止められる。
めぐ「…なんか毎回怒られるみたいな?」
なぎ「わかったから落ち着けよ。」

 多治見市に入り、旭ヶ丘中央でようやく2人が乗る。たまたま少ない時間だったのか、今日が8月15日であるためなのか…。ともあれ、バス会社の収益にわずかながら貢献した一行であった。
あい「終わってない。」
めぐ「終わってない。」


 明和団地と名鉄緑台、名鉄緑台中央で1人ずつ乗車。長瀬団地口までは往路と同じルートをたどる。道路からの角度が悪く眺めがよろしくなかったとはいえ、下り坂最高!
さく「なんかどっかの自転車旅みたい。」
めぐ「でもいいよ、下りって楽だし。風も気持ちいいし。」


 下った先でルートを別にし、金岡町4丁目は経由しない。その後は片側2車線の国道19号と交差する。幹線国道にじっくり触れられるのは…、もう少し先の話。


 そして多治見駅北口に入り、桜ヶ丘4丁目からの運賃は390円。ついでに皐ヶ丘9丁目からの運賃は450円であるため、60円浮かせたことになる。バスはラッピングを纏っていた。
なぎ「そりゃ暑いよな…。」


 多治見駅の北口は開発途上。さて、今日の昼食は?
めぐ「また…、焼きそばあって。」
ひな「焼きそばですか…。」
あい「暑いとこで辛いの食べて汗をかく的な?」


 焼きそばの店に行くため、とりあえず自由通路を渡って南口へ。こちらは橋上駅化以前に出入り口があったため、やや栄えた印象がある。
めぐ「…もうちょっと前だったら39℃いってたんだけど。」
ひな「いや、来ちゃダメでしょうよ。」
めぐ「大丈夫、水分と塩分のある程度持つし。」


 さらに道路を挟んで反対側へ渡り、バスロータリーを見る。
めぐ「あ、そうそう。食べたらまたバス乗って、アウトレットの…。」
あい「プレミアム・アウトレット?」
めぐ「一応、そこ行こうかなって。」


 腹が減っては戦はできぬ。まずは店を探そう。
めぐ「商店街…、にあるはずなのよね。」
なぎ「…さてはあんまり調べてないな?」
めぐ「調べたよ!」


 市内にいくつか店がある中、今回調べて選んでいたのは駅に近い店。例のごとく、歩き回る時間を短くするためだ。多治見の焼きそばは辛みのきいたみそ味で、値段は500円程度。
さく「焼きそば美味しいよね。」
あい「…涼しいとこは?」


 選んだのは駅に近い店…。
めぐ「…どこ?」
ひな「…先輩、迷いましたね?」


 もう1度探してみよう。調べたところでは、駅前の商店街にあるはず。もう1本道があるので、そちらも…。
なぎ「……。」
さく「……?」
あい「…これ本当にいいの?」


 駅前に戻ってきてしまった。気温は34.4℃と、それほどではない。
めぐ「…これおかしいよね?」
さく「もう1回調べ直したら?」


 調べたところ、この商業施設にも焼きそばの店があるとのこと。
なぎ「本当、アイツいたら文句いっぱいだったろうな。」
さく「ある意味、今日いなくてよかったかもね。」


 中に入ると古めかしい印象。飲食店街はスーパーとともに地下にあり、焼きそばの店もある。
ひな「…ここ?」


 ということで、『純』に決定。休憩をかねて昼食としよう。
あい「次ってアウトレットのだよね?」
めぐ「アウトレット行くバス乗るよ。」
あい「アウトレットで…?」
めぐ「見るぐらいで、その近くに温泉できたじゃん。」
なぎ「ああ、そういうのあったっけな。」
めぐ「そこ入って、…まあ帰りがまた楽しみなものなのかなって。」
なぎ「バスだな?」



(現)みそ焼きそば(純) 580円
 『たじみそ焼きそば』はコクのある中に辛みが来るのが特徴。かつおダシが利いた独自のものとあったが、…確かにそうかも。
めぐ「みそ味の焼きそばはもっと広まるべきだと。」
さく「そういえばあんまりないね。」


 みそ焼きそばをおいしくいただいたため、乗るバスの時間が14:10発と決まった。これは想定内。
さく「…時間が余った。」
めぐ「…ゼリーもらっていい?」
あい「ゼリーはその携帯の?」


 何か冷たいものをと考え、駅前にあったauショップへ。店に来るとゼリーがもらえるというキャンペーンを行っていた。受け取ったゼリーはさほど冷えていない…。
めぐ「…これスプーンない。」
ひな「…どうやって食べるんですか?」

 まだまだ時間に余裕があるので、商業施設の地下に戻ってスーパーでカップカキ氷を購入。



(現)古都の氷菓・しろ(センタンアイスクリーム) 84円
(他)竜宮城ぷるぷるゼリー(auショップ多治見駅前) 0円
 この手のカキ氷はシロップが何味だろうと、宇治やミルクといったもの以外は味が同じだとかいう。一方でauのゼリーはソーダ風味。カキ氷と混ぜるのもいい。
めぐ「…キンキンしてきた。」


 

 

 


 ところでゼリーは竜宮城。多治見で竜宮城とは…、まさかこの時すでにフラグを!?多治見での物語は語り継がれていく。
(つづく)