2020年11月21日(土)午後0時15分 愛知県一宮市・セルフピュア一宮奥町
新シリーズ2度目のオイル交換までは残り110kmで再スタートとなる。食事は混雑を避ける意味で、もう少々引っ張りたい。
ひろ「で、1人ならずいぶんと豪勢に。」
めぐ「豪勢ってより、新規で探したい気分が勝っちゃう。」
ひろ「…だと、イオンモールもパスと?」
めぐ「イオンモールいいけど、時間的にまだ多いよ。」
愛知・岐阜県道14号 稲沢市役所(稲沢市)→栄町西(岐阜市)
県道14号としてはそのまま国道22号の旧道へ進み、木曽川橋を渡って岐阜県へ。銀色に塗られた橋の構造体は1937年完成らしく、日本の近代土木遺産に認定されているという。現代となっては車線幅こそ広めなものの片側1車線対面通行で、流れを悪くしている。
ひろ「…これが1級国道?」
めぐ「…昔だからね、50年とかそれぐらい。」
引き続き国道22号の旧道へ進むべく県道14号から外れ、岐阜県道183号を北上。車線幅が広いのは旧1級国道だった名残に違いない。
ひろ「県道14ってこの方向は…?」
めぐ「わかんないけど、今日はそういうわけにいかないし。」
国道21号の交差する茜部本郷は、表記だけで判断するならば国道157号(と県道)の起終点に過ぎない。実際は国道21号の美濃加茂方向へ国道22号と156号、国道157号へ248号がそれぞれ"サイレント起終点"となっている。これらは国道22号が旧道だった時代からそのままだろう。
国道157・248号 茜部本郷(岐阜市)→神田町10丁目(岐阜市)
かつての2級国道へ切り替わった途端、同じ対面通行でも車線幅が狭くなった。ただ歩道も広いようなので、もしかすればと…?
ひろ「いや、わからん。」
めぐ「…わかんないんだけど、実際。」
流れが悪いのでどこかとみれば、岐阜県道1(・77)号との交差箇所でそうなっている。話を付け加えれば、県道1・77号は国道21号の旧道だったともいわれる。そうなれば現在の国道157・248号は国道156号だったといえ、岐阜市内中心部の国道経路がさらに複雑になったことだろう。
めぐ「調べたほうがいい?」
ひろ「調べてわかるんなら…、な。」
JR岐阜駅前で国道は右へ進路を変えている。そのため方向転換が必要となった原付だが、そのまま左折するとまた元の『神田町10丁目』へ戻ってしまう。
めぐ「…あれ?」
ひろ「よく調べないほうが悪い。」
1つ先の一般車乗降場を用いて方向転換することができた。そこから岐阜駅へ目を向ければ、旧名鉄岐阜市内線などで活躍した"モ513"が保存展示されている…。
めぐ「さっき止まったほうがよかったかな?」
ひろ「場所…、あった?」
めぐ「…ないかも。」
ひろ「じゃあ、鉄道系か…。」
そのまま国道へ戻り、248号として神田町5丁目。国道157号としてはさらに左折し、岐阜高島屋付近の再開発工事を見ながら千手堂まで進む。よく考えればこの間、昨年8月に同一方向で走行していた。
めぐ「じゃあ次、県道53。」
ひろ「53で関ケ原、わかった。」
岐阜県道53・92・151号 千手堂(岐阜市)→徹明通7丁目(岐阜市)
そのまま直進し、岐阜から関ケ原を結ぶ県道が次なる目的。引き続いて中央分離帯のない片側2車線で、県道へ進むと3路線分の標識が縦並びで設置されて壮観。わかりやすいのはいいことだ。
実はこの県道。起終点が国道157・248号の交点となっているらしく、それに該当する神田町5丁目から国道157・303号を流れのまま走行していた。意図はしていなかったものの、これをもって走行済みとみなそう。
めぐ「で…、ちょっとすると右曲がんなきゃいけないの。」
ひろ「2段階右折な…、やり方がどうとか言ってた。」
徹明通7丁目で県道3路線がそれぞれ分岐し、今回走行する県道53号は右折となる。原付はそのまま右折できないので方向転換を試みるとして、付近には『餃子の王将』もある。
ひろ「王将でいいだろ。」
めぐ「…まだちょっと早いかな?」
岐阜県道53号 徹明通7丁目(岐阜市)→政田溝口(本巣市)
空席と方向転換の手間を考え、パスして県道走行を続けよう。しばらくは岐阜市内らしい、中央分離帯のない片側2車線。
ひろ「いいのか…?」
めぐ「先にあるでしょ、多分それなりに。」
長良川に架かる大縄場大橋の手前、ループ形状に1周して高度を上げていく。線形からか最高速度が30km/hと表記され、中央分離帯付き片側2車線との対比が興味深い。
めぐ「これはちょっと滑りそうってか。」
ひろ「慌てんなよ。」
橋に出れば直線状で、渡った先も通常の下り方をしている。
ひろ「いいけど、そろそろ距離もだし。食べるとこも。」
めぐ「1回入れたいんだよね…。」
続く島大橋はかつて有料区間(普通車100円,原付10円)であった。そのためか橋の途中で左右にスペースが生じており、小休止に考えるもポールで閉鎖されやむなく通過。
めぐ「ダメか…。」
ひろ「ちょっとぐらい外れたっていいのに。」
渡った先に飲食店などめぼしい建物は何も見当たらず、そのまま北方町へ。県道そのものは引き続き中央分離帯付き片側2車線で、休憩目安となる20kmが近付こうともそのまま走り続けるしかない。
ひろ「ほら、さっき王将パスしたせいで。」
めぐ「…ないのよ、思いつくとこで欲しいの。」
県道23号と交差し、そちらを右へ進めばモレラ岐阜に至る。今回はそのまま直進し本巣市へ入り、以後しばらくは2年弱前に走行済み。流し気味にすれば、肝心の流れが悪くなった。
ひろ「なんでさっきから、めぼしいのあるのにパスすんだ?」
めぐ「あ…、それもだけど。」
(つづく)