2019年7月20日(土)午前5時52分 仙台市青葉区
仙台市、 一番町で迎えた朝。昨夜までの天候や予測に反して晴れている。予定より早めて左沢へ向かい、仙台に戻ってからも利府へ向かうパターンを予め用意していた。
(現)仙台市地下鉄乗車券:勾当台公園→北仙台 200円
(現)コインロッカー小(勾当台公園駅) 400円
コインロッカーに大荷物を預け入れようとすると、小銭が足らないことに気づく。そこで先に乗車券を現金購入し、コインロッカーの400円を確保。預け入れてスタート!
4.勾当台公園6:02発→北仙台6:07着 泉中央行き 1218
僅かに時間的余裕を失っていたため、2本目の電車へ。この場合は北仙台に出たほうがわかりやすい。
北仙台でJRに乗り換えよう。地下鉄の駅からは案内表示が出ており、外へ出て歩けば近い。
JRの北仙台は平屋建て駅舎。駅前広場はあまり広く見えない中、タクシーが早朝から待機している。今回はここから、JRの未乗車路線を制していきたい。
(現)青春18きっぷ 11850円
仙山線の途中駅であり、1面2線の島式ホームで十分間に合うもの。曲がりなりにも主要駅であり、快速はすべて停車する。
5.北仙台6:17発→山形7:37着 普通821M/山形行き クハE720-34
現在はE721系のみで運用されている仙山線。セミクロスシートの4両はそれなりに乗っているので、適当に座って山形へ向かいたい。
しばらくは山へと入りきらず、住宅の多い中を進んでいくE721系。この通勤通学需要が多いため、快速の多くは仙台から愛子まで各駅停車となっている。東北福祉大前に停車…。
タイミングが合わなかったためやり直し。ここではあまり下りず、そのまま発車。
全区間単線の仙山線。どことなく仮設らしい雰囲気の葛岡も、ホーム1本だけで両方向とも捌いている。周囲は何やら建物の工事が進められているようだ。以降は景色がよくなろうとも、なかなか開けない。
この路線の主要駅にして、区間運転の"折り返し"駅。愛子と書いて"あやし"と読むのは繰り返し覚えておきたい。別名を"秋保温泉口"という。
その先は同じ仙台市内でも、雰囲気は大きく変わってくる。着実に山へと進んでいき、建物も比較して少ない。
作並にかけて臨時駅がかつてあり、それはどこだったか。2006年当時は全便通過したものの現役であり、当然ホームは残っていた。廃止後の2017年には撤去されたらしいが、当時通った際は夜間であった。
臨時駅は『西仙台ハイランド』と『八ツ森』の2つ、どちらが先だったか。そしていよいよ山奥へと進んでいく。
仙山トンネルが県境となり、ようやく『仙台市内』から抜けていくE721系。抜けた先の面白山高原は山形県にあり、かつて快速が停車したものの現在はすべて通過する。
山寺が近づいてきた。ここからは山を下って、山形市内へとひた走る。
楯山に来れば周囲も開けており、山形市に入った印象。客層は終始、部活動などの高校生が目立つ車内。
羽前千歳は山形(新幹)線とホームを共有し、それぞれ単線のまま交差。以降は並列して山形へ。見えている照明塔は"Y"の字を模ったようだが、これは何だろうか?
北仙台から80分。仙山線の隣には専用塗装をまとった、左沢線の気動車が待機している。
6.山形7:50発→左沢8:44着 普通327D/左沢行き キハ101-12
専用気動車は17m級の単行式、オールロングシートでトイレが設けられていない。淡赤色の席に座った感じは柔らかめな印象だ。4両連なっているうち、後ろ2両は寒河江で切り離される。
北山形までは仙山線と線路を共有…。
北山形は3路線全てに相対式ホームを有している形。ここで早くもというのか、反対方向の車両を待つキハ101。
非電化単線となった左沢線。山形市にあって山形駅から近いため、しばらくは住宅が景色だと思わせる。
左側はいきなり開けて、田畑やビニールハウスが主体となった。右側は東金井まで住宅街。
東北中央自動車道は無料区間を挟みつつ、晴れて福島まで繋がった高速道路。右側の景色も開けた田畑が多い。
そんな水田地帯が続く中、山裾にメルヘンな建物を発見。
羽前長崎に停車。駅前にはヒマワリ畑が広がっており、夏らしく美しい風景となった。
最上川を渡ると寒河江市に入って、また住宅の多い景色となる。
寒河江は数少ない有人駅にして、折り返す便も多い拠点駅。1面2線の島式ホームであり、隣から山形行きが発車するタイミングだ。
ここで後ろ2両を切り離し、前2両はワンマンとなる。
近代的な橋上駅舎が上に架かっている。かなり以前の鉄道雑誌にて、この工事が完成したことを取り上げていたと覚えている。
北仙台から北山形を経て、目立っていた運動部の高校生。西寒河江までに全て下車していった。
以後はすっかり空きの多い車内。周囲も再び開けて羽前高松へ。
高台のようなところへ上がってきた。柴橋の次は、路線の終着駅たる左沢。
置き忘れられている水筒。最後にトンネルを2つ抜ける。54分で到着。乗車時間も限られているため、オールロングシートでも問題にならない。
駅舎は大江町交流ステーションを併設しており、なかなか大きい。
日本海側に位置する内陸のまち、おそらく冬は雪が多いのだろう。駅前へ通じる道には消雪パイプが埋め込まれ、路面が赤茶色くなっている。
大江町の地図があるのでとりあえず見ておきたい。駅を基点として、歩いて回るルートがいくつか用意されている。
(つづく)