お待たせしました。新時代最初の夏休み、7月19日午後から23日朝にかけての東北旅行。目的はプロ野球本拠地で最後に残った宮城球場(楽天生命パーク宮城)と、仙台地区の鉄道未乗車路線(左沢線,利府支線,仙台市地下鉄ほか)です。実質の最終日は何をするのやら…?

2019年7月22日(月)午前7時32分 仙台市青葉区

 今回、仙台市で迎えた最後の朝。もう戻らないのだから、大きい荷物は持ったまま地下鉄へ。


26.勾当台公園7:39発→仙台7:42着 富沢行き ※1000N系
 この地下鉄車両もこれで最後。乗車位置が悪く、平日朝の混雑した中では車両番号を記載する余裕もない。


(S)仙台市地下鉄運賃:勾当台公園→仙台 200円
 地下鉄の仙台駅から地上へ出て、JR仙台駅に向かう。元々1本遅らせても大丈夫な程度に、時間的余裕は持たせていた。


(S)い・ろ・は・す(コカ・コーラ) 110円
 ここから小牛田へ向かうには6両で入ってきた前方2両、701系ワンマン車両に乗ることとなる。後方4両、E721系1000番台は常磐線へ折り返していく。

27.仙台8:01発→小牛田8:47着 普通525M/一ノ関行き クハ700-1023
 長距離運用でオールロングシートは、いきなり気分も削がれてしまう。とりあえず座席を確保して、必要な水分を仕入れよう。


 岩切までは利府へ向かった際と同じルート。トイレに入りたい。トイレから出ると、この701系は陸前山王に差し掛かっている。


 国府多賀城に停車。


 塩釜で下車する客が結構多い。左側から右側の景色は写真にできないものだが、座った正面に海が見られるのはいいもの。


 品井沼から鹿島台にかけて、見られるのは水田地帯の風景。過去に通った区間ながら景色を見ていないため、小睡眠のタイミングが図れない。


 乗ること46分で小牛田へ。701系の普通は、ここからワンマン運転で一ノ関へ向かう。乗り換える陸羽東線は隣から発車。回送を先に出さなくてはならないため、ホームでさらに待つこととなる。


28.小牛田9:07発→鳴子温泉10:04着 普通4725D/新庄行き キハ110-241
 回送されるように入ったのは、単行車をつないだ2両。陸羽西線(奥の細道最上川ライン)向けとされ、窓の下は黄色く塗られている。JR以後の気動車にして、車内に入れば思いのほか床が歪んでいる。


 余裕でボックスシートにありついた後、そこそこ埋まる程度で発車。しばらくは水田地帯が続いているが、写真写りの良しあしがどうもしっくりこない。


 古川が近づくと家々が多くなる。やはり新幹線の駅があるからには、それなりの需要なりあったりとか…。


 在来線ホームは1面2線の島式とシンプルにまとまっている古川。ここで乗客が少し入れ替わった。


 しばらくしてまた建物が少なくなった沿線。上をまたぐ高速道路は東北自動車道でいいだろうか?


 東大崎を過ぎても景色は田畑の広がるものだが、次第に雰囲気は変わってきているらしい。


 有備館付近になって、ようやく山らしい景色となってきた陸羽東線(奥の細道湯けむりライン)。相変わらずの雨模様なためか、肝心の写真はうまくならないようだ。


 池月はかつて2面3線式だったであろう痕跡が見られる。


 国道47号と並走する奥の細道湯けむりライン(陸羽東線)。川渡温泉など"温泉"が駅名に入り、いよいよ温泉郷へ進んでいく。


 鳴子御殿湯の次が鳴子温泉となるように、それらしい雰囲気も出てきた。山にかかる霧が何とも言えず美しい。

 57分で鳴子温泉に到着。かつて陸羽東線で快速『湯けむり』が運行されており、この普通は名残を残すかのように数少ない定期直通列車となっている。


 路線中の主要駅とあって、2面3線式という立派な造りをなしている。ここで3時間、何ができるか…。


 何やら円形競技場のスタンドのように段差があり、敷かれた座布団が座席になっている交流スペース。トイレに入っておこう。


 駅の足湯。


 駅舎は地域交流施設や観光案内所を併設しているもの。


 温泉街を回らずして、鳴子温泉へ来た意味はない。所々湯けむりが上がっている。


 商店街も見て歩きたい。


 狭い階段がひっそりと佇んでいる。ここを上がれば早稲田桟敷湯にたどり着く。


 今回来るにあたって、あらかじめ目を通していた日帰り入浴。この早稲田桟敷湯は"共同浴場"らしからぬ、モダンな外装を有している。ただ年月が経過し、少々傷みも目立っていた。

(現)鳴子・早稲田桟敷湯 大人540円
 2階部分から階段を降りて入口となる。シャンプーは備え付けがなく、ドライヤーも100円のレンタル式。ネットカフェで購入していた5点セット、タオル,ボディスポンジ,シャンプー類はこのためだったのだ。歯ブラシは持参していたので持ち帰ろう。

 風呂場はやはり共同浴場。大きな浴槽は仕切られている程度で1つだけ。露天風呂は貸し切りになっており、別に1000円が必要となる。

(現)チチヤスちょっとすっきりミルクコーヒー(伊藤園) 130円
 風呂上がりは何か飲みたいもので、やはり定番はコーヒー牛乳系。不思議と最近は缶入りで飲んでいなかったりする。

 一旦外へ出るように階段を上がり、2階にあるのが『桟敷』の休憩室。まさしく畳敷きの大広間で、平日昼間に人はほぼいない。


 すっかり休みすぎたようだ。昼食もまだなので、ほぼ時間は残っていないこととなる。次に来ることがあれば散策したいもので、今回みたく日帰り入浴となれば3時間では足りない。そして晴れてほしいもの…。
(つづく)
 

さて『イーグルスからあげ』について補足と訂正。後で調べれば宮城県産『森林どり』を使用し、味付けに『仙台味噌』を用いていたといいました。どうりで味が濃いわけです。