(※今回はかなり偏った性的志向が見られます。)
2017年のオープン戦。レストランシートにて隣席の方が、(試合と無関係な)巨人の配布レプリカユニフォーム(薄水色)を着用。無関係ながら、その"放送作家見習い"を連想してしまった。

更に転じてもう1人、優等生だった涼子ちゃんが"夜の三冠王"といわれる理由。それは"その派閥"だからというだけにあらず…。
(涼子→めぐみ)
これは涼子が中学生だった頃の話。夏休み明けから体育祭の練習が始まり、クラスとは別の縦割り団で活動する。幼馴染のめぐみは、団が離れてしまった。
体育祭であるからに体操服なのは当然として、問題だったのはめぐみの足元。特に体育祭の練習を、外で行う日。昇降口で靴を履くどころか、靴下を脱いでいた。
昔に体操教室は裸足だったというが、それからは裸足になることもほとんどなかったもの。めぐみが自発的に靴下を脱ぐ姿など、想像すらできなかった。
普段は見せてくれない、めぐみの素足。全体的にムチムチした印象があり、あまり日焼けしなかったせいか色白な足。やや幅広な甲は滑らかで、柔らかそう。
それでいて思いのほか、足の指が長かったりする。親指と人差し指がだいたい同じ長さであり、そこから小指にかけて弧を描いている。どこか恥ずかしげにモゾモゾさせている仕草も、そそられてしまう。
そして、裸足だったという体操教室の賜物だろうか。土踏まずはとても美しく出来上がっていた。どうしてだろう…、幼馴染なのに。たかが靴下を脱いだ、それだけの足なのに。ドキドキしてしまうのだ。
そのままめぐみは、裸足のまま団へ向かっていった。慣れていないのか足取りはぎこちなく、ためらっているようでもある。きれいだった足の裏が、次第に砂で汚れていく。
ただめぐみたちの団は全員が裸足になっていたようで、見たら少し安心していた私だった。イケないことのに、また見たい…。
その後もめぐみたちの団は、体育祭の練習を裸足でしていた。そのたび、めぐみの素足から目を離せなくなってしまった。迎えた本番の日、涼子たちの団も裸足になる。涼子は靴下を脱ぎ、無性にドキドキしてしまう。そして自身の足を…、直視できない。
気づくとめぐみが涼子のほう、特に足元を見ていた。全体応援の演技で、めぐみたちの団は体操服に裸足という姿。練習のときとほぼ変わらない。対して涼子たちの団は制服に着替えており、そこに裸足である…。
見ているめぐみと、見られる涼子。互いに恍惚の表情を隠せない。さらに校庭に素足の裏が触れて、涼子の感覚は尚更おかしくなる。ダメだ、集中できない…!
それでもなんとか、全体応援の演技をやりきった涼子。意を決して、めぐみと自身の足を可能な限り見比べてみる。彼女と比べて小さい足は相応に幅も狭く、足の指が短かった。この差はどうして生まれてしまうのだろうか。
後に人それぞれ足の形が違ってくると知り、埋められないコンプレックスとして残ってしまった。その後も中学校の体育祭では、全体応援の演技を裸足で行うのが恒例になったもの。自身もそうだがめぐみの素足を見られる、貴重な機会だった。
(つづく)