2019年7月21日(日)午後6時1分 仙台市宮城野区・楽天生命パーク宮城

 通常は『Edyカード』用端末ならば1000円単位で入金するところ、この"遊園地"には数少ない小銭専用機が設けられている。なんとなくな気分で370円を入金し、席に戻ろう。

 試合は5回裏に動く。ウィーラーがセンターへ二塁打。下水流はライトフライで動けず、堀内が空振り三振で2アウト。茂木はタイムリーヒットで勝ち越し!島内が死球を受けたところで、投手をミランダから松田遼へ交代。浅村はサードゴロ。


 グラウンド整備に入り、2日連続のタオル回しへ。雲が多く蒸し暑かった今回、幸いにも午後から雨は降っていなくてよかったもの。


 上空にはドローンも出現。この芝生席からであれば花火も見えるだろうが、今日は相反するように行われない。

 6回表は2アウトからデスパイネを捕逸による振り逃げで出塁させる。続く長谷川勇がレフトスタンドへ逆転2ランホームラン!内川聖一はセカンドフライ。


 6回裏、モイネロが3番手のマウンドへ。釜元がレフトに入る。2アウトから和田がレフトへのヒットを放つも、ウィーラーは空振り三振。

 7回表、3失点の石橋に代わって久保が登板。明石が左中間へ二塁打の後、甲斐のバントで挟まれる。1アウト2塁から上林がライトへのヒットとなって…、リプレイを要求。外野芝生自由エリアからでは、リプレイ映像が全く見られない。


 判定は変わらず2,3塁。牧原のファーストゴロはホームをアウトにし2,3塁が続く。西田がピッチャーゴロで3アウトチェンジ。


 赤色風船の舞った7回裏、椎野は昨夜の借りを返したい。代打の渡邊佳が四球を選んで、代走の辰己を堀内がバントで送って1アウト2塁。茂木もフォアボールを選び、島内は内野安打で満塁。しかし浅村がダブルプレーで台無し。

 8回はブセニッツ、森がそれぞれ3者凡退。9回表は青山が(今年観戦4試合目の)マウンドにあがって、1アウトから明石がサードへの内野安打。代走の周東が盗塁を仕掛け、セーフとなったため2度目のリプレイを要求。

 そのまま盗塁成功となって、9回までの要求権利を失った。甲斐がレフトへタイムリーヒットとなり、貴重な追加点。上林はファーストファウルフライ、牧原もピッチャーゴロで終了。


 9回裏、現状のクローザーとなる甲斐野。高谷がキャッチャーの守備につくなど、逃げ切り体制へ。2アウトから代打に藤田も、センターフライに終わった。


 ビジターに"お立ち台"はないとして、6回表に逆転2ランを放った長谷川勇也選手のインタビューは場内へ流れる。


 昨日は表示された観衆数をタイミング悪く見逃している。試合も終わって座席移動自由になったので、今日は25845人だったとしっかり確認。試合は思いのほか長引き、4時間0分となった。


 ライトスタンドのビジター席も遠目ながら見ておきたい。福岡ソフトバンク、勝利の二次会は当然ながらトランペット類なし。これはこれで独特なスタイルにできるものの、やはり物足りない印象は否めなかった。


 この2日間、上部の"ビジョン"は広告にほぼ徹していたイーグルスタワー。よく見れば供用開始前にもかかわらず、人がいたように感じられた。内覧会でも行われたのだろうか?


7月21日(日)楽天2-4ソフトバンク
ソフトバンクが連敗を6で止めた。ソフトバンクは2回表、内川聖一のソロで先制に成功する。その後は逆転を許すも、6回に長谷川勇の2ランが飛び出し、再びリードを奪った。投げては、2番手・松田遼が移籍後初勝利。敗れた楽天は、先発・石橋が好投するも、打線がつながりを欠いた。(戦評:スポーツナビ)


 さて通常のナイターと比べ、全体的に1時間早められている日曜日。せっかくなので場内をもう1周り見たいもの。まずは芝生席前方、テーブル付きの『外野レフトホームランボックス』。金網フェンスが目の前に迫り、グラウンドより掘り下げられているのが特徴。


 続いてはバックスクリーンに近い、最大5人用の『外野センターボックスシート5』。こちらの座席はクッションが入っており、座った感もよさそうだ。


 この『外野センターボックスシート5』は3区画全て配置が異なっており、1つはネットカフェのフラットシートらしいタイプとなる。さらに前方の椅子席は女性専用の『イーグルスガールエリア』。


 レフトスタンドへ進みたい。2005年当時(両翼101.5m)の外野フェンスから前へせり出すように設けられた『Eウィング』も、度重なる改造ですっかり元の形を成していない。手前の芝生席は最大10人用の『ピクニックボックス』となる。


 前方こそペアシートが設けられているレフトスタンドも、後方は応援席として成り立っている。応援用機材を撤収しているところに、黄色いマスコット『スイッチ』もいた。


 レフトのポール際まで回ってきた。ライトスタンド~1塁側を眺めればあちらにも、下から上まで多種多彩な座席が用意されている。数は販売されているもので51種類にも及ぶという…。


 コンビニ端末で席種を選べたならば、やはり内野3塁側『バイバーシート』に落ち着くことだろう。比較的安価であるほか、座席も昨日の上段席より優れているタイプ。形状はナゴヤドームでも見かけるもので、ひじ掛け完備の跳ね上げ座面式。

 …と、ここまでになりそうか。

(現)おいしい水ミウ(ダイドードリンコ) 110円
(現)ミウプラススポーツブルーオアシス(ダイドードリンコ) 130円

 外へ出た以上はもう場内に戻ることもない。帰りのドリンク類は自動販売機で買えば現金が使えるし、価格も抑えられていいもの。ただ実際問題、夕食はまだありついていない…。
(つづく)