今回は前回収まらなかったバス往路の続きと、そこそこ短くまとめたバス復路を見ていきましょうか。珍しく細切れでお届けした大阪遠征も、これで終わりますか…。

2019年9月21日(土)午前9時58分 大阪府吹田市・桃山台駅

 高速バス路線の『千里ニュータウン』は、北大阪急行電鉄の『桃山台』と同一位置となる。ここで2人が下車していった。


 本線に戻ると流れがよろしくない様子。江坂からは地下鉄の区間となるが、しばらくは地上を引き続き走行。


 新大阪の付近は1964年新幹線開業時、もしくは1970年大阪万博までに完成したと思しき構造物が色濃く残っている。


 淀川を渡った先、大阪市の中心部らしいビル群が見えてきた。


 阪急梅田のビルを見上げれば、すぐに到着する。


 バスはこのまま『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン』へ向かうが、今回は大阪駅のJR高速バスターミナルまで。多くの客と共に下車し、引き続きの乗客は少ないようだ。1フロア式であるため、名古屋への復路でここに戻ることとなる。そして…?

2019年9月21日(土)午後6時頃 大阪市北区・大阪駅JR高速バスターミナル
(A)奥大山の天然水(サントリー) 108円
(A)クラフトBOSSブラウン(サントリー) 150円

 CMではそれなりに見かけれど、実際に頂く機会はなかなか来ないもの。それは何かといえば、後味すっきり微糖のペットボトル入りコーヒー。水1本と合わせて200円以上になり、セブン-イレブンでau Walletならば2ポイント獲得。


 ひとまずは座って休みつつ、写真とメモ帳でもまとめながら待つとしよう。すると2階建ての定期観光バス『OSAKA SKY VISTA』が、このバスターミナルから発車。


6.大阪駅JR高速18:30発→名古屋駅新幹線口21:27着 超特急名神大阪22便/名古屋駅行き 647-13961
 復路はJR東海バスの2号車が指定され、貸切用の4列トイレなし車両(日野製)が来た。前方に入った1号車は高速路線用のエアロエース(三菱ふそう製、4列ワイドシート)であり、往路とほぼ同じ組み合わせだ。

 座席は"スタンダードシート"で中央ひじ掛けはなく、座席幅を狭めながらも補助席はない。予約段階で空席ばかりだと思ったのが2号車であり、こちらも発車段階で結構埋まったようだ。


 まずは大阪駅を回り込む。秋分の時期ともなれば、午後6時半に外はすっかり暗くなってくる。トイレなし車両であるため、ここからの状況によっては休憩箇所が増えるともいう。


 高架橋へ上がってからの国道423号(新御堂筋)は流れが悪い。すでに2往復した淀川も、この時間では暗くてよく見られない。


 新大阪の駅も夜闇で存在をアピール。新幹線開業当時の写真をどこかで見れば、周囲にまだ大きな建物がなかったという…。

 千里ニュータウンはこちらへの乗車なし。写真に収めるような景色があるかといえば、正直どうだろうかと。

 府道2号(大阪中央環状線)とのジャンクションにて、続いていた車列が池田(中国自動車道~山陽自動車道)方向へ進んでいたと確認。そのまま進んだ中央環状線(大阪府道2号)は結構流れている。

 吹田から高速走行スタート。ETCを用いず一般扱いになったのはこの車両が貸切用であり、本来は特大車料金となるため。路線車両は大型車料金であり、搭載するETCが対応しないのだ。

 京都深草でこちらへも1人乗車し、乗車人数が"確定"。トイレなしであるため生じていた5席分含めて、ここからは名古屋駅まで少ない空席を自由に利用できる。


 草津パーキングを通過。ここをパスしたとなれば、所定の甲南パーキングと考えていいだろう。


 そのままジャンクションへ進み、名神高速をまたいで新名神高速へ。正式には"渡り線"へ一旦進み、建設途中のジャンクションから"本線"となる。


 結局は所定のとおり、先に入っていた1号車と並び甲南パーキングで休憩。20:05からの10分であまり余裕はない。


 広場も暗くて見られない。


 母屋たる『忍者の里甲南』は明かりが灯っており、開いているとわかる。2階建ての2階は内部も景色も気になるところだが、そんな余裕はない。



(現)濃厚クリームパン(忍者の里甲南上り) 216円
 地元の製パン所による商品であり、最後の1つであったため購入に至る。北海道十勝牛乳を用いたカスタードクリームは、嘘をつかずに濃厚でいてくれた。


 1号車から1テンポ遅れて再スタート。亀山西からは往路と同様に新名神を直進。この区間が開通したことにより、草津田上から御殿場ジャンクションまで結ばれた。

 新四日市付近では災害復旧関連か工事をしており、片車線の規制もあって流れが悪くなった。言及された"3スティント制"は、ここで時間を要する可能性に触れたのだろう。

 結局は多少の"詰まり"だけで終わって、東名阪自動車道へ進む。"最終箇所"の大山田に"ピットイン"する必要はなさそうだ。


 ETCを使用しなかったため、名古屋西では大型料金を確認できず"ストップアンドゴー"。名古屋市へ入り、工事中の名二環を見下ろしつつ名古屋高速へ。千音寺からは大型車と特大車の区分がないため、ETCを使用できる。


 黄金で高速走行を終え、環状線(名古屋市道)を介して名古屋駅新幹線口。遅れるどころか少し早く到着した。


 今回はこれにておしまい。
(おわり)

おまけ・あおなみ線経由中部国際空港の現状と未来~高速路線でのBRTは存在可能か?~(序章)

 さてフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』によると、BRTシステムはバス専用車線,バス専用道路,車外運賃徴収,交差点での待遇,乗降口の高さという特徴の大部分を有するという。これで何が言いたいかと…?

 JR東海バスと三重交通が運行する、金城ふ頭~中部国際空港の高速路線。これを"BRT"と見られるのか考えたかった。現状満たす可能性があるのは、名古屋駅からあおなみ線を経て片道1200円のセット券(車外運賃徴収)ぐらいか。

 少なくともJR東海バス担当便について他路線(東名高速,名神高速など)との兼ね合いはあるだろうが、交通系ICカードは利用可能とすべきかもしれない。三重交通は近距離路線車両であろうから、すでに利用可能なものとみた。

 交差点の待遇は考えたい。現状では大府インターにおいて一旦高速道路(伊勢湾岸自動車道←→知多半島道路)を出て、信号を介する形になっている。特に空港行きは右折となるため、信号で待たされることもしばしば。

 ほか3要素は不可能で不要とみるのが妥当か。
(つづくかはわからない)


最後ちょっと余計なのが入ってしまいましたが、以上となります。