今回は海浜幕張に続いて、東京ドームという"ダブルヘッダー"。収容数も多く特定球団の関連企業が保有していないだけあり、国際試合にはよく用いられます。


2019年11月11日(月)午後5時19分 東京都文京区・東京ドーム

 今回指定された位置は『ロイヤルウイング』『S指定席ビュッフェ付き』『バルコニーシートA飲食付き』に該当する。後方には"ラウンジ"として、座席以外の椅子とテーブルを設置。暖色系スポット照明や床カーペットと共に高級感を出している。


 通常時は『プレミアムビュッフェ』として、東京ドームホテルによる食べ放題メニューが提供される。ビュッフェ付き(座席込み価格)ならば『プレミアムラウンジ』、ビュッフェなし(座席と別料金含む)ならば『バルコニーシート』としてもらいたいかと…。

 この日は提供されないようなので、何か探そうか。


 昼間の千葉ではあまり開いていなかった飲食売店。1階の店々はやはりシャッターが下りたままであり、開いているのはグッズショップだけ。


 2階も1塁側で開いていたのは4か所。一応3塁側を合わせれば8か所になるものの、バリエーション面では乏しい。


 4階も同じく、少ない選択肢。いくらチケット価格が安くとも、やはり日本戦でないからか低い需要。多大なキャパシティを持つ東京ドームで、席種を選ばなければ自由に使えるだろう…。


 ということで、ようやく座席からの眺め。長年唱えている"アッパーデッキ万能説"に合致しているかといえばしているし、今回はそれよりもやや目線が低い。全体的に"四角い"ため、見やすいことは確かだろう。


(S)こだわり味噌豚丼(東京ドーム) 780円※軽減適用
 価格からみた量、メイン具材とキャベツの配置バランスなど申したい点も多々。味はタレもそうだし、肉もなかなか味わい深い…。


 それからしばらく過ごした後、セレモニーが始まる。グラウンドへ大きな大会旗と共に、対戦国の国旗が入場。今回はオープニングラウンドC組1位の韓国が、A組2位のアメリカを迎え撃つ形だ。


 まずはアメリカの監督、コーチが読み上げられグラウンドへ。この大会にはメジャーリーガーが参加していない。そのためアメリカ代表といえど、名の知られた選手はいないようなもの。そのため日本球界からディクソン(オリックス、9月の大阪)が選ばれている。


 続いてスタメン選手が順に読み上げられグラウンドへ。スタメン選手の後は控え選手が、読み上げられることなく一斉にグラウンドへ。この世界野球ではグレーベースのユニフォームを着用しており、背ネームが入っていないため少々物足りない。


 一方でこちらも近年、あまり接点のない韓国野球。強いていうならイ・ジョンフが、イ・ジョンボム(元中日、2000年にナゴヤドームで見ていたり)のご子息であることぐらいか。


 流れとしては同じく、監督,コーチ,スタメン選手は読み上げあり。控え選手は読み上げなしでグラウンドへ並ぶ。先発バッテリーは準備のため、セレモニーには姿を見せない。


 審判団も"第三国"が担当し、日本からは2人が出場。グラウンド上では4人制を採用している。


 スコアボードがぶれてしまった。セレモニーは続いているので、落ち着いてからやり直そう。


 アメリカ合衆国国歌、大韓民国国歌が流された後。両監督と審判団が最終のメンバー表交換を行う。


 スコアボードは英語表記に対応しており、その際はチームのロゴ文字が用いられない。この対応は"BLACK橙魂祭"等で文字色を変えた際にも見られるが、やはり国名がアルファベット3文字だけでは…。

 1回表1アウトから、初安打がボームのツーベース。フォアボールとヒットで満塁も、連続三振に終わる。

 韓国の応援は内野席から、鳴り物を用いることなく行うようだ。1回裏1アウトからキム・ハソンが初安打、2塁へ盗塁も決める。ヒットが続き1,3塁も2アウト。


 キム・ジェファンがライトスタンドへ3ランホームランで韓国先制!


 2回表は2アウトから2,3塁もショートゴロ。以降しばらく動きがないので、少々探しがてら2階へ。日本戦以外のスーパーラウンドにおいて、立ち見は単独でチケットが販売されない。

 

 3回裏1アウト1塁からイ・ジョンフがセンターへの二塁打も、ランナーがホームでアウトとなったためリプレイを要求。

 


 そのままアウトで変わらず、韓国は9回までの要求権利を失った。結局このイニングは無得点で終了。


(S)ドームエッグバーガー(東京ドーム) 480円※軽減適用
 昨年いただいた際、たまごの"とろ~り感"など思いのほか上々だった1品。肉は市販業務用ハンバーグかもしれないが、そのほうがボリュームを増やしやすいのかもしれない。質より量を求めるとして、価格とのバランスが適正かどうかは皆様にお任せする。


(S)豚トロ丼(東京ドーム) 800円※軽減適用
 これも価格からみた量、メイン具材とキャベツの配置バランスなど申したい点が多々。塩タレとキャベツでご飯に合うのは、結構な策士だ。程よく噛み切れて硬い、肉の食感もいいと思う。さて試合に戻せば、4回表は1アウト1,2塁からダブルプレー。5回表は2アウトから連打で1,3塁も三振に終わる。

 6回表、トイレから戻る前にアメリカの攻撃が始まってしまった。結果、ロッカーのホームランを見逃してしまう。その後2アウトから連打で2,3塁も空振り三振。6回裏は2アウトから2,3塁もセカンドゴロ。

 7回裏。2アウト1塁からキム・ハソンがセンターへ打球を落とし、一気にホームイン。続くイ・ジョンフもレフト線へタイムリーツーベース。申告敬遠で1,2塁の後に空振り三振で3アウト。
(つづく)

 


ところで3回裏、ホームクロスプレーの判定で韓国側が"疑惑"だと申し立てたといいます。まあ勝敗に大きな影響もなかったので、この一件は軽めに流してよかったことでしょう。試合はもう少し続きます。