2018年8月26日(日)午後1時10分 山口県光市

51.下松(12:25)発→柳井(13:51)13:47着 代行バス14号/柳井行き 防長観光バス
 次に進んだ県道63号は同じ対面通行ながら、県道144号より少しだけ走りやすい。
めぐ「この辺とか全然わかんないもん。」
もも「アンタそう言っちゃ、もっとわかんない。」


 しばらくして県道63号から外れていく。通っていくのは起伏ある、時折狭い山道だ。
さく「こういう…。」
なぎ「雰囲気よくていい感じとかってか?」


 県道161号に入り、岩田で1人だけ降りる。こちらはそのまま『いわた』と読む。後で地図を調べれば諸都合あったのか、バスはなかなか遠回りする経路をたどっていたらしい。


 岩田からはまた違った道を進むようだ。見えたのは県道23号の表記…。
もも「帰ったら調べなさいよね。」


 島田を出た先で跨いで以来、駅前を除けば久々に見えてきた線路。しばらくして、また上を跨ぐ。
さく「こう見ると、たまに走ってきてもおかしくないかも。」
なぎ「来るのが今まで当たり前だったんだろ。」


 県道23号から外れて田布施へ。駅前の広場で少々降りて、少々乗る…。
めぐ「なんかまとまんないのよ。」
もも「いいんじゃない?景色見れりゃ、それで。」

 着席および撮影した位置が右側であり、田布施の駅舎を見られないまま発車。代行バスは県道23号に戻らず、そのまま進むらしい。
もも「位置が悪かったってことよ。」


 見たところ山々から離れて開けており、県道22号に進んでいる。柳井市に入り、期間限定の"バス旅"もあと少し。
めぐ「メモと写真…、一致してるかすら怪しくなってきた。」
もも「…後々困っても知らない。」


 県道22号から外れ、国道188号と再会しつつ県道7号を少々。最後にもう1度だけ線路をまたぐ。


 古めかしいながらもリクライニングシートに座ったまま、下松から102分かけて柳井に到着した。バスは少々巻いたようだが…?
さく「や…、相変わらず暑うこと。」
もも「じゃあ、次のは…?」
めぐ「…36分。」


 結局のところ、鉄道は当初計画から巻けないらしい。そのため時間が余ったという、いつもと変わらないオチに終わった。少なくとも降り立った以上、駅の姿は収めておこう。


 そんな柳井の駅前は…?
さく「…何かある?」
めぐ「…わかんない。」
なぎ「せっかく来てコンビニってのもな…。」


 少なくとも食事できるところは思い当たらない。見たところ地下通路を介して、反対側へ抜けられるらしい。
もも「じゃあ、行くしかないんじゃない?」
さく「暑いとこ大荷物なのに。」


 線路下を抜けると複合型ショッピングエリアに出てきた。飲食店は見られるものの、そこまで時間を確保できないのが苦しいところ。
なぎ「なんだったら持ち帰って、中でとかも。」
もも「だから、それを探そうっての。」


 例によって後で調べれば機関区だった跡地らしく、その敷地はなかなか広い。ただ空きテナントが多いのは少々気がかり。
さく「…ある?」

 そんな『ミスターマックス柳井ショッピングセンター』にめぼしいものはなく、そのまま広い敷地と地下通路を戻る。
もも「ってか、何してたのよ?」
めぐ「いや…、マックに欲しいのなくって。」
なぎ「金沢カツカレーか。」
もも「それはいいの。ゲーセンで何を油なんか。」


 最後、駅前のパン屋であるものは…?
さく「いいじゃん、ここで節約ってのも。」
もも「ああ、そうよね?ここからまだ長いんだし。」


 柳井での49分は結局、パン屋『サン・マロー』で1つ買っただけに終わった。さて改札から入って、レール輸送車の向こう。階段を介して、下松までと同様の2ドア車両が待っている。
さく「また階段だもん、大荷物なのに。」
なぎ「もう黙ってろ…。」



52.柳井14:36発→岩国15:11着 普通9122M/岩国行き モハ114-3003
 乗ったところで、買ったカレーパンの写真だけをとりあえず収めよう。ところで列車番号が"9000番台"となっていることから、臨時ダイヤだとわかるもの。このため今回はルート計画策定の際、JR西日本の公式サイト上から調べる必要があったのだ。
さく「やっとだよ…、クーラー。」
めぐ「これだけ探して、ないとか…。」
もも「…今度来るとき調べてよ?」

 柳井を発車。さて115系の2ドア車両はこちらも"純正品"たる3000番台だが、一部中間車両は117系から改造された3500番台である。乗ってからの違いとして、天井周りや車中ロングシートの位置がある。要するに、乗るなら違いも欲しかったという話。


 目の前に瀬戸内海が広がる大畠に差し掛かるものの、以前にも見たからと左側に座ったため見られない。左からは大島大橋へ向かうランプウェイが分かれており、思ったより年季の入っている印象。
めぐ「この角度からもいいかも。」
なぎ「日は当たらないからな、暑くないしいい。」


 由宇は『カープタウン』とあるように、広島東洋がファームチームの本拠地を構えている。実際には駅からも遠く、現地観戦を目当てにするならば不便だ。
もも「…ないわね。」
めぐ「ないと思う。」


 そのまま軽く流しつつ35分、到着した岩国からは"広島近郊区間"となる。ここでも29分あるのだから、駅前ぐらいは少々見ておきたい。
さく「だと思った。」
なぎ「お前もその気だったろ。」

(つづく)