2017年1月10日(火)午後7時14分 静岡県駿東郡小山町・足柄サービスエリア
これも広大な駐車スペースをもつ足柄。バスは専用スペースが確保されており、JR東海バスもここに入った。
もも「…もう、終わったら最後まで寝させてもらうわよ。」
さく「さっきまで寝たじゃん。」
もも「寝たけどさ?明日だって休みじゃないの。」
中日本エクシスが展開する『エクスパーサ』である以上、もちろん設備は充実し店舗も多く規模が大きい。まずはトイレに入っておこう。
めぐ「これだけ大きいと消化できないよね。」
なぎ「まだ食うのか…。」
めぐ「あんまり主食系なくって、あったら欲しいかなって。」
今日はここまで途中休憩箇所にて、必ず何かを短時間のうちに買っていた。もちろん車内持込を前提としており、汁気モノは避けている。東京ではおにぎりと唐揚げを買っている旅行班。さあ、今度は?
さく「買うよーーー。」
もも「あ、ちょっと!勝手に誰かの台詞パクらないでよ!」
遅い時間とあってか、テイクアウトコーナーにあまりモノが残っていなかった足柄。主食系が乏しいとはいえ、必ずしも欲しているわけでもない場面。その結果で選んだのはこの3品。
(現)味噌串カツ(エクスパーサ足柄下り/柿安柿次郎) 200円
そもそも『柿安』という"肉の店"が扱う以上、肉のグレードが高くなくてはいけない。味噌と共に串カツがなかなか美味しく、高価格に恥じないものを見せてくれた。
(現)カレーコロッケ(エクスパーサ足柄下り/柿安柿次郎) 172円
カレーコロッケと言うのは"カレー味のポテトコロッケ"でいいのだろうか?それはともかくとして、なかなかのモノは頂ける。それが『柿安』という"肉の店"。
(現)大きな牛肉コロッケ(エクスパーサ足柄下り/柿安柿次郎) 194円
とにかく大きい。カレーコロッケの2倍は大きい。そのままでもおいしいのが『柿安』という"肉の店"。加えて、串カツの味噌をつけてもおいしい。
さく「美味しいってばっかりじゃん。」
めぐ「まあ…、言葉とか思いつかないもん。」
さく「それで主食系よかったの?」
めぐ「考えたんだけど、那須高原でアメリカンドッグ食べて。そこから羽生でしゃも焼もあるから、小麦粉は結構入ってた。」
36-2.足柄SA19:28発→遠州森町PA休憩 直行新東名スーパーライナー19号/名古屋駅行き 747-14951
暗闇の下において、明るく照らされたサービスエリアを出発。しばらくは、やはり明るく照らされている東名高速を進んでいく。なんとなく今日手薄な米を口にしたかったため、足柄では主食系を思い浮かべてしまった。
さく「…変なラジオっぽいけど寝ちゃっていい?」
めぐ「…いいけど、別に。」
午後7時34分、御殿場から新東名高速に進む。東名高速ルートとはここから分かれており、そのまま名古屋駅まで顔を合わせない。新東名高速ルートは首都高速の混雑を引きずっており、この時点で15分ほど遅れている。
施設規模に対して駐車スペースが手狭なことで有名となってしまった、ネオパーサ駿河湾沼津。普通車が集まる昼間に対し、この時間は大型車両用スペースが満車となる。見るからに大型トラックが多いが、観光要素の強いネオパーサは大丈夫だろうか?
さく「こういうのって24時間開いてるし、何とかなるでしょ。」
あとは景色も見られないので、寝たり起きたり考え事したりと時間が過ぎる。島田金谷からは名古屋までの所要時間が登場し、90分と出ている。途中のインターバルは残り1回、風もまた吹き始めた。
さく「…揺れてるねぇ。」
新静岡から森掛川の間は最高速度110~120km/hに引き上げられるという。標識は現在と同様にLED可変式になるのだろうが、3桁の表記に対応するのは名港トリトンや東海環状自動車道等と少ない(いずれも一般国道扱い)。
2017年度以降に施行された際、車種別に最高速度が併記される方式を採用。大型貨物,三輪,けん引は最高速度を80km/hのまま引き上げず、速度差が拡大。さらに2020年以降は御殿場ジャンクションから浜松いなさジャンクションまで、実に145km連続で仕上がっている。
遠州森町で最終のピットイン。往路と同じくバス専用スペースに入った新東名スーパーライナー。
もも「もう…、私いいわよ。」
なぎ「ここまで結構頑張ってたもんな。」
もも「アンタこそここまで…、ね?」
上下線で別々だがコンセプトは共通化しており、宿場の建物をイメージしている遠州森町。こちらには24時間営業のコンビニ(デイリーヤマザキ)が入っているので、夜間でもある程度のものを調達可能。
それにしても新東名高速の休憩所、夜は大型トラックばかりスペースを埋め尽くしている。
さく「これだけ並ぶと圧巻っていうか…。」
もも「入れないってのが迷惑なんじゃなくって?」
建物を通り抜け、小型車用駐車スペースに出てきた。大型車用とは完全に分けられており、こちらは車が少ない。
さく「…あれ?」
もも「…やんないわよ?」
めぐ「…なんか飽きちゃった。」
ただ、せっかくだからと少々購入。遅れないうちに、バスへ戻ろう。
めぐ「窓側いいよ、座って。」
なぎ「え…、お前いいのか?」
めぐ「いいよいいよ、ずっとも外見てきたし。…もう見れないから寝ようかなって。」
36-3.遠州森町PA21:09発→名古屋駅新幹線口(22:34)着 直行新東名スーパーライナー19号/名古屋駅行き 747-14951
さあ泣いても笑っても、これが今回の最終スティント。
なぎ「…やっぱりやるのか。」
もも「そりゃそうよ、最後まで油断は禁物。」
(つづく)