そもそも、妄想とは何か…?

 とりあえずカテゴリに加えることとした『もしもの妄想裏世界』だが、そちらのシリーズでいう"妄想"は個人的な見解に基づく作り話が基本。あくまで溜まったものを出しつつ、空想をストーリーに仕上げたことだ。

 で…、今回は本来の意味というものか。最近になって隣から、たびたび罵声が聞こえるようになってきた。その方、母と娘の2人暮らし。以前はそこそこ好意的に接していたが、ここしばらくはあまり接点もなかったと。

「○○さん家の泥棒猫」

「○○さん家のたわけ男」

「○○さん家の×××」

 どうも何か覗かれているような考えで、このような言動に至っていると推測している。しかしこちらは何一つこのような行為をしていない。加えて現状、このような行為は互いに全くメリットを感じられない。ついでに"たわけ"とは、愛知や岐阜の言葉で"愚か者"という意味。

 そしていよいよ恐怖心を覚え、実害が生じたため文章にしたということ。

 隣の方は当時でそこそこな年齢だと考えると、今となっては結構な高齢であると容易に想像する。そうなれば…、どうしても浮かぶ『認知症』。ネットで調べればこのような被害妄想もあるようで、統合失調症で見られる症例ともあった。

 その方の娘が一度詫びてきたようだが、すでに自覚があったのだろうか?それともすでに、実害を伴う精神障害を発症してしまっているのだろうか?こちらも恐怖心を覚える域に達していることから、当然直接対することは難しい。

 加えて何事もなく終わる日と、そうならない日があるから尚更困りもの。

 

 どうも周囲の家々にそれぞれ怒鳴っているらしい。恐怖心を抱いて窓も開けられないのだが、おそらくこちらへ向いていないであろう怒号すら聞こえてくる。周囲は小工場1軒以外は戸建て住宅のみ。かつてもう1軒あった小工場が倒産し、跡地は新築の戸建て2軒となっている。

 で、地域包括支援センターへ相談という次第。ただやはり"第4者"ともなり、個々の事情へ踏み込むことまでは難しいという。個人的事情で在住地区と異なる箇所へ出向いており、おそらく在住地本来の箇所へ相談しても同じ結果だろう。

(以下、追記2)
 相変わらず意味不明な理由をつけ、近隣に怒鳴り散らす隣人。静かに過ごせるかと思えば、朝6時前に叫ぶこともあった。とりあえず距離をとるべく、面した窓を開けないでおくこととした。ただこのご時世、この手法はあまり長く続けられない。

 そんな中で考えたのは…、対等な話し相手が欲しいのではないかという"サイン"。我が父は何か知ることもなく言い返したし、母もどこか小馬鹿にした接し方に思える。まさか2011年に没した祖母の幻影を未だ見続け、憂いていたり…?

 泥棒猫という言われ方も気になる。猫は全く飼っておらず、あるとすればどこからか入り込んできた野良猫ぐらい。反対側にあたる新築戸建て2軒のペット事情も、こちらがわざわざ知りたいとまでは思わない。

 とりあえずこんな感じで1週間ほど、面した窓を全て締め切って様子見。今のところ日中から夜間にかけては、特に反応されることなく静かな生活を送れている。

 後日、改めて通院先へも相談してみた。やはり"第4者"として地域包括支援センターの介入が難しいことを理解し、出てきたのが町内会,自治会,民生委員といったもの。さらに自ら(相談主,ブログ作成者)の母親も、市へ相談しに行っていたという。

 泥棒猫という言われ方については、どうも男性関係によるものらしい。確かに"男"へ怒っていたような感があり、長らく配偶者なしで生活していたとなれば"嫉妬心"というのか…。近隣(新築の2世帯)共々、なんとなくつながった気がしないでもない。

 当分は引き続き距離を置くように、接触を避けることとした。もっとも日中に怒鳴り散らすことはあるようで、いつまで続くかというところか。いずれにせよ、余命は長くないのだろうが。

 そしてウイルス蔓延やら、安楽死ないし尊厳死が議論される2020年。このような認知症ともなれば、本人の意向を問うこともできなくなったようなもの。高齢者の意向に沿わない形で、寿命を無駄に先伸ばすだけが正しいのかとも考えてしまう。その話はまたの機会として、ひとまず締めよう。

(今回はここでおわり。さらに追記予定?)