そもそものきっかけとして、『レール1DAYフリーきっぷ』は5枚買っていたので2枚余る。このうちの1枚を使ってもいいということに過ぎませんでした。今回から本格的に始めていくわけですけど、どうなったのやら…?
めぐ「昔から名古屋本線の急行って、ちょっと特別な感じしてたの。パノラマカーとかSRとか、スピード重視なら3500系?」
涼子「ああ、なんかそんな感じ。須ヶ口から名古屋がノンストップだったし。」
めぐ「で…。入るときに日付、マル打ってもらわなきゃいけないのね。それをちょっともらえなかったっていうか。」
涼子「…ってかさ、昔の無人駅だったらどうしてたの?改札もないでしょ。」
2003年2月11日(火)午前10時44分 名古屋市中村区・新名古屋駅を出発
2.新名古屋10:44発→豊橋11:48着 急行/豊橋行き 名鉄5300系
1月1日、父と弟と出かけたときのこと。いつものように須ヶ口まで乗って急行に乗り換え、新名古屋からも乗り続ける。神宮前の次となる堀田は待避線にしかないホームへ。そこから、本線の急行はなかなか速いと感じ取ったもの。5700系と同じタイプの4両であっても、旧車両からの機器流用となる5300系のほうが数が多い。
待避線のある本笠寺は通過。鳴海で特急の通過待ちのため、急行は待避線へ。名古屋本線を通しで走る急行が速かろうと、さすがに特急よりは遅い。発車すると、再び速度を上げていく。左京山はその次であり通過。有松と中京競馬場前は共に対向式ホームにしてなかなかの規模を誇りつつ、急行は基本的に通過する。
その次に停車する、前後は岐阜方向にしか待避線と島式ホームがなかった。豊橋方向も工事が進められており、完成までは既に立派な設備がありつつも正式な急行停車駅にならない。豊明は待避線が両方向にあるだけでなく折り返し線まで備えた程の規模があるのに、急行は通過する。
正月の日は知立で降り、そこから猿投までを往復するため7700系に乗り換えている。白帯時代の豪華さはそのままにワンマン改造されたため、ドアチャイムも追加されたというギャップに戸惑ったり戸惑わなかったり。豊田市から梅坪までが都会らしい複線高架区間であり、他はほぼ田舎めいたような単線である。猿投から西中金へは1時間に1本しかないため断念。
2月となった今日は引き続き急行に乗り続け、その後も快調に飛ばす。知立からは新安城,東岡崎の順に停車し、特急と同じなばかりか停車駅間の距離が比較的長い。スピード感と共に矢作川を渡ると、遠くへ来てしまったものだと考えてしまう。それこそ本で見た、5500系の急行のように…。
東岡崎からは美合,本宿,国府,伊奈と、特急よりは停車駅が多い。それでもやはり停車駅間の距離が比較的長いため、信号による制限はあったものの高速で運転する急行。特に美合を出ると、国府までは山めいた景色の中を走行。そのためか、名古屋本線を通しで走る急行はステータスが高め。急行用の2ドアクロスシート車両か、最高速度120km/h対応となる3500系で運用される。
国府を出て小田渕を通過するのに気づかぬまま、伊奈に停車。最後の1駅間はJR飯田線と線路を共有し、途中の2駅は名鉄電車が全て通過。豊橋まで快適な1時間だった。
ここからJR東海道本線で蒲郡まで渡ろうと考えたのは、313系の快速に乗りたかったことに他ならない。しかし不安は拭えない。なぜなら、フリーきっぷの日付にマルを打ってもらえなかったのだ。結局、豊橋では菓子を1つ買っただけ。
3.豊橋12:02発→東岡崎12:21着 特急/新岐阜行き 名鉄1200系一般車
そのまま折り返してもよくないので、来た道を今度は特急で戻ることにした。これも、父とよく乗った一部特別車特急。料金不要にして最速達であることから、かなり重宝するものだ。
最速達らしく国府と新安城には停車しないため、豊橋を出た次は東岡崎となる。景色が往路と復路で変わることはなく、国府から美合にかけて山めいたもの。この区間にトンネルはなく、停車駅がないことでますます速さを感じられる。
この一般車は従来のクロスシート車両を基本としつつ、混雑にも対応すべく3ドアとなっている。座席もグレードが高くなり快適なものの、考えればもうお昼時である。東岡崎で降りよう。
有人改札を出る際、見せたフリーきっぷの日付にマルを打ってもらえた。これでようやく、安心して改札を出入りできるようになった。抜けたところにコンビニ売店があったので、昼食としておにぎりとサンドイッチを調達。特急は概ね15分間隔なので、次も乗ることとしよう。
4.東岡崎12:36発→金山13:02着 特急/新岐阜行き 名鉄1200系一般車
昼食を食べようにも、空いていたのは補助席のみ。仕方ないので、とりあえず座っておにぎりとサンドイッチを食べようか。正月の日は名古屋駅でカレーを食べたのを覚えている。この特急は新安城にも停車。正月の日も、知立からは特急の一般車に乗車して補助席だったりする。
神宮前で偶然先輩(中学当時)と会い、新名古屋まで補助席に隣り合った正月の日。さて今日は1人金山まで、昼食がてら補助席の微妙な乗り心地を味わった。正月の日は昼食後にパノラマカーで犬山へ行ったもの。今回も犬山へ向かうこととしよう。
(つづく)
実際に2003年の1月1日に出かけた際、中学校の先輩と偶然出くわしました。
涼子「これで一安心と…。」
めぐ「もう大丈夫、続きも安心してご覧頂けます。」
涼子「それにしても先輩とご一緒なんて、狙ったわけでもないのに。」
めぐ「さすがに猿投はわかんなかったかな…?」