2018年8月下旬の旅行記録を引き続き流していきます。現在とは大きく変わった箇所がありますので、当時の様子としてどうぞ。


2018年8月28日(火)午前8時34分 徳島県徳島市・徳島駅

(現)ばくだんおむすび・豚焼肉ピリ辛マヨネーズ&ピリ辛チキン(セブン-イレブン) 298円
 乗客はほとんどいないようなので、座ったら朝食にしよう。高松で買っていたのは昨日から続くであろう"シリーズモノ"。こちらの中身は、肉2種類がかたまりのような形で入っている。マヨネーズが具材をいい具合に混ぜ合わせており、欠かせない立場になっている。
もも「普通に肉好きだもん、何でもいいんでしょ。」
めぐ「一応…、好みで選んだよ?」



71.徳島8:47発→牟岐10:02着 特急むろと1号/牟岐行き キハ185-1018
 そのまま乗客がほとんど乗らないまま発車。徳島からはその状況を口実に、"シャッター音"の大きい携帯カメラを使用して撮影する。徳島の市街地らしい市街地は駅付近に見られる程度で、長く続かない。
さく「…デジカメって何か問題あった?」
めぐ「あんまり電池残ってないっぽくって。」
もも「もうどうにでもなればいいのよ、怒られたら怒られたとき。」


 昨日の高知県内と同じく、中田で『ちゅうでん』と読むなど難読やイレギュラーなものも目立つ。駅の近くは郊外らしく、低い建物や山々の目立つ景色になってきた。その付近、建設の進む道路は何だろうか?
なぎ「調べろ。」
ユン「調べてください。」


 駅から離れた場所では田畑が広がっている。8月下旬になり、徳島県内でも稲刈りは終わったようだ。


 那賀川を渡る牟岐線。海が近いようで、遠目に水平線が少々…。
めぐ「…なんだっけ?」
もも「…パス。」


 阿南は"主要都市"らしく、建物が多い。夕方には『ホームエクスプレス阿南』なる短距離特急が1往復運行され、ご丁寧に号数も分けられている。
さく「この辺はいいでしょ、軽く流してさ。」
なな「いや…、何か用事できるかもしれないよ?」


 やがて山が多くなる。ここからは人口密度も下がっていき…。
めぐ「…なんだっけ?」
もも「また…、アンタはいい加減まとまってからよ。」


 徳島を出て41分、桑野が甲浦(阿佐海岸鉄道、AK30)へ至る全駅数の半分くらいか。
もも「いや、だからさ?そういう番号とかじゃなくって、景色とかそういうの。」
ユン「景色見て、写真あるんじゃないですか。」


 路線の主要駅、由岐に停車。徳島や阿南と比べても、沿線の建物は着実に少なくなっている。


 田井ノ浜は駅名に偽りなく、ホームから目の前に砂浜がある。四国の臨時駅は駅数にカウントされない。
さく「本当、いい海だよ。」
なぎ「…何考えた、今?」
さく「いーや、何も。」


 昨日の夜須(ごめん・なはり線)と同じように、日和佐は道の駅を併設している。田野駅屋を含めて、これら3か所はいずれも国道55号沿いだ。
めぐ「これも…。」
なな「気になるんでしょ、道の駅。」
めぐ「何か美味しいものないかな?」


 人里離れた山々を進むキハ185。次に停車するのは、特急として乗り入れる末端たる牟岐。
なぎ「そんなに乗ったっけな?」
ユン「そこそこ…、だとは。」


 徳島から75分、そろそろ牟岐に到着する頃だ。特急の終着となるような主要駅なので、周囲は建物もある程度あると…。
さく「次でいいね?」
もも「変なことばっかり考えてんじゃないの。」


 海部行きは特急の入ったすぐ隣にいた。10年弱程度前に新型として登場した、転換式クロスシート車両が1両。外観はステンレス車体に、濃淡の緑色を配している。
めぐ「ここからあんまり乗らないのに。」
なぎ「別にいいだろ、乗れたら乗れた。」



72.牟岐10:08発→海部10:23着 普通4537D/海部行き 1504
 形式は1500"形"というが、以下個人的ルールで1500"系"と表記したい。前期から中期にかけて投入された車両は、木目の壁面と青色モケットの座席が特徴。後期型共々、2段窓がアンバランスだ。
さく「これ、なかなか重めでしっかりしてる。」
ユン「あ…、それって何比較で?西日本の?」


 ここまで乗ってきたキハ185に見送られ、牟岐を出発!
なな「窓、あんま大きくなかったんだね。」
めぐ「なんだろう…、北海道のキハ183?が、どうだったか。」


 この路線のメインであるべき、海が近づく牟岐線。車内は相変わらず空きスペースが多い。
ユン「ここもいい海です。」
もも「まあ、誰かと違ってじっくり。」
めぐ「やめてよ、毎回。」


 このあたりからは昨日の土佐くろしお鉄道みたく、後発路線らしく踏切もないような区間。末端へ進むにつれて高規格化していくのも、なんとなく皮肉だ。いずれも日本鉄道建設公団による建設だというが、関係はあるのだろうか?


 阿波海南からは阿佐海岸鉄道によって、DMV方式への移行が計画されている。
めぐ「…あれさ?マイクロじゃなくって、中型とかだったらどうだったんだろうね?」
ユン「中型って…、路線バスのことですよね?」


 15分の乗車で到着した駅は地元(愛知県、あま)と異なり、海部と書いて『かいふ』と読む。JR四国と阿佐海岸鉄道の境目であり、相対式ホームの高架駅になる。
さく「さあさ、時間ないからね。」
もも「アンタも慌ててんじゃないのよ、人のこと言ってばっかしなのにさ。」

(つづく)