おまっとさんでした。

 その昔『スーパーマリオRPG』のCMで使われた歌詞を、独自でアレンジしようとした。


 …出てこんのかい!
「スーパーファミコンが4000円安くなるクーポン券つき!」
「いや、スーパーファミコンもう製造してないし。」



「2012年以来、5年弱ぶりとなる東北旅行も最終日を迎えます。前年も仙台は触れていますけど、あくまで北海道への通過点でしかありませんでした。さあ、仙台からの長い帰り道。最初に渡したものは何でしたか?」


2017年1月10日(火)午前6時32分 仙台市青葉区・仙台一番町

(現)休日9時間パック(快活CLUB仙台一番町店) 1人合計2160円
 出発時間に合わせて、昨日より遅い時間から始める旅行班。同じ9時間パックとして扱われ、休日は2057円に加えて103円追加となる。これは利用時間に応じて、自動的にパック料金へと切り替わるためである。累積ポイントは利用していない。
さく「雨も降らないことだし。」
もも「もうこの傘いらないんじゃない?」
めぐ「いや…、せっかく買ったんだし持ち帰って予備とか。」


 とりあえずは仙台駅に向かうため、昨夜と同じところから地下鉄の駅へ入ろう。夜明けを迎える1月の仙台市中心部、最終日に晴れてよかったものだ。



(現)仙台市営地下鉄運賃:勾当台公園→仙台 200円
(現)ファミマの天然水・津南(ファミリーマート) 100円
 地下鉄はICカードが直接接触か、現金同様の券売機購入かというどちらか。とりあえずはひととおり記録に残せたかと思う。そして水分も忘れてはならない。

31.勾当台公園6:40発→仙台6:43着 富沢行き 1115
 平日の朝。郊外の住宅街から出ている以上、通勤利用が多いのは当然。乗車時間も短いので、座れずとも問題ない。
さく「…はい。」
なぎ「…何も言う気ないな。」


 地下通路が延びている仙台駅。天候問わず役に立つ、長い通路を進んでいく。昨日と異なり、今日は持参した荷物を全て身に付けている。
もも「ほら、言わんこっちゃない。」
めぐ「わかってるんだけどね…、後半きつくなるし。」


 東口のバス乗り場へ向かうため、左右に分かれる箇所は左に進む。ここからは、階段やエスカレーターによるアップダウンが目立ってくる。


 地上に出ず、地下街のようなところに出てきた。朝7時前という時間に開いている店はないだろう。
さく「…札幌の地下街じゃないよね?」
なぎ「札幌じゃないだろ。」


 さらに地下を進むと、まさしく通路らしい雰囲気になってくる。照明もどことなく薄暗い。
さく「コレも競走とか面白いかも。」
もも「やめなさいって、そういうの。アンタらやって怒られたら?」


 東口のバスターミナルに向け、案内に沿って行けば大丈夫だろう。通路そのものはまだ続いている。
めぐ「ここでよかったかっけ?」
もも「そう書いてあるんなら、いいんじゃない?」


 エスカレーターを上がっていく。側面がステンレスとなっているタイプなので、照明が反射してややまぶしい。
さく「…なんかまだ眠いんだよね。」
なぎ「…寝させてくれやいいけどな。」
めぐ「…え?」
もも「アンタはアンタで景色見とけばいいってこと。」


 まだ日の出前で薄暗い、1月前半の朝7時。時間に余裕をもつのが当然だったとしても、さすがに早かったか。
めぐ「なんか…、いいよね。冷えてるし。」
なぎ「…お前は何を言ってる?」


 とりあえず何か食べよう。
さく「…うまいはやいやすい。」
めぐ「…そうなるね。」


(現)牛丼(吉野家) 並380円
 うまい,はやい,やすい、これ以上の何を牛丼に求めようか。朝専用のそぼろ丼とは、一応迷った上での選択だ。
さく「一応だけど…、ここからの予定ってことで。」
もも「ああ、ここからバス2本で帰るっての?」
めぐ「バス乗って景色とか…。」
もも「アンタ、バス乗れたらそれで満足してんじゃない?」


 そう、最終日はバス2本を乗り継ぐもの。1本目は仙台から東北自動車道を南下し、バスタ新宿へ向かうという。青春18きっぷの日数より多く予定を組んだのは、バスに乗りたいためでもあったのだ。
もも「…まあいいけど?最初にいつものヤツとまとめてもらってんだし。」
なぎ「…絶対自分で組む気ないだろ。」
もも「…そんなもん、アンタらになんか勝てっこないもん。」
さく「じゃあさ、バスタ新宿わかる?」
もも「それぐらいはね…、バスターミナル縮めてバスタ。このブログもバカしかいない…。ふふ、ははは…!」


 夜が明けた仙台。バスによる大移動が始まりを告げた…。

(つづく)