相変わらず個人の主張がメインとなる"鉄道小話"。新規でカテゴリを作ったほうがいいのかはさておき、今回の私案はJR東海在来線の優等列車。名古屋発着便の号数を、系統ごとに法則性を持たせるとどうなるか。以下、一部快速も優等列車とみなして記載する。
(CA:東海道線系統)
北陸新幹線敦賀開業の際、(豊橋~)名古屋から敦賀の交通体系は事実上完成形へ至る。交通体系の変化も生じることだろう。個人的には豊橋発着の新快速を、敦賀へ延長運転させたいと繰り返し要望している。号数については本数が多く複雑化すると思われるため、別で記載したい。もしくはすでに記載したのか…?
(CJ:関西線・伊勢系統)
名古屋~伊勢市・鳥羽:1~26号
名古屋~新宮・紀伊勝浦:31~38号※1
名古屋~伊勢市・鳥羽(臨時):51~60号
名古屋~熊野市・新宮・紀伊勝浦(臨時):81~88号
名古屋~鈴鹿サーキット稲生(臨時):90~99号
鈴鹿サーキット稲生~津(臨時):190~199号
名古屋~伊賀上野・奈良(予備):201~204号
名古屋~亀山:300~317号
※1:本数の多い参宮線直通便を基準とするため、紀勢本線南部直通便の号数を見直し。
ということで、競争性の高い伊勢方向から述べてみよう。現状は参宮線直通の快速『みえ』がメインとなっており、そちらをメインにしたい。特急への格上げも視野に入りつつ、料金面での競争性も考慮。そのため指定席付きの"新快速"としたい。
メインから外れた形の『南紀』は日によって2両編成で運転されるなど、特急としては需要も縮小傾向らしい。そのためこちらも指定席付きの"新快速"とし、号数についても30号台へ再編しよう。何せキハ75の活躍機会も、優等列車らしく持たせたい。
臨時便の設定目的は様々。観光の繁忙期向けのみならず、金曜夜間の帰宅便もある。
それ以上に明確なのが鈴鹿サーキットだろう。F1日本グランプリ開催の際は臨時列車が多数運行され、全席指定の特急も設定される。そちらは90号台を割り当ててみたが、足りるだろうか…?(2020年は開催されなかったため、臨時列車の設定もなし。)
もしかすれば80号台も、鈴鹿サーキット稲生を発着する臨時便に割り当てたほうがいいかもしれない。そうすると、臨時『南紀』は70号台か。
鈴鹿サーキットの臨時便は名古屋方向のみならず、津へも途中無停車で快速が設定される。鈴鹿サーキット稲生では折り返しできないため、四日市から津まで通し運転することとなる。
変わったところでは2016年5月、津から高茶屋へ臨時快速が1本運行された記録アリ。伊勢志摩サミットの警備関係者向けとあった。
廃止されて以降、現在まで設定されていない奈良発着『かすが』にも割り当ててみよう。200号台が適当か。伊賀上野なら大阪方向共々、それなりに直通需要は見込めるかもしれない。現在運行される亀山発着便(全席自由,一部便ワンマン運転.四日市~亀山各駅停車)は300号台とした。
…熊野市花火のことを忘れてるかも。まあ、100号台は空いている。(こちらも2020年は開催されず、臨時列車の設定もなし。)
(CG:高山線系統)
名古屋~高山・富山(定期特急):1~20号
大阪~高山(定期特急):25・36号
名古屋~高山・富山(臨時特急):71・81~98号※2
名古屋・岐阜~高山(快速):100号台
高山~富山(快速):200号台
※2:名古屋発が早朝となる臨時特急の61号は設定目的が異なるため、71号へ変更後も従来と同様に分けて扱う。
高山方向は特急の本数が多いため、特急が全席指定になろうとも基本は変わらなさそう。大阪発着便も1往復設定し、名古屋発着便とは併結することから連動させつつ。重複を回避させなくてはならない。
臨時便も同様。多くが行楽繁忙期用なのに対し、名古屋発が早朝となる1本は設定目的が異なる。このために61号と分けられており、71号へ変更後も従来と同様に分けて扱いたい。
実のところ、本命は快速の設定だったりする。特急の(臨時を除く)停車駅を一気に整理し、途中駅に停車する便として設定。何せキハ75の活躍機会も…(以下略)。岐阜発着便を設定するのは、一部を2両編成でワンマン運転とするため。
高山から富山へ抜ける便も、快速として設定しようか。こちらはJR西日本が"飛び地"となるため、JR東海への移管を見越す。
(CF:中央西線系統)
名古屋~長野:1~28号
名古屋~白馬:81~84号
名古屋~中津川:101~106号※3
名古屋~多治見・瑞浪:201~206号※3
名古屋~瀬戸口:301・302号
※3:ホームライナーから特急へ格上げ。
最後は中央西線系統。こちらは従来の特急『しなの』が基準となり、本数等もあまり変わらなさそう。むしろ気がかりなのは383系振り子式車両であり、リニューアルさせるか新車へ置き換えるか。新車ならば、車体傾斜方式をどうするべきか。
だから名鉄『ミュースカイ』の車両に余裕が生じている現状、それを用いて各種試験を行えればよかったのだ。空気ばね式の車体傾斜装置もそうだが、走行性能そのものも異なる。臨時便へ充当する際、列車名を『つがいけ』とかに変えてみるのも面白そう。
そして平日のホームライナーも特急へ格上げしてみる。中津川発着は100号台、多治見や瑞浪を発着する便は200号台でどうだろうか。さらに新規で、愛知環状鉄道へ乗り入れる便も1往復考えてみた。
383系で運行される便ならそのまま『しなの』、313系8000番台使用ならば『つがいけ』…。なんじゃそれ、長野県らしい列車名なのに岐阜県までで完結する。それどころか、岐阜県すら入らない便って。
…ああ、これもようやく消化できた。こういうのって、考えているうちに面倒くさくなって放置するんだ。
(おわり)