2018年8月25日(土)午前10時10分 大阪市淀川区・新大阪駅
ホームから上がって路線運行状況を見れば、[A]神戸線が踏切支障。[G]宝塚線は信号故障、[I]加古川線で落石と問題が多い。
もも「アンタらと同じで…。」
さく「同じじゃん。」
めぐ「いいけど、トイレいい?」
さて新大阪の"駅ナカ"は充実しており、トイレも温水洗浄機能付きで快適に利用できる。もう少し時間はあるので、見て回ることもできるかと。
めぐ「…さ、何か。」
なぎ「ここから、次そんな時間ないかもだしな。」
もも「いいけど、食べるもんこんなとこじゃアレでしょうよ。」
落ち着いて食べられる場所といえば…?
(現)豚まん(551蓬莱) 2個340円
1(・2)番ホームの待合室で頂こう。さすがは関西を代表するブランドもの。ふんわり、もっちりした外見。肉感たっぷりな中身。創業者の考えにより偶数販売を基本とするようだが、調べれば1個売り(170円)もあるという。
めぐ「個人的にカラシはなくていいのよね。」
もも「わかりやすい…、前もカラシあって嫌そうに。」
改めて2018年現在、1(・2)番ホームは京都(,米原)行きの『はるか』しか使用していない。2019年3月におおさか東線が開業するまでは、真価を発揮しないということか。
もも「…また?」
さく「…決まったわけじゃないし。」
(前)新大阪→博多南:新幹線指定席特急券 繁忙期5590円
いよいよ新幹線。自由席特急券4870円に、繁忙期の指定席相当分720円を加えたものとして計算。改めてこちらも飯田にて購入し、この時点で既に指定席は2席しか空いていなかったもの。実のところ、組み合わせの問題だろうか?
めぐ「…自由席が空いていればいいんだよ。」
さく「なんなら、のぞみは本数多いし…。」
なぎ「…覚えてろ。」
もも「罰当たりゃいいのよ。」
そろそろ時間なのでホームへ出れば、20番線から発車するこだま739号。時刻表に『500系』と書いてなく、グリーン車もないならば700系の8両編成と決まっている。指定席は4~6号車だ。
さく「それこそ…。次2人と会うのは、博多ってのも。」
もも「…なぎ姉、放っといていこうよ。」
このホームは基本的に8両の折り返し用であり、岡山から乗るさくら553号もここから発車する。後者は(博多からの)停車駅が比較的少ないタイプらしい。
もも「ってか、なぎ姉いないんだけど。」
めぐ「何か買いに行ったんじゃなくって?」
これから乗る"こだまレールスター"、7号車と8号車は指定席車両にして自由席扱いとなる。姿あれどもなかなかドアが開かないのは、車内清掃によるものか。待つ時間は長いもの…。
38.新大阪10:29発→岡山11:31着 新幹線こだま739号/博多行き 726-7005
ようやく車内へ。指定席『サルーンシート』は0系『ウエストひかり』から引き継いだような2列2列の座席であり、濃い青色のモケットが特徴。座席中央にある大きな肘掛は、グリーン車にあるような代物。
さく「なぎ姉、自由席で迎えに来るって。」
めぐ「あ、そうなの…。」
発車した直後は車両基地が目に入り、12系客車や227系電車もいる。しばらくは車窓に大阪の街並みが広がる。もともと山陽新幹線は航空路線と競合しており、JR西日本が0系を改良して需要喚起させた『ウエストひかり』。
めぐ「…だったっけ?」
さく「多分大丈夫。」
長いトンネルに入ると、新幹線は新神戸の駅まで出てこない。神戸港と同じ神戸市内でも、かなり内陸部に位置している新神戸。山陽新幹線で唯一の単純相対式ホームであり、現在は基本的に通過がないため問題ない構造。
さく「地下鉄乗ればいいみたい。」
めぐ「…そうかな?」
新神戸を発車して再びのトンネルへ。抜けてからはしばらく、平野部らしい景色が続く。外はすっかり晴天模様で、今日も暑くなるはずだ。
西明石は新幹線の途中駅でよくある、待避線にホームが設けられている構造。反対側にいたのはピンク色、ハローキティ仕様の500系。指定席では座席移動できず、姿をとらえられない。
さく「いや…、姫いなくてよかったかもよ。」
めぐ「でもやっぱり見たいのよね、写真ありで。」
西明石を発車すると少しだけ、車窓に海が見られる。
めぐ「ごめん、逃した。」
さく「いいじゃん、ここからたっぷりあるんだし。」
姫路も待避線にホームがあり、加えて折り返し向けにもう1本線路を設けている。この停車時間中にのぞみが通過し、こだまは指定席が埋まった。
めぐ「レールスターにここから乗ったの、覚えてる?」
さく「アレだっけ?岡山から津山線がバスだった。」
2007年1月に姫路から岡山まで新幹線の後、津山線が落石で代行バスとなっていた話。ここからはそんな乗車実績があるものの、景色には触れていなかった。山々はトンネルで貫き、開けたところでは家々が多い。
めぐ「…その前にもう1回。」
さく「乗ったんだよね?まだ大学一緒になる前。」
相生は基本的に在来線の乗り換え駅。どういう了見なのか、姫路からの在来線は多くが赤穂線へと進んでいく。
さく「ここからなんだよね、本数なくって新幹線逃げた。」
めぐ「1回2回だけだって、…逃げたの。」
岡山までの1区間は長く、営業キロ(在来線・山陽本線ベース)は67.9kmになるという。その車窓は山々が多い田舎の景色で、夏休みらしい晴天に映えるもの。最高285km/hでもしっかり捉えられた。
めぐ「また昔話だけど、米原から岡山まで臨時で新快速が…。」
さく「アレが最後だったって話だよね?」
2005年9月3日に岡山へ臨時延長され、以後設定されていない新快速の話。さてもうすぐ岡山に着くとされながら、停車するまで案外長いもの。これは特に岡山から、乗り換え路線が多いことも理由だろう。
さく「ああ、なんか懐かしい。」
(つづく)