

最後の最後で"全員集合"。この『平成』時代に交通機関を何本乗り継いでいるのかわかりません。そこで今回は、最後を9999となるように表記しています。それでは最後まで全うしましょう。
2019年4月27日(土)午後4時37分 三重県鈴鹿市・PIT鈴鹿

母屋への入口も方向ごとに設けられている。オブジェも同様に置かれ、名古屋方向は『名古屋』を意味する"N"。トイレ建物の内部構成も、両方向でそれぞれ少々異なっていた。

同じく大阪方向は『大阪』を意味する"O"。パーキング自体はこれでほぼ全てであり、新東名高速の清水パーキングに冠せられた『ネオパーサ』を用いなかった理由がわかる。もっともこれは立場の違いがあるのだろう。

このあたりで失礼しようか。迷ってもいけないので、帰りも同じ道を歩くこととした。2019年4月現在、伊勢へはここでなく東名阪自動車道・鈴鹿インターから向かうこととなる。

もう1度、スマートインターの正面。実際にはここから一旦名古屋方向へ向かい、四日市ジャンクションへ回って向かうルートもあるにはある。渋滞は信楽~京都南の断続19kmになっていた。


デイサービスセンターの建物が立派で、随分と趣きある佇まい。なんとなく"居抜き"だとわかるが、元は何だったのだろうか?

椿地区市民センターのバス停に戻ってきた。

9997.椿地区市民センター(17:07)発→JR加佐登駅(17:50)着 C-BUS椿平田線/鈴鹿ハンター行き 三重交通3258
(現)鈴鹿市コミュニティバス運賃:椿地区→JR加佐登駅 200円
帰りも同様に、三重交通標準塗装の古めかしい一般中型タイプが来た。同じく乗車時に行き先を告げ、加佐登駅までとしたことから先払い式の運賃は200円。三重交通でICカードが導入されて以降も、この車両には機器が搭載されず現金のみ扱われる。

すぐに突き当たり、バスは左へ進む。新名神高速をトンネル状に潜り、そこから沿うような道がぷらっとパークへの"別ルート"だろう。以降は路線性質上、狭い道へ入り込んだり折り返し箇所があったりと…。

椿大神社(つばきおおかみやしろ)も新名神高速が開通し、スマートインターが最寄りとなった。これも調べれば、三重県内で3番目に参拝者数が多い神社らしい。

再び新名神高速の高架下へ。本線は片側3車線を完成形としながらも、片側2車線で施工させて開通している。先にあるトンネルも片側2車線幅で掘られたもの。

山々と高速道路の風景も、やがて馴染むことだろう。

周回コースを回り終え、ここからは市街地へ向かう椿平田線。合流点付近は工業団地となっており、この周辺では風景共々一線を画す存在。

あとは往路と変わらない道のり。往路で逃した東名阪自動車道も、しっかり収められた。

50分弱でJR関西本線、加佐登駅に到着。ここから乗り越す場合は100円を追加するのだが、どこで追加すればいいのかはわからないままだ。

角度はともかく、昔ながらの木造駅舎と周囲を見よう。建物が多くない中で、焼肉屋が存在感を発揮している。

現在は無人駅となっており、窓口と券売機があった箇所は塞がれている。時計も撤去されており、時刻を見ることはできない。この3月からICカード範囲に加わったため、簡易改札用端末が新たに設けられた。

9998.加佐登18:09発→名古屋19:16着 普通4328M/名古屋行き クモハ313-1320
2面3線式のホームは、駅舎に面した1番線だけ有効長が短い。亀山行き快速とほぼ同時に発着する普通は313系の2両であり、1番線へ入って来る。ここではまとまって降車客がいるようだ。

堤防道路のように、川沿いを進む関西本線。河曲を挟んでこのような風景が少し続く。

河原田で合流する伊勢鉄道は非電化複線、こちらは電化単線である。しばらくして両者が合流、下りの全列車が四日市へ向かう。

南四日市で伊勢鉄道の単行気動車と"遭遇"。仮に電化した場合、運行形態や車両運用はどうなるのだろうか?

以後は比較的乗車頻度の高い区間なので、日没後にわざわざ景色を見直すこともない。寝ながら蟹江へ来れば、橋上駅工事用の仮駅舎へ移行している。写真はピントが合わずに失敗。

67分で名古屋に帰ってきた。最大の目的だった『PIT鈴鹿』を早く見終えたため、到着も相応に早まっている。

(M)JR運賃:加佐登→名古屋 970円
この『平成時代』は技術革新の時代。駅案内もアナログな反転フラップ式がほぼ絶滅し、LEDが主流。さらにカラー化、液晶画面式への置き換えが進められた。運行情報も今やリアルタイムで表示、更新できる時代。

名古屋駅で"待ち合わせスポット"として有名な金時計。JRセントラルタワーズ開業時に設けられ、対になるよう新幹線口は銀時計が設けられた。

ただやはり当ブログでは、名鉄の駅に近い広小路口がスタートとなりそう。現在あるデジタル時計を、赤い銅色に装飾して"第3の時計"とするのはどうだろうと…。

9999.名鉄名古屋19:34発→木田19:59着 普通/佐屋行き 3558
平成最後であろう乗車列車は、まさしく合わせたかのように3500系機器更新車両。元々平成初期に登場し、短期間に34本がまとまって投入された。この『平成』時代を全うし、電子機器類の劣化も進んでいたことだろう。


(S)チキン弁当(日本ばし大増) 900円
東京駅で長らく親しまれてきた洋食駅弁であり、天皇陛下御用達ともいう。ケチャップライスにはたまごそぼろとグリーンピース、チキンは唐揚げとして分けられている。他はたまご入りマカロニサラダとスモークチーズ、レモン汁。基本は冷めても美味しい、シンプルな洋食だ。発売当時の復刻弁当も限定的に登場するらしい。(4月13日未公開分)
これにて『平成』の旅行企画は全て終了。移転先未定の新ブログと共に『令和』の旅行史が始まる…!
(おわり)
次なる時代へ…