(1)観戦チケット販売手段に恒久的な制限を課すのはやめてほしい
 2021年時点では入場数に制限があることから、ある程度チケット販売手段に制限があってもやむを得ないだろう。問題は制限が解除されて以降、むやみに制限しないだろうかということ。

 近年では各球団が独自にチケット販売サイトを設けることも多く、ファンクラブ会員などがそちらで先行購入することも可能な傾向。問題は決済手段で、基本的にクレジットカードが優先されてしまう。クレジットカード非保有者を排除する傾向でもあり、なかなか憤っている。

 さらには専用アプリへと進化させ、QRコードを表示させる電子チケットへと…。こちらも現状はアンドロイドにしてGoogleアカウントがないため、アプリを入れられないのだ。アカウントもアカウントで、他用途のアカウントと混同して管理できなくなりそうにも。(なおGoogleアカウント取得後。)

 理由としては個人情報を欲しているためで、個別に適切なレベルで特典やイベント告知などを与える狙いもあるそうで。なんとなく初心者は置き去りにされてしまう。

 そんな中で『ドラチケ』はクレジットカード専用ながら、専用端末で発券できるという。これを可能ならば現地決済に対応させてほしくて、現金不使用ならば電子マネーに対応できないだろうかと。それこそ…、auPAYはまだ?


 チケットも紙媒体のまま、チケットにQRコードを印字できるはずだ。販売箇所問わずして、印字させるだけの費用がかかるとはあまり思わない。それ以上に"もぎり"を非接触化、省力化ないし無人化できる利点が強調されている。(半券で入場数を測定するならばセルフサービスとなる。)

 それと球団ごとのチケット販売サイトについて、相互乗り入れはできないだろうか?例えば『ドラチケ』のアカウントで『タカチケット』が利用できればと。特にビジター席で発揮しそう。

 ただ約1球団だけ、チケット販売サイト等に消極的なところがあったり。それでも2021年はインターネット販売に絞って、購入時にアカウントを取得させようとした。この球団の手段で問題なのは、そもそも全日程一斉販売で集中しやすいことか。(通常時の販売手段だけは豊富に確保されていた。)

 



(2)鳴り物応援の代用手段
 スピーカーで全選手分の応援歌を流すのは福岡ソフトバンク,東北楽天,阪神,横浜DeNA,東京ヤクルト。このうち東北楽天は本拠地の都合もあり、従前からスピーカーを通じて流していた。東京ヤクルトは2021年から全選手分に切り替え、掛け声が入っていない。

 横浜DeNAは事前録音でなく、別の場所からリモートで応援団が活動している。

 読売,中日はチャンステーマのみスピーカーから流れる方式を採用。もともと中日は全選手分流す方式で2020年を開幕させ、低品質だったためか直後にチャンステーマのみに縮小。有観客解禁でいったん廃止された後、終盤からチャンステーマのみ再録音して再開した。

 スピーカーを用いず太鼓のみなのは千葉ロッテ,埼玉西武,北海道日本ハム,オリックス,広島東洋。主旋律なしではやはり物足りないので、応援歌を生かす意味でもスピーカーを使ってほしい。そこから新しいチャンステーマを作っても面白そうだ。

(※追記:所沢でもスピーカー応援を始めたそうで。)


 千葉ロッテは無観客期にチャンステーマだけ流していたような気がしたのだが、気のせいだったか?


(3)鳴り物応援を試験的に再開させるならば?
 ひとまず外野応援席に一般客は入れず、応援団も少人数で距離を取りたい。現状はまだ声を出すわけにいかないが、念のため観客数は5000人程度でどうだろうかと。あくまで試験レベル。※4月前半時点での話。
(つづく)