2019年8月17日(土)午後6時58分 岐阜県加茂郡八百津町

 関市を出る直前に入ったミニストップから16.5km、可能ならば休憩は早めにしていきたいもの。その休憩がてらコンビニで探せば、ほぼ何もなし。ドリンクなし状態継続決定も、兼山町はクリアできたので良しとしよう。

 対面通行の田舎風景も、午後7時を過ぎればほぼ見られない。美濃加茂市に戻って、走りやすい道は続いている。青柳橋を渡れば旧国道だ。

岐阜県道371号 森山3丁目(美濃加茂市)→新太田橋(美濃加茂市)
 かつての国道41号とあって、距離表記や方向は明らかに一般県道から逸脱したもの。ついでに岐阜県道の路線番号は地区ごとに割り当てがあるらしく、新規認定となった県道も同じ法則にのっとって附番されているという。旧一級国道らしく走りやすい対面通行。

岐阜県道207号 新太田橋(美濃加茂市)→太田本町4丁目(美濃加茂市)
 新太田橋はさらに国道が路線指定面で複雑に交差し、分離や合流をもしていた交差点であった。ここからはかつて国道21号だった区間であり、どことなく貧相な印象ながらも"2桁国道の競演"が見られたもの。

 美濃加茂市役所を経て、現在の国道41号となる美濃加茂バイパスが交差。左折しよう。

国道41号 太田本町4丁目(美濃加茂市)→大脇(可児市)
 暫定施工部分を含めて、対面通行区間から"解放"される中濃大橋。渡った先は可児市(いわゆる"本土"のほう)であり、しばらく信号が続く区間。今回はこのまま直行…、しない。

岐阜県道361号 大脇(可児市)→湯の華アイランド(可児市)
 可児川駅からの県道が国道41号を挟んで、目的地となる場所へ結んでいる。県道そのものは別のそれ(県道349号)と干渉するばかりか、それが狭いため可児川駅は断念。


 八百津町内から11.2km。もう1方の起終点こそ、目的の『湯の華アイランド』である。まずは静態保存されているモノレール車両を見ておきたい。2008年に廃止された名鉄の犬山モノレール(モンキーパークモノレール線)で、形式はMRM100系という。


 小ぶりなクロスシートが並ぶ車内は午後8時まで見学可能。廃止まで非冷房のまま推移し、保存後に冷房が設けられたのは皮肉だろう。3両単位だった編成を1両だけ保存したため、壁で仕切られて狭苦しい。


 車内の資料などによればかつて北陽館があり、この"母屋"は江陵閣から引き継がれて『湯の華アイランド』になったという。

(現)温泉スパ休日(湯の華温泉) 900円
 入口の券売機で入浴券を購入し、靴箱のカギと共にフロントへ。ロッカーのカギは指定制で腕時計型、付属するバーコードで購入した分を出る際に後払いする方式。

 まずは体を洗うとして、洗い場にシャンプー類はしっかり完備。洗った後はかけ湯をして、内風呂から入っていこうか。

 内風呂は美肌に効果的な天然温泉を主に、水風呂やジェットバスなどで構成。今回は高温乾燥式サウナへも入って、少々ながら可能な限り発汗させて(汗腺の活性化)おく。水飲み場もあったので、水分補給もしておきたい。

 露天風呂は天然温泉を用いた岩風呂など、多種多彩だ。炭酸温泉は"人工"とあるように、発生させる装置を用いてるのだろう。シルキー風呂の超微細気泡もおそらく同じだ。座り風呂や寝風呂は首元に冷水パイプが通っており、理想的な"頭寒足熱"を実現。

 名物たる『真玉石風呂』は空きが出なかったので、同様な1人用の壷風呂で"代用"。湿式薬草塩サウナには入らず、夜間で景色も見えずに上がっておく。

(後)明治コーヒー(明治) 130円
 上がった後はやはりコーヒー牛乳、特に瓶入りならば尚更だろう。これら自動販売機は現金も使用可能ながら、ロッカーのカギに付属するバーコードで後払いならば楽だ。

 2階以上は岩盤スパのエリアになるため、今回は見ることもなくスルー。椅子の並ぶ待合ホールで休もうか…。


(後)関フルーツ(関牛乳) 130円
 ここでもう1つ瓶入り乳飲料。地場産の『関牛乳』は瓶のフタが古典的な紙製となっている。ピーチ味となっており、ミルメークのそれだと思ったほうが分かりやすい。

 レストランは屋内のほか、東南アジアらしく模した屋外へも出られる。メニューはしっくりくるモノがないため、夕食は先送り。

(後)茶流彩彩・麦茶(コカ・コーラ) 140円
 水分調達もそこそこに、畳敷きの『スヤスヤコーナー』でさらに休む。寝やすいように薄暗くした室内は、壁に著名人らのサインが飾られている。ほとんどはテレビ番組で訪れた際のものだ。

 あまり遅くなってもいけない。ロッカーのカギをフロントへ出すとともに、付属するバーコードで支払った分を現金で"正式に支出"。靴箱から靴を出して後にしよう。次があるならば、もっと明るい時間にしたいものだ。

国道41号 大脇(可児市)→大我麻町(名古屋市北区)
 山間を進むような国道は片側2車線。虹ヶ丘の交差点以降はしばらく信号もなく、そのまま愛知県犬山市。山を抜けると平野部の夜景が奥に広がり、以降はすべて平野部の幹線国道。信号もそこそこに扶桑町、大口町へ。


 湯の華温泉を出て15.8km。国道が新たに片側3車線となって、できれば"新規開拓"もしたかったところ。そこへあったのがラーメンの『山岡家』である。ここは券売機で先払い方式となっており、水もセルフサービス。


(現)醤油つけ麺(ラーメン山岡家) 740円
 専門店でのつけ麺も味わったことがなく、この機会だから食べてみたいもの。今回は選択可能なうち、味濃いめ,背脂普通,麺かためとしてみよう。醤油タレに合わさった豚骨スープへ、自ら麺を絡ませて食べる。海苔も立派なトッピングだ。

 さらにスープが添えられ、味が濃すぎるならば"追いスープ"で薄めるといい。テーブル上の調味料とともに、変化をつけられるのもありがたい配慮。

 


 深夜かどうかスレスレの時間帯。食べ終わったら、あとはひたすらの帰り道。ただなんとなく、デザート系の甘いものが欲しかったり…。

(現)完熟メロンオ・レ(セブンプレミアム) 116円
 7.7km進ませてコンビニで1つ。ここからはもう飲みながらでもいい。

 あとは国道41号から、国道302号左回りで帰宅。走行距離は175.6kmになった。
(おわり)