2019年7月22日(月)午後0時42分 宮城県大崎市・鳴子温泉駅

 駅で持ち出した案内地図に記載されていた総菜屋で購入し、駅に戻ってきた。これから乗るのは先に新庄へ向かってから、ここまで折り返してきた車両。よって先ほど乗った編成となる。


 こ線橋から見えるのは、川を越した先に山が霧がかった風景。雨が降らなければ、そこまで幻想的にならなかっただろう。


(現)茶流彩彩・麦茶(コカ・コーラ) 120円
 自動販売機ながら、新発売の"お試し"という名目で120円。このブランド自体、久々に見た気がする。

(現)とんかつ弁当(おばちゃんキッチン工房LINK) 540円
 手作り感あふれる総菜屋の弁当はカツも大きすぎず、付け合わせもシンプル(ポテトサラダ,だし巻き卵,漬物)に程よいボリューム感でまとまった。ソースの味は結構好みかも。

29.鳴子温泉13:05発→新庄14:09着 普通725D/新庄行き キハ110-243
 後部車両は"最上川展望車両"で、右側の1人席が窓へ向けられる回転式。過去にどういうわけか石巻線で乗っており、座った感じがあまりよろしくなかったことを覚えている。今回は左側のボックスシートから景色を見よう。


 出発してすぐは右側の景色が開けており、左側が山林の景色といった組み合わせ。やがてトンネルが連続する。


 温泉郷は続いており、所々湯けむりも上がっている。


 中山平温泉に停車。C58蒸気機関車の366号機が静態保存されている。


 鳴子温泉での3時間を挟んで、すっかり山間部の路線となっている陸羽東線。


 堺田は相対式ホームの痕跡が残っている。この付近が県境になり、分水嶺でもある。


 左側がまた開けてきた。雨は降っておらず、遠くの空が明るい。


 橋を渡って最上に停車。反対側に入ってきたのはキハ110系列でも、標準的なカラーリングを纏っている車両。


 相変わらず雲は厚く、山々を覆っている。


 鵜杉の近くは山々が近くに見られる。


 川沿い道と共に進んでいく陸羽東線。


 瀬見温泉まで来たところ。入浴後であったため眠気も誘い、ここまでの行程において寝る時間もあまりなかったもの。


 南新庄を出ると電化された線路と並走する。


 新庄に到着。奥羽本線の途切れた部分を通路としており、ホーム位置が少々離れても段差なく乗り換えられる構造だ。


 秋田方向と陸羽東線、陸羽西線は狭軌となっている。調べればその昔、寝台列車が両路線を介していたらしい。


30.新庄14:18発→山形15:32着 普通1440M/山形行き クモハ701-5504
 対する山形、福島方向は標準軌。新幹線特急と普通では発着ホームが分けられ、前者は中間改札も設けられている。乗り込む普通はオールロングシートの701系にして、ライトの位置やドアステップがないことなど専用設計になる。


 発車してしばらくは先程の非電化単線と並走。


 上を高規格道路が跨いでいる。


 南新庄は電化された標準軌のこちらにホームがなく、非電化狭軌の陸羽東線がそのまま単線で離れていく。しばらくして奥羽本線は複線になった。


 カーブはそれなりに多いものの、先程が最高速度の低い非電化路線であったもの。軽量車体を持つ電車で最高速度も高く、余計に速く感じられる。


 そのまま単線になっている。北大石田は片面にしかホームがない。


 新幹線特急の停車する大石田は、相対式ホームを持つ一線スルー構造の駅。


 袖崎の付近、工事中の東北中央自動車道が見られるのはそう長くないはず。


 村山は新幹線特急が停車するため、橋上駅舎を持つなど立派な造り。ここでそこそこ乗車してきた。


 東根は新幹線特急が通過し、ホーム1本だけの無人駅に収まっている。


 さくらんぼ東根は新幹線特急が停車し、相対式ホームと橋上駅舎を持つ。


 乗客も入れ替わり、新幹線車両が入ると発車となる。


 乱川の周囲に広がるさくらんぼ畑。


 新幹線特急が停車する天童は、2面3線式のホーム構成。後から標準軌になった新庄~山形は、停車駅が統一されている。


 天童南は片面ホームだけの無人駅ながら多く乗ってきた。近くにイオンモールがあるためだろう。


 南出羽の駅前にはやたら大きな建物がそびえ立っている。


 羽前千歳で狭軌の仙山線が合流し、以後は山形まで単線が並列する区間となる。景色は2日前にも取り上げたので、そのまま流していいだろう…。北山形は3路線全てに相対式ホームを有している形。


 山形に到着。乗車方向を無視すれば、福島から新庄の標準軌区間をこれで制したこととなる。ここも新幹線特急は在来線普通とホームが分けられ、中間改札によって隔てられている。米沢行きの普通は16:31発まで運行されない。


 山形は一昨年の1月に降り立っており、深く取り上げることもない。ただせっかく時間もある以上、改札を出ておくのが礼儀だろう。とりあえずトイレには入っておきたい。

(S)フロムアクア(JR東日本ウォータービジネス) 108円
 駅にて何か欲しくなるところではあったもの。ただ最近は細かな出費が、頻度共々増えているとも思うもの。水だけでお暇しよう…。

31.山形15:59発→仙台17:13着 快速3840M/仙台行き クモハE721-26
 快速は2両のE721系0番台を2本繋いだ4両で、停車駅を除いては前々日と変わらない。座ったら寝られるだけ寝ておこう。北山形は3路線全てに相対式ホームを有している形。


 作並に停車。仙台市内は雨模様らしい。


 霧のかかった山々を見る。今日はそのまま進むだけ。この快速は愛子から各駅に停車し、乗ってくる流れにある。


 東北自動車道のうち仙台市内と周辺ではカーブが多く、最高速度が80km/hとされている。それを上から跨ぐ仙山線も、県境の山々をトンネルで越えてきた。


 前々日は北仙台から山形へ向かい、復路は左側に座っている。ここからは右側の景色を見ていきたい。


 そうは言っても、都市部に程近い郊外の住宅地。東北本線を跨ぐまで、特筆すべきものもない。
(つづく)