2018年8月26日(日)午前11時29分 山口県防府市
50-1.新山口11:09発→徳山11:51着 普通3328M/※下松行き モハ114-3006
富海の海が姿を見せる。日中に山陽本線から海をたっぷり見たのは、2009年の春休み以来だったか…?
さく「逆じゃなかったっけ?九州行くときで、帰りは夜で見えないし。」
めぐ「ここは…、見てないかも。」
もう1頂、オーシャンビュー。
なぎ「いや、使い方違う。」
もも「本当、昨日負けてたらどうなったか…。」
42分で前半スティントが終了。側面の"幕"に『下松』は入っていないらしく、何も示していない状態。新山口ではとりあえず、経由地にもなる『徳山』を示していた。
めぐ「…なんかね?」
なぎ「落ち着け。」
徳山では18分停車と時間があるので、こちらも見て回ろう。みゆき口は市街地に面しているほうであり、この日は"恒例の長時間番組"によって募金活動等が行われている。
さく「そういやあったね、富士山でも。」
もも「何か、…世の中に貢献とかする気あるの?」
新しくなっていた駅ビルを出て、9年半前に軽く触れている商店街。こちらは特に変わっていないものの、何があるというわけではないのも同じ。
なぎ「画が欲しいからじゃなくってか?」
めぐ「欲しかったの。」
続いてみなと口へ。代行バスはこちらからも出ている。こちらも見る限り、目ぼしいものはなさそうだ。
もも「ってか、外から見なさいっての。」
めぐ「えー…、暑い。」
時間も時間なので、同じ在来線ホームに戻るしかない。昼食らしい昼食は再度先送り…。
さく「やっぱりさっき買ったほうがよかったんだよ。」
もも「しょうがないでしょうよ、誰だったかがパスしようって。」
50-2.徳山12:07発→下松12:16着 普通3328M/※下松行き
後半スティントは9分で終了。新山口や徳山と異なり、島式ホームが1面2線というシンプルな構造。
めぐ「…あれ、時間合ってたっけ?」
もも「あのさ…、毎回だけど。そういうのは前もって確認ぐらい。」
ここから柳井へは2018年8月時点で鉄道が通じていないため、改札を出て代行バスに乗り換えとなる。乗り場は案内に従えばいいだろう。
なぎ「ここがネックだったと?」
さく「そりゃ、そのまま乗れてたら時間も本数もあったし。」
51.下松(12:25)発→柳井(13:51)13:47着 代行バス14号/柳井行き 防長観光バス
いたのは防長観光バスの古めかしい貸切車両。当初見込みより時間は短くなり、またも昼食らしい昼食は先送り。座席にありついた後、4両分の乗客で45席がほぼ埋まった。
下松の駅を出て、県道366号をしばらく進む代行バス。笠戸島への入口たる交差点を経て、付近には日立製作所が車両工場を構えているという。
めぐ「島ってどうなんだろうね?」
もも「行きたけりゃ…、組めばいいじゃないのよ。いつもみたく時刻表とか調べてさ。」
国道188号と合流し、以後は線路と並走する。国道は片側2車線も工事で対面通行となっており、その間の線路は新しいバラストが敷かれている。運転再開はそろそろか…?
なぎ「で…、次に九州行くとき乗りなおすと。」
さく「…新幹線だったら通らないんだけど、わかんない。」
この代行バスが通るルート、実は線路より海が近い。そのためこの景色は貴重なものだったりするのだ。
もも「ま、アンタが免許取らずにここまで来られなけりゃね。」
めぐ「またそればっかり…、原付でいい感じに回れてたのに。」
しばらくして防風目的があるのか、海との間に松の木が植えられて見られなくなる。
代行バスは一旦国道から外れて『光』の駅前へ進む。通常はこんなところで降りる予定を組まないため、なかなか新鮮な景色だろう。
もも「いや…、だからさ?」
めぐ「ここ用事とか、多分これからもなさそうだし。」
光では結構な乗客数が降りていった。両端の線路が塞がれ、取り残された115系。見たところこれも2ドア車両だ。
なぎ「動かしてなかったんだろ?」
さく「…あの115系がってこと?」
駅前広場をこのような角度から収められるのも、あまりないこと。ましてや知人や親族などおらず、全く無縁な土地である。
さく「でもなんか、雰囲気いいよね。」
なぎ「…嫌いじゃないな。」
駅前から戻って、引き続き国道188号を走行する代行バス。ロードサイド店舗が並ぶなど、郊外らしい雰囲気になってきた。ガソリンスタンドはセルフ式に見えても、スタッフ給油方式のスタンドがあるのでどうだろうかと。
もも「…食べたいっても遅い。」
めぐ「わかってるんだけど…。」
時刻はそろそろ午後1時になろうとしている中。国道だけでそのまま進むことはなく、県道144号へと折れて内陸部に進む。ここからのルーティングも楽しみだ。
そのまま入った島田でも結構な降車客が見られる。東海道本線で度々通ってきたほうと異なり、こちらは『しまた』と読む。見る限り無人駅らしく、後々調べたところ2004年に無人化されていた。
さく「ここもなんか画になりそうかも。」
なぎ「使えなくはないかもな。」
駅前から県道へ慎重に戻る防長観光バス。周囲の景色は完全に山めいてきた。
もも「ってか、こんな大きいのここ入れたわね。」
県道を引き続き進んでいき、線路の上を跨ぐ。所々あるバス停スペースに"運転停車"して、後続車両を通す代行バス。山口県で特徴となる黄色いガードレールだが、国土交通省の管理区間では設置されないという。
(つづく)