2020年1月1日(水)午前8時1分 愛知県常滑市・中部国際空港

 そのままフライト・オブ・ドリームズの建物内部を通り抜け、さらに道路をまたいだところを左へ進む。駐車場の建物からはそのまま通路に通じている。


 元日に振り向けば、ご丁寧にも門松が出迎えてくれている。往路で突き当たった"レンガ調の壁面"を右に進めば、こちらへたどり着く流れだ…。
ひろ「…またまとまってない。」
めぐ「せめて…、お正月らしい画は入れたくって。」


 駅のあるアクセスプラザ、さらに第1ターミナルへ向けて動く歩道を5~6本介して進みたい。
さく「何本だっけ?」
もも「こっちもわかんなくなっちゃったし。」


 長かった通路を抜け、最初の"分かれ部"に戻ってきた。初日の出を見る前から概ね1時間強が経過し、すっかり日も高く上がっている。さあ、ちょうど空港を発つ時間だ。
ひろ「フラグ回収しちゃった…。」
もも「いいけど、…ここからどうしようってのよ?」

 中部国際空港からそのまま帰るのも物足りない。そこで2020年"開幕戦"は、あまり目をつけていなかった近隣の路線や駅に着目。笠松から羽島へと向かい、新幹線の下車していなかった駅を取り上げたい。


 空港の駅にあったのは、佐藤栄太郎による『新しき旅』なる作品。それはまるで、ここから旅立つ人々を見送るかのように…。
めぐ「こういう始まるのって何か好き。」
さく「で、この時がピークだったりするんだよ。」


 2面3線式のホームはそれぞれ色分けされ、ミュースカイ専用の1番線は青色。特急が主に発着する3番線は赤色となる。その間も、多くの人々が旅を始めていくのだ。
なぎ「あんま邪魔ならんようにな。」


2.中部国際空港8:17発→笠松9:18着 特急/名鉄岐阜行き 2456
 乗り込むは2200系のうち、多数派となるクロスシートが1列2列の中期型。車内案内のLEDは駅番号に対応したものの、自動放送はまだ対応していない。クロスシートを中心に埋まって発車。


 常滑は高架駅が完成した当時、自動販売機が従来品と異なる"新型"だった記憶を有している。現在は見たところ、通常の自動販売機になっているようだ。以降、特急の一般車両は乗ってくる流れ。
もも「新型なんかあった?」
めぐ「新型っていうか、入れるとこと出すとことか。ボタン。」


 要するに取り出し口や投入口等を工夫させた"ユニバーサルデザイン型"であり、気づけば駅などであまり見かけなくなったため言及したということ。ここで2020年の食べ始めとしよう。

(A)和風ツナマヨおむすび(ファミリーマート) 118円※軽減適用
 何度でも繰り返し手を出し、レパートリーに加える和風ツナマヨ。どこが"和風"なのかはさておき、これを2020年食事部門における"開幕"とさせていただく。

(A)焼チーズカレーおむすび(ファミリーマート) 149円※軽減適用
 カレーに合うよう味付けされたご飯と、最低限"らしい"程度に辛いカレー。合わせるのはチーズで炙り焼き。時間等の都合上温めておらず、冷えたままならば本領も発揮できなかったろうに…。
めぐ「…これは次回再調査で。」
もも「アンタ、結局何でもいいじゃないのよ。」


 太田川でドア部分も埋まってきた。名鉄では初採用となった2層式ホームの高架駅で、現在工事の進められている知立でも採用。加えて知立では、本線の待避線が設置される。
めぐ「これも再…。」
もも「だから、好きにしなさいって。」


 昨年は元日の原付シリーズに始まり、大晦日も原付シリーズで締めくくっている。名和からは、走行した国道247号と並走…。
さく「去年の始まりも知多とか、言ってたよね?」
ひろ「岐阜の山とかじゃ寒いし。」


 もうすぐ神宮前。国道1号を跨ぎ、熱田神宮も近い。


 神宮前での下車客はやはり多かった。初詣の賑わいを見たいのが本望ながら、さすがに入って参拝しないというのも善くないだろう。
もも「いや、そもそも。人見るだけが目的ってのはおかしいっての。」
めぐ「せっかくならお参りしたほうがいいけど、進まないのも。」


 名古屋駅まで来れば、車内はすっかり空きが目立っている。元日の静かな雰囲気は、本来あるべき姿なのかもしれない。
ひろ「じゃあ…、もうちょっといいかい?」
もも「ああ、そう?」


 そんな名鉄名古屋を挟んで並走した新幹線、広島行きのぞみ155号。山陽新幹線へ直通する臨時『のぞみ』は151号から付けられる。
なぎ「また人いっぱいのとか想像しただろ。」
めぐ「…よく見えないもん、中。」


 大里から奥田にかけては、高速で駆け抜ける水田地帯。
さく「ここは…、飛ばしてもいいんじゃない?」


 国府宮は降車客もそこそこで、踏切の車列も短い。時間的に早かっただろうか…?
もも「別に今から、国府宮お参りしたっていいのに。」
めぐ「それも考えたよ。原付新しいのにして、後ろのステッカー?」


 木曽川を渡って岐阜県へ。名鉄からはこの画をあまり入れなかったように思う。渡ったらすぐに笠松だ。
めぐ「…あれ?」
なぎ「帰ったらパソコン見ろ。」


 中部国際空港から61分で到着。竹鼻線はそのまま隣から発車し、枝分かれする形。このため名古屋方向から方向転換で進めることはできず、岐阜方向からも異なる線路へ入ることとなる。
(つづく)