2012年『東北旅行日記』の続きです。
「今回からは2017年の南東北旅行を見ていきましょう。東京から福島、米沢を経て高畠の温泉を気にしつつ山形。2日目は仙台へ向かいます。翌日は新規開通ルートで女川、BRTを乗り継いで気仙沼。…といったものです。さあ、どうなる?」
「…ってか、またこの画?」
「だって、他ないもん。このメンツじゃ。」
「まあ、全部まとめたって。結構時間かかるんだし。」
2017年1月8日(日)午前4時50分 東京都千代田区・神田アクアハウス江戸遊
(現)神田アクアハウス江戸遊・サウナ6時間コース 1780円
昨年の北海道旅行が実質東京都内発4泊5日だったように、今回も実質東京都内発2泊3日。深夜コースとなる23時以前に入ると、それまでに退出しなければならない。そのため、早すぎてはいけなかったのだ。延長料金なしで退出したところで、改めてスタート!
もも「朝5時に出ようなんてさ…、これでまーた時間余るってわかってんのに。」
さく「はいはい、悪うございました。」
めぐ「まあ…、ね?」
もも「アンタがいけないのよ、こういう時間の使い方とか。」
幽霊坂を上がったところから見下ろそう。1月の朝5時前とあって暗く、荷物搬入用と思しきトラックが停まっているだけで静まり返っている。後で調べれば、大正時代までは別の坂と一続きだったそうな。
ニコライ堂も押さえておこう。
さく「…これさ、明かりが明るすぎてよくないんじゃない?」
聖橋口には窓口係がいなかったので、御茶ノ水橋へと回る旅行班。幸いにも時間の余裕は持たせていたので、辺りを少し見て歩こうか…。
めぐ「…朝どうしようね?」
なぎ「そば、あったんじゃないのか?」
めぐ「なんかね…、米食べたいのよ。」
さく「じゃあ、牛丼とか。」
もも「そこ店開いたばっかりにさ…。」
(現)JR乗車券:御茶ノ水→神田 140円
御茶ノ水橋口にも窓口係がいなかったので、神田までの乗車券をどういうわけか指定席用券売機で購入。実際はIC利用と比べて7円高くなる。3kmまで初乗り扱いであり、東京駅まで同額のはず…。
もも「…てか、普通に買えばいいのに。」
なぎ「時間持て余したんだろ、どうせ。」
3.御茶ノ水5:08発→東京5:12着 普通424T/東京行き モハE233-415
思ったよりも早すぎるぐらいに乗り込む、中央快速用のE233系。寝ぼけ眼で乗り込み、耳にするインバーター制御音。そしてドア上の液晶画面も、すっかり見劣りしてしまう4:3の標準画質。4分で東京駅に着く。
丸の内中央口はまだ開いてなかったので、丸の内北口へ。窓口で青春18きっぷに日付を入れてもらうと同時に、指定席用券売機で購入した乗車券が回収された。
もも「…本当、普通に買えばよかったのに。」
めぐ「そうかも…。」
丸の内口駅舎の特徴ともいえる、ドーム形状をなす天井。改修工事により"復原"(JR東日本がこう表記している)されたものである。元々は戦災で焼失した後、仮復旧させたものが長らく使われてきた。
もも「やーねーって言うのなし。」
さく「いいけど…、もうちょっといい感じに入らなかった?」
何よりのお約束。丸の内口の特徴ともいえる、赤レンガ造りの壮大な駅舎。その多くは『東京ステーションホテル』となっており、なかなか格式高いそうな。
さく「こんな時間に外出歩くなんて、誰もしないよ。」
めぐ「ないね。」
もも「アンタが押さえようって言うからじゃないの、時間あるからいいけどさ。」
格式高い駅舎に相応しく、比較的小規模ながらも格式高い正面玄関。皇室専用とされるため、普段は使われないという。駅舎は重要文化財への指定を経て、2007年から2012年の改修工事により"復原"されて現在に至る。
さく「…これこそもっといい風にできない?」
なぎ「何文句言ってんだ。」
さく「いや、写真の話。」
めぐ「…場所あんまりないし、カメラ?」
反省多い屋外撮影を終え、丸の内南口から再入場。実はこれから乗ろうとしている上野東京ラインが、初電5:53発であるため時間を余らせただけである。
もも「それこそあそこで延長すりゃ、別によかったじゃないのよ。」
なぎ「遅い遅い。」
めぐ「ごめん、もう1ついいかな?」
気を取り直して、今度は山手線と京浜東北線が発着する3・4番線へ。JR東日本の電車特定区間に駅番号が導入されることとなり、駅名標に入っている。京浜東北線は大船からの通し番号(JK26、新駅予定分を含む)で、山手線は東京(JY01)から内回り方向に1周する番号。加えてJR東日本の電車特定区間独自のものとして、主要駅には空港などに用いられる3レターコード(TYO)が入れられた。
もも「…これ?」
めぐ「もう1つあって…。」
(つづく)
※神田アクアハウス江戸遊は閉業し、現在は『らくスパ1010神田』となっています。