「前回は国道41号を過ぎてから国道21号と国道248号が分岐する箇所について、美濃加茂市だと認識していました。実際は新太田橋を渡って可児市へ入ってましたので、少々訂正させていただきます。ということで2020年猛暑下の原付大挑戦、第2夜。可児市内からスタートしましょう。」
2020年8月15日(土)午後1時47分 岐阜県可児市
鵜沼のマクドナルドは国道21号がバイパスへ分岐する箇所にあり、出てから15.9km。このあたりで小休止しなければこの先、他に休憩可能な箇所は考えがつかないのだ。そんな国道から少しだけ外した『住吉』は、これも国道21号の旧道らしい。
ひろ「ってか、その氷。」
めぐ「熱くなっちゃったのを冷やす?」
ひろ「黒は熱をな…。」
国道248号 住吉(可児市)→多治見インター(多治見市)
住吉南にて国道21号が左へ離れ、単独となる可児市の国道248号。片側1車線で橋を渡ってから少々は、信号とロードサイド店舗があるなかで拡幅工事中。
ひろ「一応、あったじゃん…。」
めぐ「…もう遅いの。」
しっくりくるわけでなく通過し、対面通行となればいよいよ立ち寄れる建物がほとんどない。可児バイパスの周囲は工業団地になっており、本線とは木々で隔てられている。信号が少々見られる反面、沿線に目立つのはコンビニ1軒とショールームぐらい。
めぐ「…入ってよかったかな?」
ひろ「さあ、入りたかったら遅いけど。何かある?」
拡幅用地は全区間で確保されていた。立体交差主体になってからは拡幅工事がされるようで、そのまま程なく多治見市に入る。
めぐ「最初ここ、大学の授業でちょっと行くときにバス通って。」
ひろ「よくまあ…、またそういう。で、気に入ったんだ?」
片側2車線となって完成した区間はアップダウンが大きい。そのまましばらくすると信号が現れ、やがて防音壁を隔てた住宅地になっている。過ぎてからは下り基調となっており、時折眺めが素晴らしい。
めぐ「止まれればいいんだけどね。」
ひろ「そうな、なんか…。」
下りきったようで建物は次第に多くなっており、多治見インターの情報案内表示は渋滞が大月~上野原と上野原~相模湖の2か所でいずれも2km5分。国道はインターの箇所を右折だったが、そのまま直進してしまった。
めぐ「…あれ?」
ひろ「何、…間違った?」
めぐ「さっき…、右行けたかも。」
国道248号 多治見インター(多治見市)→大畑町赤松(多治見市)
信号はすぐ近く、そのまま方向転換し国道へ復帰。国道19号までが片側2車線となる。
ひろ「よく見てればさ…。」
めぐ「ごめんごめん、つい高速の…。」
午後2時過ぎに国内有数の猛暑地帯へ突入したこともあり、設置される温度計は39℃などと表記。
ひろ「これな…。」
めぐ「不思議と出たくなっちゃう。」
ひろ「おかしいんだよ。」
対面通行となって少々すると平和バイパスとなったらしく、トンネルが1本貫いている。内部はやはり涼しい。
めぐ「すぐ終わっちゃった。」
ひろ「…ガスト1km?」
めぐ「じゃあ、そこにしようかな。」
やはり美濃加茂市での"読み"はあたっていたようで、しっくりくるものがないまま19.0km。ようやく『ガスト』を見つけられた。
(S)コカ・コーラマシン限定ドリンクバー(ガスト) 109円
今回は格安だからと、コカ・コーラ限定ドリンクバーを追加。ひとまず炭酸系は選択肢に含まれるというが、やはりそれだけでは物足りない。先にサラダが出てきたので、こちらをいただこう。
さてシーザーサラダとはレタスやキャベツ、ドレッシングにチーズやクルトンで成立させればいいのだろうか?ここではベーコンとエビ、トマトに温泉たまごが加わる。野菜は可能ならば食べておくに越したことなし。
(S)ミートドリア+カリカリベーコンと海老の温玉シーザーサラダS(ガスト) 878円
鉄板でアツアツの"メイン"は大きくなかった。シンプルにホワイトソースとミートソース、サフランライスで満足できる。34.9km手前ながらハンバーガーを先に頂いたので、これで十分だとしておく。
さあ、食後はどうするか。国道248号を南下し、豊田市の中心部付近を経て国道153号。新しく開通したバイパスの新しい橋までは決めている。午後3時を出発の基準として、午後6時まで進められるとしよう。そうすれば午後9時が帰宅目安となる。
ひろ「で…、今何分?」
めぐ「…あ、もうそろそろ出たい。」
国道248号 大畑町赤松(多治見市)→八草インター北(豊田市)
再スタート後は木々の多い上り坂となり、やがて下りに転じている。小さな峠を越えたらしく、市之倉町の"まち"といったところ。
めぐ「…全然涼しくない。」
ひろ「…言うな。」
過ぎるとまた木々の多い上り坂となっており、愛知県瀬戸市に入った。小さな峠をもう1つ越え、こちらも下りに転じている。
ひろ「あ…、戻ったんだ。」
めぐ「今日、ここからどうするかね…?」
直進すると瀬戸市街まで10km、進路を変えれば笠原町(多治見市)まで4kmとある。
めぐ「また1回、見て回りたいかな?」
ひろ「何かいいもんでもあったり?」
めぐ「笠原って焼き物の有名なんだけど、さっき言った大学の授業で。」
その後待ち構えていた上り坂は長く続き、出力の小さい原付にとっては勾配もきついタイプ。登坂車線が設けられていたのが救いだ。
めぐ「先…、進ませたくって。」
ひろ「いいけど、頑張れよ。」
大きな峠らしく、越えてからの下りもそこそこ長い。原付の出力を緩められつつ、速度が上がりすぎないよう気を付けたい。
一時的とはいえ温度表記が40℃と出た前後、山中で左へ分岐する国道363号はバイパスのほう。東海環状自動車道のせと品野インターどころか、その手前までしか通じていない。
品野の"まち"に入って交差、重複するのが現在の国道363号だ。以降は両端の建物が狭苦しく感じさせる。ここから先は同一方向に走行済みなので、軽く流す程度にしておこうか。
めぐ「もう、そんな山じゃないし。」
ひろ「いや…、山じゃないからってさ?」
瀬戸市の中心部は川を隔てて上下に分かれており、最高速度30km/hと表記。国道は記念橋を左折し、東本町で国道155号と交差。国道248号は直進して国道155号と重複。国道363号は右折して国道155号と重複も、結果的には"無駄な迂回"となってしまう。
めぐ「そろそろどうだろう…、80km?」
ひろ「今日もまた長くなるぞ。」
めぐ「前はガソリンとか、もう限界だったのに。」
とりあえずこの短い区間をクリアしたので、そのまま国道248号として国道155号を走行し続けよう。せと赤津インターを経たバイパスも気になるところだが、パスすることとなる…。
めぐ「つながってないのよ。」
ひろ「何にさ?ここからつながってないって…。」
めぐ「…往復してコンビニ入ってもよかったんだけど。」
ひろ「だから遅いんだって。」
(つづく)
今回はここで区切りますかね。これで国道248号について、逆方向でも岐阜市(北一色1丁目)から岡崎市(仁木)までつながりました。次なる目的は国道153号に完成した、バイパスの新しい橋といいます。で…、どうしましょう?