JR名古屋港線は山王信号場にて中央西線から分岐する、JR貨物の路線。東海道本線の支線となっているものの、東海道"本線"とは接していない。付近の『ナゴヤ球場正門前』がナゴヤ球場の最寄であることから、1994年までJR東海が臨時駅を設けていた。

 線路は『ららぽーと名古屋みなとアクルス』の位置する港明地区を経て、名古屋港(なごやみなと,地下鉄の駅とは異なる)まで続く。現状は週に3往復だけ、レールの輸送が行われているに過ぎない。(以上、当ブログにて既述している。)


 最近になってどうも変な話が浮かんできた。とあるブログによれば、週に3往復のレール輸送が廃止されるかもしれないと…。


 ネックなのがJR貨物の路線であること。このためにレール輸送用のキヤ97を直接乗り入れられず、わざわざ機関車けん引で乗り入れなければならないという。しかも2021年3月改正で液体式ディーゼル機関車が、JR貨物の定期運用から引退している。


 効率化の観点ならばやむを得ない判断だろう。さらにこの路線、まとまった幹線道路を跨ぐように踏切が設けられている。週に3往復ならば問題にならないだろうが、旅客化となってはまとまった本数が運行される。新時代『令和』になって早3年目。まさか"開かずの踏切"が出てくるのもおかしい。


 ただこの港明地区。東邦ガスの工場跡地を『ららぽーと名古屋みなとアクルス』のみならず、住宅地としても再開発が進められている。地下鉄があろうと、港明地区と『名古屋駅』を直通する需要はあるはずだ。

 さらに路線が全面休止となれば、新たな用地を確保せずとも踏切部分が高架化できそう。現状は非電化の単線で、新規で電化もできる。運行間隔は不覚的要素が強いものの、複線化までは深く求めないでおく。


 電化再開業後の車両については、現在あおなみ線(名古屋臨海高速鉄道)で主力の1000系を用いればよさそう。その際一部がJR中央西線にかかっているので、JR東海からも313系や315系を一部乗り入れて調整したい。

 第3セクター転換後にレール輸送を復活させるならば、キヤ97を導入するするしかなさそうか。

 

(YouTube動画より引用)

 …と思われたところ、新型のDD200機関車が乗り入れたことを動画で確認。これでしばらくはJR貨物によって、JR東海のレール輸送を継続すると見ていいだろう。
(おわり)