2020年7月28日(火)

 3500系では走行機器類の更新が順次行われており、原則として行先表記がLED式に交換されているのでわかりやすい。加えて"第2段階"なのか、車外スピーカーの準備工事がなされた編成も登場。


 側面の行先表記も従来と異なっており、フチの処理によってLEDが"寸足らず"とならなくなった。これらは今後のワンマン運用を見据えたものだろうか?


 車内配置や座席こそ従来のオールロングシートで変わらないものの、モケットは3300系以降の柄へと交換。袖仕切りは同じく3300系以降の板状となっており、3人ずつポールによって仕切られている。


 床や壁面も3300以降のグレー系に交換されている。加えて9500系で初登場の中間車用車椅子スペース、ドア開閉ランプを追加。ドアチャイムはJR東海313系と同タイプだ。


 見たところ近年の名鉄らしく合理的で、汎用性の高さを重視した仕上がりだと感じられる。以上、リニューアル編成に出会した話。
(おわり)