2020年11月21日(土)午後1時19分 岐阜県本巣市

 片側1車線で拡幅工事が進められる状況下、さらに低速で進む。見えてきたのは建設途中の高架橋と、樽見鉄道の踏切。
ひろ「東海環状じゃないのか…。」
めぐ「これ。前通った時って、高架ない分だけ牧歌的みたいな?」


 結局給油リセットから24.9kmも休憩できず、大型ディスカウントの『ラ・ムー』本巣店へ強引に逃げ込む。トイレへ入りたい頃だったが、さすがにトイレだけで終わるのはよろしくない。



(現)レジ袋(ラ・ムー本巣店) 3円
 せっかくだからと軽く見るはずが、激安な総菜についついつられて買ってしまった。ひとまずここで価格を抑えて仕入れたので、道の駅でこれらを頂こうか。さらにはこの先で…?
ひろ「ってか、ここ入ってよかったかもな。これで400円切るって。」
めぐ「まあ、次に回せるっていうか。」


岐阜県道53号 政田溝口(本巣市)→下磯(大野町)
 この付近はかつて異なる大型ショッピングモールが隣接状態にあり、結果的に共倒れで両者とも"ダウンサイジング"されて再開発。加えて東海環状自動車道の予定経路が通っており、少々ずつながら着実に工事が進められている。壱番屋や餃子の王将もあった。
ひろ「あったじゃん…、王将。」
めぐ「…何あったかなんて覚えてないし。」

 根尾川大橋を渡った先に道の駅があり、合わせて大野神戸インターが近い位置。方向転換後に駐車場へ入ろう。



 ラ・ムー本巣店から1.8km。道の駅『パレットピアおおの』は夜間、騒音等防止を理由に駐車場の一部が閉鎖されることとなった。その他設備は年始に訪れた際取り上げたので割愛し、先ほどの購入品をいただきたい。
ひろ「いいのかそれで…。」
めぐ「…じゃあ、食べてからでいい?」



(現)信州名物山賊焼き(ラ・ムー本巣店) 税抜175円※軽減適用
 揚げ物は作り置きをセルフで袋へ入れ、レジに持っていく方式。コンビニで同程度となる価格のチキンと比べて、この山賊焼きがいかに大きいかをまず思い知れ。味付けはなかなか濃い目で、そのまま白米と合わせたくなる。

(現)今治名物焼豚たまご飯(ラ・ムー本巣店) 税抜184円※軽減適用
 軽めな量で200円未満とは、弁当としてなかなかの激安ぶりを見せてくれる。たまごは作り置きでずいぶん固くなってしまったが、焼豚と醤油系のタレは上々のお味。シンプルで完成度が高い料理、それが今治の焼豚玉子飯。


 風が強いので、食べ終わったらトイレ等の建物へ移動。畳敷きの台座がいくつか設けられ、それぞれ移動できるようになっている。
めぐ「関ケ原、養老…。どれぐらいだろう?」
ひろ「…メモもすごいよな、こんないっぱい。」
めぐ「しなきゃ忘れちゃうのよ。だからちょっと忙しいっていうか…。」

 母屋は他と構成自体あまり変わらず、特産品の売店がかなり広いほかは飲食系をそれなりといったところ。気付けば午後2時半を回っており、めぼしい飲食物は思い当たらず…。
ひろ「養老行こう。」



岐阜県道53号 下磯(大野町)→野上北(関ケ原町)
 県道53号へ戻るとしようか。道の駅で交差した県道92号は岐阜市を起終点としており、徹明通7丁目以来"久々の再会"といったところ…?
ひろ「そんなもん覚えないって。」
めぐ「じゃあ…、逆に92メインにしてたらどうだったかな。」

 大野神戸インターからも中央分離帯付き片側2車線は続く。平野庄橋を渡って神戸町へ入ると、少々だけ中央分離帯が設けられていない。過去に引き返した養老鉄道の高架橋は再度中央分離帯付きで、かつて踏切だった頃の田舎風景からは想像がつかない。
めぐ「ストリートビューとかって、いろいろ昔に戻れちゃうからね。」
ひろ「…さっきみたく動かなくてもか。」

 渡った先はまたも建物が見当たらず、程なくして池田町へ。国道417号と交差してからは片側1車線対面通行となる。
ひろ「池田温泉って、前に…?」
めぐ「あの時は国道の417メインで、温泉も揖斐川だったでしょ。」
ひろ「ああ、そっち行くならわざわざ外れんでもいいな。」


 カーブはそこそこに山へと昇っていく様相で、速度があまり上がらなくなってきた。道の駅ともなっている池田温泉も2年半前から気になっていたところ、今回は持ち合わせもないので通過するだけ。そのまま梅谷片山トンネル(全長2156m)へ突き進む。
めぐ「なんかようやく走りたくなった感じ。」
ひろ「いや…、ちょっと冬なるし。なんかコワいんだけど。」

 このトンネル含むバイパスが開通する前、県道は狭くカーブの多い山道を縫わなくてはならなかった。国道256号には4500m級のタラガトンネルがあり、国道417号も5000m弱のトンネルで福井県へ抜けられるよう工事中。原付の通行が可能となれば、半分程度の長さで逃げてはいけない。
ひろ「よく平気で…。」
めぐ「平気ではないね、逃げ場ないもん。」

 トンネルを抜けると若干下り気味に、引き続き山裾の田舎風景と共に対面通行。
めぐ「やっぱりニオイとか…、山のほう走りたいのよ。」
ひろ「いいけど、今日オイル交換で130kmとかいうの忘れんなよ。」

(つづく)