
なんとか『令和』時代を迎えられた、昭和59年設置の4輪自動車通行禁止標識。それはともかくとして、今回は4月の話。東京へ出向くからには、目的をいくつか持ちたいものでして…。
2019年4月12日(金)午後0時32分 東京都目黒区・大橋ジャンクション

11.名古屋駅新幹線口7:45発→東京駅日本橋口13:19着 新東名スーパーライナー新宿4号/新宿経由東京駅行き 747-12961
大橋ジャンクションからのルートが、通常の東名ハイウェイバスと異なる"新宿便"。ジャンクションの"建物"に入ってからは、地下へ向かってぐるぐる回り込む。

内回り方向との分岐を経て、中央環状線の外回り本線に合流。トンネル内の照明はナトリウムランプと蛍光灯が併用され、部分的に明るいほか暖色系になって雰囲気もいい。

もっともトンネル内は景色が見られないので、ほとんど"ルートを確認する"だけ。セレガは初台南で高速走行を終えた。

甲州街道(国道20号)へ進み、ビル街の景色となる。西新宿1丁目の信号を過ぎれば、新宿駅はすぐ近い。

バスタ新宿へ上がるJR東海バス。標識で"通行"が禁止されるのは高さ4.1m以上のほか、大型貨物,原付,軽車両,自転車。一般車両も敷地内には入ることが出来ない。

一昨年1月のJRバス東北と同様、タクシー乗り場を備えた3階の降車場へ。ここで他2人を残して下車していった。

引き続き国道20号を走行し、四ッ谷駅へ差し掛かる。

国立劇場の前を通過。大劇場では主に歌舞伎や日本舞踊、演劇が演じられるという。以降は皇居に沿って進む。

見えてきた鋭角状の建物は警視庁本部庁舎であり、テレビドラマなどでも多く登場している。ここからは国道1号となって、もう少し皇居に沿う。

日比谷からは通常の東名ハイウェイバスと同じルート。日本橋口のビルを見て、バスの降車場へ到着する。


日本橋口と、ほぼ隣接している八重洲口。改札の中へ入ろう。

12.東京(13:41)発→日暮里(13:53)着 普通/山手線内回り モハE235-34
結果的に1本早まった山手線。待望のE235系は、かなり乗っている。

秋葉原、御徒町でまとまって下車したので座ろう。座席色こそ違えど、座面感覚的にはE233系とあまり変わらない。座席上などに液晶画面が増え、動画広告に用いられている。

11分で到着。ホームドアが完成しており、E231系後期から対応を考慮。サハの4600番台はE235系に編入された。

今回、日暮里に来た目的は久々の乗車となる"新交通システム"。改札を出てからは案内表示に従えばいいだろう。

2008年に開業した都営の『日暮里・舎人ライナー』。2009年に乗った際は台風接近な上、そもそも景色を写真に収めていなかったのだ。

13.日暮里14:04発→見沼代親水公園14:24着 見沼代親水公園行き 312-2
乗るのは当時と同じ形式であり、大多数を占める300系(※ローカルルール:系に統一)。いくつか当時と変更点が見られるのだが、それは後程としたい。日暮里を発車してすぐは集合住宅など、少し高い建物が多い。

隅田川を渡って足立区へ入り、足立小台に停車。集合住宅が目立つのだが、東京23区にしてコンビニは遠いほうだという。

すぐにもう1つ、荒川を渡りつつ首都高速中央環状線を見る。渡った先が扇大橋の駅となる。

高野(こうや)から江北(こうほく)へ。景色は次第に戸建住宅が多くなったものとなっていく。

緑が多く広い、この公園が舎人公園だろう。車両基地を有するため、駅は2面3線のホームとなっている。舎人は"とねり"と読む。

20分で見沼代親水公園に到着。終着駅ながら日暮里と同じく、1面2線のシンプルな構成となっている。

もちろん外にも出ておきたい。駅は見た目からあまり特徴を感じられない、シンプルな新交通システムの高架駅。下を道路が通っているのは、名古屋ガイドウェイバスと同様だ。

駅前ロータリーにコミュニティバスが入ってきた。従来はバスでしか通じておらず、輸送事情が安定しなかった足立区西部。現在は"鉄道"を補完する役割を、バスが担っている。

反対側はひたすらに戸建ての住宅地が続いている。始発駅が徒歩圏内ならば、日暮里(・上野)方向への通勤にもさぞかし有利だろう。

ほど近い位置に埼玉県との境があるためか、ここから先に"線路"は通じていない。付近にコンビニはあるので、小さな買い物には困らない。


14.見沼代親水公園14:46発→日暮里15:07着 日暮里行き 311-3
乗るのは往路と同じ形式であり、大多数を占める300系。以前は定員超過を防ぐためにあえてクロスシートで統一されていたものの、路線の性質上通勤時間帯は混雑が激しい。そのため300系は一部がロングシート化され、座席色も緑系になっている。

来た道をそのまま戻るので、高架上から同じような景色となる。低層住宅が並ぶ中では、高層マンションや大型商業施設が目立って仕方ない。

舎人公園の敷地には陸上競技場も備わっている。その他、屋外スポーツ施設がいくつかあるらしい。

西新井大師西に停車。文面からして『新井大師』の西から、さらに西へ位置している。

調べれば橋としての『扇大橋』は、日暮里・舎人ライナーの高架下を通っている道路橋だという。発車して橋を渡る前は、遠目に首都高速の橋を見る。中央環状線の『五色桜大橋』は、走行振動でライトアップの発電を行っている。

足立小台を挟んで川が2つ。橋が限られるとなれば交通集中も納得だろう。高速道路と川の組み合わせが、何か落ち着く風景。

西日暮里まで来ると、集合住宅やビルが多くなる。

復路は21分の乗車で、日暮里に戻ってきた。新型の1つたる330系を"擬人化"させた、『NT-リリ』に出迎えられる。
(事前録 おわり)


…かかりましたな?もう東京に家は構えられぬぞ、澤村拓一。