2020年1月22日(水) JR東海から公式発表
【社長会見】在来線通勤型電車の新製について(JR東海公式 ※PDFファイル)
https://jr-central.co.jp/news/release/_pdf/000040199.pdf
イメージ図を見るに、直線を多用している平面チックなマスクがどうも違和感。ただこれならば側面がストレートにならざるを得ないであろう、あおなみ線経由中部国際空港乗り入れ車両にも応用できる。ビードプレスの廃止された側面はどう見てもJR西日本323系だが、ホームドア対応を見越したともいえる。貫通扉はおそらく313系と共通だろう。(画像引用元:JR東海)
性能、機器類等について。最高速度130km/hというのは、313系と合わせて事実上性能が統一されるためと考えたい。座席が全編成ともオールロングシートになるかどうかはともかく、ぜひロングシート6両編成を神領に投入してほしい。
非常走行用蓄電装置は新幹線N700Sから、見事に"在来線向けフィードバック"として取り入れられたかと。最近必須の車内防犯カメラは1両あたり5か所とあり、ドア周り3か所と両車端部になりそう。
ATS-PTがどうとかはともかく、電力変換装置の2重系化等は313系でどうだったかわからない。車両・地上間のデータ通信とは、JR東日本E235系で採用された方式らしい。結局その面は詳しくないので、詳しい方ぜひ。
振動検知装置はキハ25のロングシート車両から導入されたものだろう。一体成型による台車枠、タンデム式軸箱支持構造はHC85系と同じ。このあたりは共通化せて進化させる、JR東海のスタンスらしい。
車内案内表示器がフルカラー液晶ディスプレイ…、1両あたり6箇所ならばドア上だろう。とうとう取り入れることになり、画面数や表示デザインをどうするか。
車椅子スペースも1両あたり1か所とは予想していたこと。車椅子対応トイレが1編成に1か所とある以上、トイレなし問題は解決とみていいだろう。
VVVFインバータ制御は名鉄9500系と同様、SiC素子となったのか…。HC85系に採用されるPMSM方式とは、共通化が遠のいた印象。
室内灯のLEDは313系もリニューアルを待たず導入されている。前照灯のLEDはおそらく全てで、これもHC85系と同じ。行先表示も引き続きカラーLEDとして、下部のライトはいずこへ?
発表された基本性能は以上として、あとは313系と合わせた各所属ごとの仕様とする。加えて半自動ドアボタンは全編成に搭載。この時点では私案ながら実用面共々、これで最良と考えていたが…。
(下記へつづく)
2020年1月24日(金) 波乱と憶測を呼ぶ交通新聞社の記事
交通新聞電子版の記事(※全文は有償登録が必要)
https://news.kotsu.co.jp/Contents/20200124/a6781b8c-90e7-4618-98ff-228293ed47eb
交通新聞社のtwitter記事(※交通新聞電子版の記事)
https://twitter.com/kotsu_TR/status/1220491293547102208
交通新聞社によると投入数は8両編成23本、4両編成42本。全てロングシート車両と捉えられる。神領にロングシート6両編成を導入すべしとは考えたが、8両となれば全くの想定外。中央西線では10両運転も見られることから、色々と憶測を呼ぶ。
6両編成(ないし3両編成2本連結)ならば4両編成を合わせればいい。ところが8両編成とあれば、2両編成を1本連結させるしかない。中央西線において混雑時はともかく、日中は6両が適正量と考えたばかりに…。
神領で増結できるのは313系の2両編成しかなくなった。ワンマン準備設計が8本(B401~B408)と、関西本線や中央西線北部でのワンマン運転に対応する24本(B501~B524)となる。
もっともそのための4両編成かもしれない。313系の2両編成が合計32本で足りるかはともかく、連結すれば6両となる。
それそうとその4両編成、新規投入分だけで合計42本という大所帯。静岡で見るならば、主に113系のクロスシート4両編成をロングシート3両編成で置き換えたのがそもそも間違いだ。ロングシート車両を直接投入するとしても、4両編成での投入は必須といえよう。
大垣への投入も否定できない。普通列車への新車投入ならば、そろそろクロスシート一辺倒でなくていい頃合いかと。私案で挙げた4両編成40本同一仕様配置案は、全てクロスシート。置き換え対象の311系もオールクロスシート。
さらには北陸新幹線敦賀開業以降、敦賀へ乗り入れる『しらさぎ』を新快速に"格下げ"させる私案。ひょっとすれば新規投入分を8両固定編成として、指定席を2両。6両の自由席をロングシートとするかもしれない。
面倒くさくなったので今回はここまでとしておく。あとは半自動ドアボタンを搭載して、定光寺~中津川のドア開閉半自動化をぜひ。
(つづく)
現状計画段階かもしれませんが、あおなみ線経由中部国際空港乗り入れが実現すればの話。名鉄の線路を使用するため、より車両限界が厳しいものという判断です。車体傾斜などなければ、おのずと車体側面形状もストレートとなるわけです。(画像:駅名標のイメージ)