2019年6月21日(金)午後2時32分 岐阜県岐阜市・岐阜駅

18.岐阜14:45発→美濃太田15:18着 普通1721C/飛騨古川行き キハ25-1007
 下呂から先はホーム高の都合があるとはいえ、オールロングシートで飛騨古川という長距離運用はどうかしている。クロスシート車両の本数(0番台×5本)からみて、異論は出なかったのだろうか?

 ただ、発車時点では座席も埋まってきた。結果的には大垣で早めて正解だっただろう。


 岐阜を出ると高架橋から下りて、非電化の単線となる。景色そのものは何度も見ている区間なので、見ながら流しめに進めよう。


 蘇原などの無人駅では、待合所を有する簡易駅舎が主に設けられている。


 鵜沼へ近づき、斜面にも建つ住宅街。国道21号沿いは郊外のバイパスらしく、ロードサイド店舗が建ち並ぶ。


 坂祝にかけては右の景色がいいもの。並行する道路はかつての国道21号であり、坂祝バイパスへ全面移行した現在は岐阜県道207号になっている。


 坂祝の次は美濃太田。見たところ、路面などはどことなく濡れている。美濃加茂の市街地に差し掛かって、どうも雲行きが怪しくなってきた。


 美濃太田に到着し、この普通は15分停車する。ここから高山方向はICカード方式での利用ができず、始発駅(もしくは改札を出て美濃太田)から乗車券を買って乗らなければならない。


 こちらも時間が少しあるので、北口のほうを見たくなる。ロータリー出口にある標識を見たところでは、県道から外れたのだろう。

 


 北口は南口と比べて、何もなさそうなほう。自由通路の役割を担う橋上駅舎から、市街地のほうへ向かうのがメインだろう。大学時代に市街地活性化の研究をしたもので、よく覚えている。


19.美濃太田15:37発→可児15:44着 普通640C/多治見行き キハ75-3406
 太多線のキハ75。保有車両数の都合はあるだろうが、短距離ローカル運用メインでオールクロスシート。運転速度も低い路線で2エンジンはもったいない。1つ2つでも、異論は出なかったのだろうか?


 それでも景色が全く映えないことはない。美濃川合を出て、ダム湖のようなものが見られる。


 岐阜からJRで59分。可児に到着すると、ホーム上に新しい"もの"ができている。


 可児の駅舎そのものが新しくなったわけではない。


 駅前には新しく、ファミリープラザなる建物が佇んでいる。時間があるので入ってみると、中は木の温もりといい香りが漂っている。


 ロータリーなど駅前広場はまだ整備途上らしい。


 それぞれJRと名鉄の駅舎、そこへ新しく自由通路が設けられた。


 ここからは名鉄で犬山、さらに小牧線を経てナゴヤドームへ向かいたい。こちらも駅そのものは昔風で変わっていないが、発車案内がカラーLED式に交換されている。


20.新可児15:59発→犬山16:19着 普通/犬山行き 5355
 少し待って、来たのは廃車対象となる2ドア一般車両。しかも旧車両からの機器類流用となれば、現在は貴重品。この春からは平日日中、河和線の全車一般車特急からも運用を外れたらしい。


 駅名だけで残る日本ライン今渡。とうの昔に日本ライン下りは廃止され、現在は特急(,ミュースカイ)こそ停車するものの無人駅。駅名改称による手間や経費を惜しんでいるとしか思えない。


 かつて大学キャンパスの最寄り駅だった西可児。その後は別の大学が、建物などを使用してくれることとなった。


 善師野は先祖代々無人駅。各種システム導入前はホームに駅舎がなく、出入り自由な開口部が多数設けられていた。


 犬山に着いたらそのまま乗り換えよう。トイレが改良されたことを確認しているうち、小牧線専用の300系は混みようを見せている。


21.犬山16:27発→平安通17:01着 普通/平安通行き 321
 とりあえず座ったところで、眠気に任せて寝るだけだ…。


 小牧線専用の車両基地が頓挫し、車両解体にも用いることなく。間内付近に名鉄が確保していた用地は、結局資材置き場だけになってしまっている。


 味美から味鋺にかけて、国道302号の古い高架橋が残っている。こちらも度重なる計画変更により、初期に開通した区間で遺構が残ったらしい。


 新可児から62分。上飯田連絡線(名鉄小牧線,地下鉄上飯田線)の終端駅も例外ないようで、1面2線の島式ホーム。こちらも名古屋市中心部方向への延伸計画があったらしく、やはり計画に留まっているらしい。


22.平安通17:02発→ナゴヤドーム前矢田17:07着 ナゴヤドーム前矢田行き 2509
 通路を介して、名城線ホームに来れば発車するところであった。2駅先が目的地であり、とりあえず今日は先を急ぎたい。飛び乗ったら立ったままでいいだろう。


 新可児から68分。名港線は大曽根を終着とするのが通常ダイヤだが、臨時ダイヤでナゴヤドーム前矢田まで運行された。これは車両基地を有するためでもある。


(M)名鉄・名古屋市営地下鉄運賃:新可児→ナゴヤドーム前矢田 930円
 今回は自己満足な"マシンガン継投"もあって、時間的余裕がほとんどない。駅からそれなりに長く続く通路が『ドラゴンズロード』として毎年装飾されるも、じっくり見られない。


 ということで、またしてもやってきたナゴヤドーム。今回は"ラストが最近締まらない"という理由で、最初に決めた甲子園との変則2連戦を組んだのだ。


 この3連戦では『ガールズシリーズ』と題して、フォトスポットが各所に設けられる。これも使えそうだ。
(つづく)