揖斐川町まで走らせた、今回の大型連休後半。道の駅で温泉に入るまでは最初から予定していた事項でした。以降は国道303号で岐阜市へ向かうことしか考えていませんので、事実上の無計画…。あのねぇ?

2018年5月5日(土)午後5時27分 岐阜県揖斐郡揖斐川町・横山ダム周辺

イメージ 1

 道の駅から実質2.4km、国道303号と国道417号の分岐する交差点に至る。信号がなければ交差点名表記もなく、調べなければ『東横山』という名称は出てこない。

イメージ 2

 国道303号は奥いび湖大橋を渡って、更なる山岳ルートへ進んでいく。途中には、道の駅がもう1つ設けられている。滋賀県へ抜ける際はトンネルが通じており、冬季でも利用可能だ。

イメージ 3

 横山ダムによって揖斐川の水が塞き止められ、奥いび湖が人造的に形成された。国道417号で更なる上流部となる、徳山ダムへ向かってもよかったもの。

国道303・417号 奥いび湖大橋(揖斐川町)→上新町(揖斐川町)
 国道303号として引き返そう。下り坂になるため、速度が上がり過ぎないよう気を付けたい。それどころか、惰性状態でもある程度の速度が出てしまう。

 往路で立ち寄った道の駅はスルー。下り坂主体ながらも所々上り坂があるので、動力を温存しつつ進む格好か。

 長さ2133mとなる久瀬トンネルも、上り坂から突如下り坂に転じている。ついでにトンネル途中、設けられていた開口部は非常転回用スペースである。

 長さ1378mの新北山トンネルは自転車通行禁止となっており、旧道が県道として残っている。対面通行では後ろも気にしなければならず、どうしても速度が上がってしまう。加えて、照明もナトリウムランプでサングラスの視界が暗くなる。

 あとは次第に家々が多くなってくる格好。下り坂主体であり、2国道重複区間を一気に進んでしまった。

イメージ 4

 奥いび湖大橋から17.8km、揖斐川町の中心部へたどり着く。ここを右折すると国道417号として大垣市へ戻り、直進すると国道303号で岐阜市へ向かう。

イメージ 5

 左折方向は県道で谷汲山となっているが、今日は祭りで車両通行止めとなっている。日も傾いてきた午後6時、せっかくなので少々見ていこうか。

イメージ 6

 旧揖斐川町の中心部らしく、古くからの建物が並ぶ細い道。突き当たりで神輿が通りかかる。

イメージ 7

 大型連休も残すは1日強。屋台が並ぶ中で人は集まり、神輿も舞う。こうなってくると、どうしても何か手を出したくなるのが心情か…。

イメージ 8

(現)手作りソーセージ(いびまつり/森本工房) 350円
 昨年10月に長良川競技場の『名岐ダービー2ndレグ』で頂き、道の駅にも出店を持つ森本工房のソーセージ。やはり100%手作りらしく、目の前で焼かれたものを食べると肉汁も滴る旨さ。今回もカレー風味のケチャップをかけてもらい、個性を引き立てる。

イメージ 9

 続いて牛肉の串焼きとするも、焼き上がるまで待つようにとのこと。この間にも三輪神社へ向けて、神輿が横切っていく。

イメージ 10

(現)牛串焼(いびまつり) 500円
 不思議と選んでしまう牛肉焼き。塩コショウで味付けされた、焼きたて炭火焼き牛肉は美味しい。肉質以前に、それが全て。

イメージ 11

 この一帯は屋台のほか椅子とテーブル、警備係の本部が設けられている。そんな中で目に入ったのは、オシャレなカリーショップのキッチンカー。調べれば常設店舗を持たず、間借り営業やイベント出店が主体らしい。

イメージ 12

(現)タンドリーポーク(いびまつり/MOOF STAND) 250円
 焼きたて豚肉の味付けは何だろう?カリーショップらしくカレー風味を感じるも、辛さの中にどことなく酸味を思わせる。次に見かけたならば肉1枚で終わらず、丼飯(600円)としていただきたい。

 さあ、まだまだ終わりたくない。

イメージ 13

(現)たません(いびまつり) 300円
 玉子焼きを海老せんべいに挟み、お好み焼きソースとマヨネーズで味付けしたのが玉せん。ここではそれに終わらず、焼きそばを加えて大きく増量。モダン焼きとも広島風お好み焼きとも大きく異なる仕上がりに…。

イメージ 14

 手間が省けたと考えつつ、時間は過ぎていく。日も沈んできており、長く居すぎるのもいけない。カリーショップで1つ購入し、用意してもらった袋と共に持ち帰ろう。

イメージ 15

 さらには原付を置いた菓子店で、お礼を兼ねて1つ買っておきたい。

国道303号 上新町(揖斐川町)→黒野八幡町(大野町)
 単独の国道として再スタート。提灯の明かりで灯される街並みは、片側1車線対面通行ながらあまり広くない。街並みを抜けるとやや広くなり、建物も比例して少なくなる傾向。地形そのものはすっかり平坦なものとなる。

 程なくして大野町へ。中心地らしい箇所は拡幅が成されている印象。そのまま進むと『黒野駅レールパーク』の表記があったので、一旦国道から外れよう。

イメージ 16

 国道303号が国道417号と分岐した交差点から7.0km。2005年に廃止された名鉄揖斐線、末期はこの黒野駅を終着点としていた。現在は整備されて『黒野駅レールパーク』となっている。

イメージ 17

 ホームは線路と共に保存されているものの、ホームへ上がることはできない。廃止から10年経過した2015年、旧美濃駅から紅白の電車(モ512)が期間限定で展示されていた。現在は実車がなく、ささやかな模造品があるに過ぎない。

イメージ 18

 旧駅舎は木造2階建。幾多の改装を施されつつ、現在まで保存されている。当然ながら、夜は店が開いていない。撤退はしていないようだ。敷地内には、他にトイレや遊具がある。では、先程のカリーショップで持ち帰ったカレーを頂こう。
(つづく)

軽く覗き見するつもりが案外、結構しっかり入り込んでしまうものです。そして案外、気になっていた場所がいきなり現れるものです。