(1)続・JR東海313系1200番台という個人的提案

 以前述べたリニューアル案は"1010番台"と称しており、4両編成の改番対象を0番台のみとしていた。ただ私案修正を重ねるうち、1両に1か所ずつ"スペース"を設置となればどうだろうと。そうすると1000番台や1100番台をすべて含めて、1200番台とした次第。

 前期型のクハ312はトイレ横に座席があるため、それを撤去することとなれば改番させたほうがよさそう(現番号+100とした)。一方後期型はトイレ拡大と共に横の座席が廃止され、定員に変更がないことから400番台のままとした。


(2)名鉄3310系・3170系・3320系・3180系
 3300系は2005年からしばらく新規投入がなく、10年近くブランクを経てようやく増備されたもの。仕様変更が大きく、3310系と名乗ったほうがいいのではないかと。同時期に投入された3150系も、3170系と名乗ったほうがよろしいと感じたわけ。


 新機軸が多数投入された9500系は形式からして異質。そこでこちらは3320系を名乗ったらどうなのだろうかと。2両編成がなぜ9100系になるのか気になるが、そちらは3180系でどうするか。


(3)名鉄3710系

 全車特別編成だった1000系の走行危機を流用した5000系も、諸都合あってうまく活用されていない。要はそのまま単独運用しか組まず、せいぜい平日朝に8両編成となる程度だけ。

 某所で出てきたインバーター制御改造案を採用するならば、3700系に関連付けたほうがよろしいかと。ということで改造後はその派生形式、3710系を名乗るべき。…なんか3310系・3170系が合わさって、ゲシュタルト崩壊を引き起こす。


(4)名鉄6800系白帯車
 逆に一部車両を5000系に合わせるのはどうだろうか?比較的新しい6800系後期型…、といっても製造から早30年。現役続行ならばリニューアルさせる必要が出てくる。

 そこで一部編成(ワンマン非対応)の性能面を5000系レベルに引き上げ、運用上も区別させればどうだろうかと。外観上も白帯を巻くなど、目立つようにさせたい。


(5)JR九州425系
 関門トンネル向けの新車は継続審議として、それまでの"つなぎ"を考えよう。選択肢はただ1つ、415系のステンレス車体だ。そこにE531系ベースの走行機器(九州向けに性能と周波数を調整)を合わせれば…、10年ほどは大丈夫そう。

 

(ステンレス車体の415系を探したところ、画像ファイルから常磐線含めて見当たらなかったという。)

(6)JR東海303系3000番台+217系中間車両

 やはり名古屋市営地下鉄鶴舞線で余剰となった4両は、何か活用法があったはずだ。そこで日本車両製造が引き取る形でJR東海へ貸与し、各種試験用途に使用する案を考える。制御機器類や車内設備系など、すべては315系のために大改造。形式はJR九州から拝借し、番号を現番号そのままで。

 そしてこちらも敦賀直通用の新快速指定席を見越し、JR東日本から余剰中間グリーン車を購入。2階建て車両が導入可能かどうかを検証してほしいものだ。元々余剰車であり、営業運転も考慮しなくていい。…てか、この話前にしたっけ?

 



 ついでに"多目的死重"として、以前に提唱した"クヤ25-1"。こちらは315系のイメージ図(JR東海発表)で見たところ、新設計車体であることから試作製造を兼ねてのことだ。(要するにクモヤ223-9001と同じ。)

 


(7)JR東日本215系改造『Max踊り子』・『Max湘南』・『Maxかいじ』

 在来線の着席数増加を狙って投入したオール2階建て車両だが、結局のところ使用機会も限られ扱いづらくなってしまっている。普通車は快速レベルとしてボックスシートとなっており、座席そのものは東海道本線系統の有料列車としてあまり快適性に優れないタイプ…。

 加えて2021年3月改正で特急『湘南』となるため、"使い切らないまま"に用途を失ってしまう。ステンレス車体を持つ上に使用機会が限られたため、皮肉にも劣化は進んでいないと考えられる。ただし走行機器類は旧世代準拠のため、そのままでは保守面でも難あり。

 何せ後継となるのはE257系で、14両編成を組むには本数が足らない。すなわち(特急化による需要変動次第とはいえ)、着席需要には心許ないといいたい。そうなれば自ずと、オール2階建て車両を活用させたいと。

 ということで『Max湘南』。さらに日中は2階建て上階からの景色も魅力的。かつての『スーパービュー踊り子』から継承し、『Max踊り子』も登場できればと。全席指定は同じながらサービス面は"無"なので、E257系と同じく新設定の特急料金にしたい。

 景色目的といえばホリデー快速『ビューやまなし』もあり、そちらも設定がなくなる。中央東線も先駆けて全席指定特急となり、これまで快速だった富士急行直通便が特急『富士回遊』となっている。特急とするならば『Maxかいじ』が順当だ。

 当然ながら普通車座席のリクライニングシート交換は必須。走行機器類も最新式のモノ(E261系準拠)へ更新しよう。車椅子向けには車端部の平屋区画を活用したい。グリーン車は…、下手すりゃ廃止で。

 既報のとおり『ムーンライトながら』は廃止され、後継の夜行列車を設定する際も一般旅客列車でないことを想定している。


(8)JR西日本311系・JR四国6500系

 JR東海で置き換えられる311系も、西日本。岡山地区ないし山口県内ではまだまだ活躍させる余地がある。現状主力となる115系も一部はリニューアルされているとはいえ、リニューアル施工からもすでに15年以上は経過しているはず。

 その点311系はどうか。劣化しにくいステンレス車体を持ち、走行機器類を全面更新(227系準拠)すれば十分すぎやしないか?車内もクロスシートのままリニューアルさせ、車端部はロングシートと車椅子等スペース。トイレは面積を拡大させて洋式に。

 四国にも同等の改造を施して入れるのも面白い。場合によっては中間1両が不要となるか?

(おわり)