さて前回をもって、実は国道420号の単独区間はクリアとなっていました。重複する国道257号は今回と逆方向なので、まだまだ完全制覇は遠そうです。そんな国道257号を北上すると、恵那市で同363号と418号に接触します。

2019年5月5日(日)午後3時42分 愛知県北設楽郡設楽町

国道257号 アグリステーションなぐら(設楽町)→稲武町(豊田市)
 しばらく農村風景が続いた後、再び山間部らしい雰囲気。標高は高いようで、桜が散るような光景も見られるもの。そのまま豊田市に入るが、旧稲武町。むしろ長野県のほうが近いはずだ。

 そんなまちの中心部に入ってすぐ、国道153号と交差。

国道153号 稲武町(豊田市)→どんぐりの里いなぶ(豊田市)
 左折して橋1つ、トンネル1つ過ぎれば道の駅『どんぐりの里いなぶ』に至る。手前の『アグリステーションなぐら』からは7.9km。距離600mながら一昨年秋の"原付合宿"以来、国道153号の走行実績が塗りかわったのだ。

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 一昨年秋の"原付合宿"では深夜であり、空きの多かった駐車場。普通車106台と大型車12台の広いスペースは日中、二輪車共々多く埋まっている。タイミングとしては、ちょうど二輪車が集団で退出していくところであった。

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 建物は分かれており、駐車場から見て右側が"夜明かし"した観光案内所。奥がトイレ。階段を下りた左が飲食や土産など、主な"モノ"だろう。

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(現)くるみ五平餅(どんぐりの里いなぶ) 500円
 店の前にて炭火で焼かれ、人気を博して残りわずかとなっていた五平餅。こちらは店頭に『梨野米ミネアサヒ』とある。45分前に食べた『アグリステーションなぐら』のエゴマ五平餅とは同じ大きな小判型だが、そもそもタレが違うので比べるのもよくないだろう。どちらも大変美味しく頂いた。

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(現)あらびきフランク(どんぐりの里いなぶ) 300円
 どんぐり横丁おすすめ、炭焼きフランク。パリっとした外皮の中は肉汁たっぷり。味は通常のほか、ピリ辛チョリソーとニンニク味噌味(いずれも同じ価格)があった。モノ自体は直売所で売られているパック製品。

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 ここはさらに稲武温泉『どんぐりの湯』があり、目をつけていたもの。他には『どんぐり工房』があり、それぞれ駐車場が用意されている。普通車106台はそれらの合計だろうか?

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 広場の傍らで水車が回っており、見るものを音と共に癒してくれる。ここから恵那方向は雲行きもよくないようなので、そのまま豊田の市街地方向へ帰ろうか…。

国道153号 どんぐりの里いなぶ(豊田市)→平戸橋西(豊田市)
 クラシックカー団体を見送ってから、再び埋まり始めた道の駅の二輪車スペースを出発。稲武のまちを横目に見つつ、しばらくは上り坂が基本。家々が少なくなった後は下りに転じる。

 カーブは多いものの、基本は対面通行で走りやすいもの。ただ交通量の多さが、積極的にそういう気分へさせてくれない。そのまま上りに転じており、伊勢神トンネルが近くなったことを暗に示している。

 上り坂が続く上にカーブもきつい、現在の国道153号。伊勢神トンネルはセンターラインこそあるものの狭苦しく、後続車のほか対向車にもより気を使う。抜けた先のドライブインからは、急な連続カーブと下り坂。

 このような区間を改良するバイパスを建設しており、2000m近い"三代目伊勢神隧道"で貫かれる。唐突に現れる上下分離箇所も、バイパスの接続点であるため。

 以降は快適な下り坂が続くと思われた。ところがこの連休なのか交通量も多く、流れが悪くなってしまう。明川の集落に信号交差点があり、そこでタイミング悪く停められるのだ。

 抜ければ引き続き、対面通行の下りやすい山道が基本。時折集落が現れつつ、時折上り坂も出現。足助バイパスまで来れば、あとはもうトンネル2つ抜けるだけ。

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(現)JAあいちエネルギー・Jセルフ足助SS(JA-SS/愛知県豊田市) 143円×4.42L
 香嵐渓へ戻ってきたところに、都合よく位置しているセルフスタンド。天白区植田で給油してから124.8km走行しており、パスしていれば豊田市中心部付近まで持たなかっただろう。ましてや恵那方向へ向かおうもんなら、どうなったかわからない。

 再スタート後も、香嵐渓から帰る車で流れが悪い。足助のまちは若干狭苦しい上、他に利用可能な道がないことから集中しやすいのだ。まち並みを抜けたら、山下りも終盤。

 力石インターを直進。そのまま勘八峡を見ながら、次第に流れが悪くなった。平戸橋を渡る信号のタイミングがやや変則的で、待ち時間が長くなってしまうのだ。これはバイパスの完成である程度解消されるだろう。

愛知県道58号 平戸橋西(豊田市)→東保見町抱六(豊田市)
 わざわざこのルートを選んだのは、今回の往路で県道を走り損ねたからに他ならない。やはり住宅地を縫うような対面通行の道であり、交通量も起伏もそれなりにある。

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 途中の踏切で一旦停止。名鉄三河線、猿投駅の近くである。現在はここが終着であり、西中金へはバスでしか通じていない。6000系中期型のリニューアル車両は、以後どれぐらい見られるのだろうか?

 その後も家々の中を縫う対面通行。建物が少なくなり、愛知環状鉄道の高架橋を潜ってからは愛知環状鉄道と並走。建物は交互に増えたり減ったりの繰り返し。セルフスタンドはいくつかあったので、平戸橋付近の渋滞がなければ持ちこたえただろう。
(つづく)

今回は記事作成上その他都合あってそのまま帰る決定を下しましたが、結果的に正しい選択だったと思います。国道257号をそのまま進む場合、セルフスタンドは最低でも恵那市岩村町。途中の上矢作町にはスタンドそのものがないようでした。次回はそのまま終わるとも思えませんが、果たして…?