2019年11月12日(火)午前11時4分 長野県諏訪市
諏訪湖のサービスエリアに到着。進行方向右側に母屋を配置しているタイプとなる。
駐車場は大型44台に小型152台とまとまった数の台数を確保しており、平日の昼前とあってか空きが多い。
右側に母屋を配置して、高台となっている下り線サービスエリア。諏訪湖が一望できるのはこのためだ。3年半強前に立ち寄ることとなった上り線サービスエリアも、ついでなので入れておこう。
改めて、母屋を手短に視察したい。サービスエリアとしてひととおりのモノは揃っており、標高の高い土地柄で雰囲気も上々。一方で手早く買って、持ち込めそうなものはあまりなかった。
11.バスタ新宿8:15発→高山濃飛バスセンター(13:45)13:55着 中央高速バス飛騨高山線7003/古川駅前行き 濃飛バス
今回はここからが本番となる。まずは長野自動車道への分岐まで3km。
岡谷ジャンクションで中央自動車道から進路を変える。ランプウェイは山中にあって、なかなかきついカーブ。そのまま高い橋梁で結んでいる
合流後も車線変更は禁止されており、岡谷トンネルを抜けるまで解除されない。
長野自動車道に進んで、みどり湖が最初のパーキングとなる。山中から抜けていないこともあって、最高速度は80km/h。
景色が開けて、塩尻からは盆地を進んでいく。線形はよく最高速度の規制が解除となった。松本まで12km…。
信州まつもと空港は塩尻北が最寄りとなる。長野自動車道の松本まではあと6km。
松本で高速走行を終えるバス。八王子からの大型料金は8430円と表示された。これまでの高速バスと異なるのは、ここからの距離が長いこと。
松本からは国道158号を進んでいく。インター付近は片側2車線であり、しばらくすると片側1車線対面通行になった。誤作動の頻発するgoogleアシスタント、封じるにはどうすればいいか。
(現)牛乳パン(諏訪湖サービスエリア下り/太養パン店) 200円※軽減適用
諏訪湖で購入したパンを投入。ふんわりしたミルクのパンに、ミルク味のクリームが挟まったパン。ミルククリーム…、なのだがバタークリームかもしれない。好きな味なので、突っ込まなくていいのかもしれないが。さあ、高山まで88km。
高山まで80km、対面通行にして狭苦しくなってきた。乗っているのは原付でなく、高速路線用の上質な大型バスなので余計である。山々に雲がかかっているようであり、以降も晴れてくれるのか不安だったり。
こんな道が長距離にわたるのだ。高速道路(中部縦貫自動車道)の整備要望も理解できる。
国道158号と共に安曇野の山岳地へ進んでいく。ここまで来れば冬季閉鎖箇所もところどころ見られる。
上高地まで31km。急カーブも多い山道では譲り合いも欠かせない。
東京電力の稲核ダムが姿を現す。
続いて水殿ダム。国道158号には道の駅『風穴の里』があり、気になる性分だから仕方ないもの。
トンネルは対面通行の幅にも満たない程狭苦しい。原付ならば前方より、後続車両のスピードを気にするタイプだろう。
とはいえさすがにこんな山道。それなりの立ち位置にある国道たる以上、新しいトンネルの工事を進めたいのは当然だ。
トンネル内部での分岐交差を挟んで、もうひとつ奈川渡ダム。そこからはさらにトンネルが連続する。
僅かな明かり部で交差点が設けられている。
閉じられた旧道は橋などでパスしており、その遺構がよくわかる箇所も少々。自動車(・原付)で上高地へ向かう際は、その先にある駐車場でバスへ乗り換えなくてはならない。
白骨温泉へ向かう長野県道300号が分岐。このあたりまで来ると、落葉した木々も目立ってきた。
以降も旧道らしき箇所をトンネルでパスしていき、繰り返していく。
上高地に向けて県道24号が分岐し、国道158号は交差点を左折する格好。直進する県道は環境保護の目的により、通年で一般車両の通行が禁止されている区間。
そのまま少々で安房峠へ分岐する。ここから直進すると自動車専用道路になっており、それこそ中部縦貫自動車道の一部となる『安房トンネル』だ。この日は工事で片側交互通行となっていた。
トンネル内部は対面通行の高速道路そのもの。結果的に部分的ながらも、対面通行で右側通行というレアな状況へ立ち会った。このトンネルが開通したことで、繁忙期に5時間かかったといわれた峠道の通過から解放されている。
長さ4370mの安房トンネルを抜けると、そこは岐阜県。続いてもう1本、長さ380mの湯ノ平トンネルをくぐる。原付は旧来の峠道を通らなければならないので、今回バスで通れてよかったと…。
料金所は岐阜県側の1か所に集約されており、ETCはスマートインターで用いられる一旦停止型を採用。そのまま旧道(峠道)と交差合流し、国道471号の起終点ともなっている。
少しだけ戻る形となり、3度目の休憩箇所にして最初の降車箇所。平湯温泉のターミナルへは少々遅れて到着し、下りる客はいない様子。大型バス向けの駐車スペースを多く確保している。
バスターミナルは『アルプス街道平湯』に併設。建物は土産物売り場やレストランなどが入っており、2階は団体専用のレストランらしい。
(現)飛騨牛まん(アルプス街道平湯) 500円※軽減適用
あまり時間がないので飛騨牛の串焼きは頂けず、選んだのがこれ。蒸し上げられたまま渡されただけあり、熱々のモノ。中身に飛騨牛のしぐれ煮が入っておいしい。
(つづく)