なんとなくキハ85をリニューアルさせて、同じくリニューアルさせたキハ75と合わせたくなった話。要は混ぜたくなった話で、ぜひ(団体運用などで)連結運用を見てみたい。以下2回に分けて現状と勝手な考察、改造案を述べてみる。少々長くなりそうだ。


現状におけるキハ85
展望型:1~14
 前期に投入されたタイプ。特急『南紀』では編成中1両ある自由席で運用されており、なかなか得した気分にさせてくれる。

貫通型+男子トイレ:201~208
 後期に投入されたタイプで、後述する100番台(現1100番台)の改良型。貫通型で1両単位の増結など自由度が高いため、ハイブリッド特急車両量産登場後も波動輸送などで活躍させるべきだろうと今回記載した次第。

貫通型+車いす対応:1101~1106,1108~1119
 前期に投入されたタイプ。元々100番台だったところを車いす対応改造され、100+1000番台となっている。改造後は洋式トイレや洗面台が大きくとられ、現在の標準設備ともなっているとかないとか。1107が欠番なのは事故廃車によるためであり、代替として現在の1119が追加された。

貫通型+車いす対応+男子トイレ:1209
 後期に投入された200番台が1両だけ車いす対応改造され、200+1000番台となっている。

現状におけるキハ84
車販準備:1~14
 前期に投入されたタイプ。トイレはないらしいが現状、車内販売用設備を余らせている状態。JR東海の在来線では車内販売を廃止しており、スペースの有効活用を求めたい。

車販準備+車いす対応:201~205
 後期に投入されたタイプ。車内販売用設備が拡充されたようだが、こちらもやはり現状余らせている状態。対して車いす対応は標準装備でなされており、こちらをどうするか…?

座席のみ:301~305
 後期に投入されたタイプ。こちらは座席のみが並び、行先表示も配置が異なっているためわかりやすい。現状はキロ85と必ず組み、特急『ひだ』の富山発着便に用いられている。

現状におけるキロハ84
グリーン合造車:1~10
 前期に投入されたタイプで、グリーン車座席は横4列。普通車座席のほうに客用ドアはないため、隣の車両から乗り降りすることとなる。特急『南紀』ではこちらで統一(非連結の場合あり)されるため問題ないものの、特急『ひだ』では便によって格差が生じるとも。

現状におけるキロ85
展望型:1~5
 後期に投入されたタイプで、グリーン車座席は横3列。現状は座席のみの中間普通車と必ず組み、特急『ひだ』の富山発着便に用いられている。このため便によって格差が生じるとも…?

現状におけるキハ75
前期型トイレあり:1~6
前期型トイレなし:101~106
 快速『みえ』車両として、特急車両とほぼ同性能の一般車両を登場させたJR東海。トイレの有無で方向が統一されることもあって、双方で必ずペアを組んでいる。特急車両との連結可否は不明だが、可能ならば見てみたい。

後期型トイレあり:201・202
後期型トイレなし:301・302
 武豊線への追加投入に合わせ改良型が登場し、さらに急行『かすが』(2006年廃止)へも投入された。以降は武豊線の電化まで共通運用され、キハ25の登場以降は快速『みえ』が4両以上となっている。

後期型トイレあり+寒冷地対応:1203~1205
後期型トイレなし+寒冷地対応:1303~1305
 武豊線の電化によって美濃太田へ転用されて以降、寒冷地非対応だったキハ75も対応させている。同時にキハ85と同様の貫通型で、1両単位の増結など自由度が高かったことを生かした3両運用も開始。ただ一部が名古屋へ出戻りし、快速『みえ』の編成を増強するなど流動的。

後期型トイレあり+寒冷地対応+ワンマン設備:3206~3208
後期型トイレなし+寒冷地対応+ワンマン設備:3306~3308
 高山本線や太多線はワンマン運用が多く、後述するワンマン標準装備車両だけでは不足すると判断されたのだろう。寒冷地対応と同時にワンマン設備を追加し、200+3000番台となっている。ただせっかくの高性能気動車、山岳地での(快速)運用がないのはもったいない。

後期型トイレあり+寒冷地対応+ワンマン標準装備:3401~3406
後期型トイレなし+寒冷地対応+ワンマン標準装備:3501~3506
 武豊線ではワンマン運転を一部行ったため、対応する車両は設備をそのまま流用。寒冷地対応で400+3000番台となった。改造でワンマン対応となった車両と異なる点は、整理券発行機の数である。ついでに、ワンマン非対応のまま寒冷地対応対応された車両は200+1000番台。

 今回はここまで。
(つづく)