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愛知県あま市の木田駅。2010年末にこれまでなかった南口が完成し、南北格差が解消。2013年には駅前広場が完成し、すっかり旧美和町の玄関口として定着しました。

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しかし北口はスロープこそ整備されたものの、旧態依然のまま。駅舎自体も老朽化が進んでいました。

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そこで再び立ち上がったリニューアルの匠は、『上下関係の壊し屋』こと白木ひろみ。彼女たちにとって手がけられた、リニューアルの全貌をご覧いただきましょう。
ひろ「もうそういうキャラでいい…。」

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築年数を調べられず、玄関口としては頼りない印象を否めなかった北口駅舎は…?

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なんということでしょう!かつての木造駅舎は姿を消し、鉄骨作りの簡素ながら頑丈な駅舎へと生まれ変わったではありませんか。名鉄の汎用タイプといえる、白壁と薄青緑色の屋根を持つ外観。
ひろ「前の駅がこの色なら、特に工夫する必要もなかったのかということにしておきましょう。」

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駅舎横の通路は狭く、内部からの通り抜けも出来ない不便なものでした。

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駅舎の面積を減らしたことで、東西双方の移動性を向上。駅舎内を介しても通り抜けができ、雨が降ったときには待機所としても機能します。
ひろ「広くなったところで、基本自転車は押し歩きと。ポールもあるからゆっくり…。」

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自動改札が設けられたのは2005年のこと。2011年の南口完成と共に、通路数が3から2へと減少していました。

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無人化されずに使われ続けた窓口は位置を変え、引き続き有人駅として機能します。
ひろ「まあ、現状維持が基本で。これまでと同じように、定期券や企画商品等を購入できるようにしました。」

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券売機は2005年以降、旧型機種の取替えを兼ねて2台分を設置。しかし実際は1台のみを設置し、2010年の新型取替え後も1台だけ。片側は案内表示スペースとしていました。

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新駅舎では正式に1台のみとして、無駄なスペースを排除。コンパクトな空間にまとめました。
ひろ「南口に1つありまして、そちらを使っていただければと。」

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トイレは古く、数も多くありません。

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今回は構造もつながっていないこと、2011年に新しく多目的トイレが設けられたこと。以上より大きく手をつけていません。
ひろ「ここは緊急性も低く、すぐに手を打つ必要はないもので。今回はそのままにしました。」

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かつてあった階段。スロープも後から設けられたものです。

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階段とスロープは向きを変え、同じ位置にたどり着くよう配慮。車椅子の方が大きく離れる必要もなくなりました。
ひろ「それと前って、車椅子にとって狭かったものでしたし。ある程度スペースも確保しました。」

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かつての待合所は駅舎内、改札外にありました。

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階段とスロープの位置を変えて、余剰スペースが出現。そこへ新しく自動販売機とベンチを設け、待合所として用いることが出来ます。屋根にはトイレや改札の位置が示されており、迷うこともありません。

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全体的に機能性を重視し、スリムな構造となった木田駅北口駅舎。果たして、その将来はいかに…?
ひろ「…これでいいんだな?」

※使用したオレンジパンチパーマと虎ヘッドは"忘年会の景品"に回しました。

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ひな「こんにちは。」
涼子「こんにちは…、って木田駅の話?」
ひな「新しくなったでしょ。」
涼子「新しいけど、なんか無機質って。主に言わせると。」
ひな「そう言われると、前って木造とかだったじゃないですか。」
涼子「あれ、壁は石っぽかったんじゃない?」
ひな「石ってより、コンクリートとかでしょ。」
涼子「それはわかってる。」

 正直せっかくならば、発車案内も主要駅らしい(津島など。優等種別が停車するため)ものにして欲しかったところ。ただ駅そのものが従前から大きくないので、身の丈に合わせたとなればそのとおりだろう。
ひな「で、イルミネーションってどうなんですか?」
涼子「…見たいの?」

2018年12月16日(日)午後7時32分 愛知県あま市・イルミネーションフェスタinあま2018

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 2004年の初開催から早14年、すっかり定着したあま市(旧美和町)のイルミネーションフェスタ。ゲートを潜ると、巨大なクリスマスツリーがお出迎え。

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 初年度は電球約3万球に開催期間2週間と、そこまで規模も大きくなかったもの。年々規模を大きくし、2017年(昨年)は開催期間が約1ヶ月、LEDかどうかは不明な電球数が約35万球。来場者総数は3万人を越える、まさにあま市の冬の風物詩に成長。青色の光が、滝のような流れを演出する。

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 テーマの策定から点灯式イベント企画、点灯期間中の運営までをあま市商工会青年部が中心となって行うイルミネーション。2018年は異常ともいえる真夏日が多く、暑さによる災害なども発生。そこでそんな暑い夏から、心温まる冬へのステージを造りあげる企画を考えたという『天空のファンタジア』。空想的な天空のお城やオーロラなど、遊び心ある幻想的な空間らしい。

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 そしてこれも"平成最後"。次なる時代は、どのような姿を見せてくれるだろうか…?
めぐ「ということでいかがでしたか?2018年はかなり大掛かりなものをした…、と思います。特に夏は猛暑でしたし、実は東京で軽くヤラれて帰ってきました。それでですけど、まだ全然終わっていません。平成が終わる4月までに完成できるかわかりません。でも考えちゃってるんですよね…、開通とかダイヤ改正とか。野球で勝ってないの2つ。おっと、これ以上は。」
(おわり 引用元:あま市商工会青年部)

ひろ「…最後全然関係なくないか?」
めぐ「あ、ごめん。せっかくなら来て欲しいかなって。」

現状では木田駅から会場となる『あま市美和文化会館』へ、そこそこの距離(徒歩15分)を結ぶ手段がありません。北口新駅舎完成と共に何か整備されることも期待しましたが、結局そのままらしいのです。ひとまず期待をこめて…。
ひろ「…最後に苦言かい。」