2019年7月20日(土)午後0時32分 仙台市宮城野区・岩切駅

 新しい自由通路と橋上駅舎を持つ岩切。こちらの駅前は狭く、出入口が元々なかったと想像できる。


 自由通路から仙台方向の線路を眺められる。


 当然ながら、もう一方の出入口も見ておくのが礼儀というもの。


 こちらの駅前にはロータリーがあり、元々地上に駅舎を構えていたと想像できる。昨年の東京都内と異なり、気温はさほど高くない仙台市内。しかし湿度が高く、屋外では快適に過ごせない。トイレは改札の中にあるだけ。


10.岩切12:59発→利府13:05着 普通4443M/利府行き クモハ701-1508
 ここからの利府支線で用いられる701系。昼間は支線内で折り返し運用となるため、2両のワンマンとなる。車内は冷房が効いているので快適だ。当初予定の普通から乗ったところで、立ち客も出ない程度の車内。


 発車して、本線とは接することもなく離れていく。


 左側は新幹線の車両基地。


 無人で単式ホームしかない新利府を挟み、車両基地は続いている。


 6分で到着した。これにて一応、東北本線を全て乗ったこととなる。


 相対式ホームを"コの字"にした頭端式となっているものの、この時間は片面で間に合っている。そんな利府では花壇も出迎えてくれる。


 都市部の終着駅らしく、駅員が配置されている利府。駅舎は利府町コミュニティセンターを併設している。ロータリーも十分な広さを持ち、バスが各地区へ発着する。


 駅前には『りふレ横丁』なるものがあった。居酒屋主体らしく、この時間はどこも開いていないようだ。


 さて、話を東北本線の支線に戻したい。岩切から分かれた線路はここで途切れている。


 かつてはここから山々を越えていくのが本線だったらしく、しばらくはまとまった用地が見られるもの。現在は駅付近が駐車場となっている。他は特に思い付かないので、駅に戻ろう。


 待合所に冷房はあるものの、仕切り扉がないため"室"にはなっていない。加えてコミュニティセンターの案内所も、休憩所として利用できる。


(S)大きなおにぎりベーコンマヨネーズ(NewDays) 160円
 ベーコンは細かく刻まれたタイプ。マヨネーズは黒胡椒入り。合わせて高相性。下手に大きなサイズで食べづらくなるより、このほうが大いにいい。

(S)サンドおむすびロコモコ風(NewDays) 260円
 ハンバーグにレタス、玉子にデミグラス系ソース。全てはハンバーグのレベルで、このおにぎりは価値が決まるというもの。厚みがあってよろしい。


 利府町のリーフちゃん。


 仙台へ戻ろう。このタイミングでどういうわけか、次の岩切行きは反対側から発車するという。平面移動が可能な構造でよかったものだ。

11.利府14:00発→岩切14:06着 普通4444M/岩切行き クハ700-1508
 乗るのは往路と同じ701系のワンマン2両編成であり、日中はこの1本を単純往復させる方式。復路は反対側の景色を見ていこう。


 新利府の付近にあるジャンクション。ここは三陸自動車道から仙台北部道路が分岐するのだが、路線番号E6は仙台北部道路に向いている。三陸自動車道のE45はここが起終点だ。


 車両基地がないほうはジャンクションを除けば、ひたすら水田地帯の広がる風景。右手になった車両基地で旧417系がいたものの、これでは収められない。


 発車して6分乗って、本線に合流せず隣合って到着。合流するのは仙台へ直通するものだけだ。岩切ではすぐに乗り換えとなる。階段を介さなければならないものの、往路で大まかには確認済み。


12.岩切14:12発→仙台14:23着 普通2548M/仙台行き モハE721-1006
 来たのはE721系の4両固定編成で、座席は空いてなさそう。立ったままで、左側に貨物基地が見えても写真は収められない。


 利府から23分で仙台に到着。折り返しは小牛田行きになった。


 ここからは"楽天遊園地"の最寄り駅、宮城野原へ向かおう。今日は時間に余裕があるので、慌てることもない。


 仙石線の9・10番ホームは地下にあることもあって、他と大きく離れている。島式1面2線であり、起終点となるあおば通からの営業キロは0.4km。ちょうど地上ホームを挟んで両駅があるものか。


13.仙台14:36発→宮城野原14:40着 普通/東塩釜行き モハ204-3101
 首都圏から撤退した205系を、ドアボタンなど各種改造した4両編成が用いられている仙石線。現在は15分間隔で普通のみ、1時間サイクルで多賀城,東塩釜,高城町,石巻へ運行されている。


 仙台から2駅目。無理にロングシートへ座ったところで、5分もたたないうちに到着。地下にあるホームは1面2線の島式。


 ひとまず鉄道乗車モノはここまで。改札を出ると、壁面はクリムゾンレッドのタイルで彩られている。


 階段を上がった出入口も、このとおりクリムゾンレッド。ご丁寧にもヘルメットまでかぶさっている。


 ここからは徒歩で少々。どうも雲が多くなってきたらしい。


 隣には陸上競技場も…。


 そして見えてきた目的地、"楽天遊園地"こと宮城球場。2018年からの名称は『楽天生命パーク宮城』となっている。


 通常はチケットの購入手段が限られるため、出向くことが難しいものと考えていたもの。ところがセブン-イレブンで引換券を発売しており、今回は購入して企画した次第。開場1時間前からイーグルスゲート横、特設ブースにて引き換えよう。
(つづく)