2019年7月20日(土)午前8時51分 山形県西村山郡大江町・左沢駅前

 今回は予定を早めたため、90分を切る滞在時間。そんな限られた時間で、自己流で可能な限り見て回ろう。駅前のドラッグストアはまだ開いていない。


 銀行と郵便局があって、コンビニはない左沢の駅周辺。最高速度"40"の補助標識は、"高・中速車"とあるものが残っていた。


 県道23号は国道458号にぶつかった。直進方向にあたるのは県道112号。


 国道をそのまま進めば、最上川を渡って山形市にたどり着く。


 国道から外れ、歴史的なまちなみへ。


 ふれあい会館と公園。


 結局は何をするということもなく、駅に戻る流れになった。そびえるのは…?


 大江町役場も駅から近い位置にある。正面こそ新しくしているものの、建物自体は古めかしい。参議院通常選挙の期日前投票があるため、この土曜日は裏手しか開いていなかった。


 とりあえずトイレに入りたい。役場でできないとなれば、駅しかないだろう。引き上げて戻るのが最善だ。


 途中に大昔のガソリンスタンドらしき看板を発見。今となってはほぼ見かけないものかと…。


 洋式トイレに乏しい中で、なんとか済ませられた。ではもう1つ気になっている交流ステーションで、残りの時間を過ごそうか。


(現)小岩井ミルクとコーヒー(キリンビバレッジ) 税抜98円
 そして水分と共に、朝食を確保しておきたかった。こういう立地で24時間営業は必ずしも必要なく、ドラッグストアが大いに役立つもの。甘めな"モーニングコーヒー"と共に、惣菜パン2つを選択。

(現)大きなメンチカツ(山崎製パン) 税抜128円
 もはや定番の肉食系ドーナツ。それでもこの肉感はやめられない、それが『大きなメンチカツ』。

(現)まるごとソーセージ(山崎製パン) 税抜108円
 こちらは意外にもご無沙汰だったり。ホットドッグとも異なり、味付けが加熱されたからしマヨネーズ。手軽なそれこそ『まるごとソーセージ』。

(現)十六茶(アサヒ飲料) 税抜84円
(現)グリーンDAKARAやさしい麦茶(サントリー) 税抜78円

もも「…あれ、傘は?」

 


7.左沢10:11発→山形10:51着 普通334D/山形行き キハ101-13
 復路も同様にオールロングシート、トイレのない専用気動車を2両連結。傘がないならばジンクスからして、今回は結構不安だ。


 往路と対になるよう、左側の景色を見ていこう。しばらくは山のほうを向いている。


 羽前高松は片面ホームに新しい待合室とトイレ、地区公民館がある無人駅。


 寒河江の近代的な橋上駅舎と、左沢線の車両基地を見ておきたかった。ここで客が一気に乗車してくる。


 往路ではヒマワリ畑を見た羽前長崎。ホームの反対側は住宅が多い景色となる。雨も降ってきた。


 羽前金沢の付近に来れば、左側がひたすら田畑の広がる風景。


 福島から通じてきた東北中央自動車道。ここから先、秋田県まで1本で繋がるのはいつになることか…?


 東金井に停車したキハ101。復路は左側に座ったため、住宅街の景色を向いている。


 北山形は3路線全てに相対式ホームを有している形。そのまま山形まで、1067mmの線路を仙山線と共用する。


 トイレなしオールロングシートで40分、特に不満もなく到着。単線ですぐ隣から発車するとわかった以上、1分乗り換えでも勝算はあった。

8.山形10:52発→仙台12:10着 普通828M/仙台行き モハE721-1010
 往路と異なる4両固定編成。全て空いたボックスシートはないため、車端部のロングシートに座る。


 北山形は3路線全てに相対式ホームを有している形。仙山線は1線スルー式になっている。


 羽前千歳で山形(新幹)線から外れる。かつては奥羽本線として、仙山線からの直通も設定されていた。


 山形県の県庁所在地たる山形市。その"中心"になる山形駅は、この日合計14分いただけで終わった。


 山寺は観光地らしく、駅前もそのような雰囲気を見せている。


 そのまま県境の山々へ進んでいく。雨も降っており、この後の予定にどのような影響を及ぼすか…?


 トンネル途中で宮城県仙台市に入る。トンネルから抜けると窓の外側が曇り、これを『冷蔵庫現象』と名付けた昔話になる流れ。内部の温度が低温で安定しており、高温の外部に出てきて結露を起こすため。


 奥新川に停車。秘境感を思わせる雰囲気ながらも、ここは仙台市に位置。JRが定めている"特定市内"の範囲にある。


 車窓はただひたすらの自然美。それ以外に何を求めることもない。


 作並に停車したE721系。ご丁寧にも、市販のプランターで『作並』と表している。


 熊ヶ根から陸前白沢にかけて渓谷美と橋が組合わさるも、タイミングを合わせられない。


 もうすぐ愛子。住宅が増えてきた向こうは、青空も見せている。
めぐ「ごめん、寝る。」
さく「あ、寝てなかったんだっけ?」


 同じ仙台市でも住宅が多く、比例して本数も多い区間。今朝の出発点となる北仙台に戻ってきた。


 東照宮の次は仙台。空もいつしか晴れ模様で、夜にかけて心配はなさそうだ。


 本来スタートとすべき仙台に到着した。隣からは福島県のラッピング編成が、仙山線として発車。朝食から時間は経過せずとも、米を入れたくなったのでコンビニ売店へ。買ったら後で食べるとしよう。


9.仙台12:18発→岩切12:28着 快速5571D/石巻行き HB-E211-8
 発車直前のハイブリッド車両がいたので、勝手に乗りたくなったからと乗車。どうせ2駅なので、立ったままでいいだろう。


 10分足らずで岩切へ。利府支線はホームが完全に離れていた。


 せっかくなのでこの空き時間、駅の外へ出よう。
(つづく)