2016年最後となろう、今回。やはりエンジンがついたことで、行動範囲が一気に広がりました。年内で可能なだけ走ろうとすると、どこまでになったのでしょう?

あ、マウスは新しく買いました。

2016年12月3日(土)午前11時4分 愛知県弥富市・海南病院

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 改築工事が進められていた病院が、とうとう全面完成に至った2016年末。最後まで残っていた旧建物が解体された跡地は、130台相当収容の駐車場となった。そのため、周辺の駐車場が1箇所廃されている。

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 前々から完成していた、正面玄関を遠目から。旧建物の最末期は"正面玄関への通路"と、仮設コンビニ売店ぐらいの機能(他に関係者専用区画)しか有していなかった。建物として最後に完成した棟にコンビニ売店(+レストラン)が入ると、解体され整地。屋根が架かって、ようやく正面玄関として機能し始めた3年目の秋冬。

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多度山・往路
 場所は変わって、原付シリーズ初の山登り。多度山を上るコースは結構わかりにくい位置から始まる。案内を元に進んでいけばいいだろうか。

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 ふもとにある公園のようなところから、山上公園まで3500mとある。昔に徒歩で登った多度山だが、自動車も少々ながら通行がある。それより確実に小さい二輪車ではどうだろうか。

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 終始舗装されているため、徒歩の方に気をつけつつ自動車でも登れる多度山。急なヘアピンで高度を稼ぐ手法だが、そもそも由来が何か気になってしまうもの。原付では速度が上がりにくく、負担が結構大きいはず。

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 16分ほどで舗装路が途切れたため、ここで原付を降りよう。気づけば、周囲に高台らしきものがない。山頂まで上がったようだ。ついでに、後ろを見ると何かのアンテナらしき鉄塔が立ち並んでいる。

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 山頂には展望台が設けられ、見晴らしがいい。ゆっくり歩いて上った方々が多い中、息を切らしつつ走って上ってきた方。さらには自転車で登頂という方も。

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 三角点とは経度・緯度・標高の基準になる点のこと。多度山の標高は402.7mとあるが、必ずしも山頂と三角点の位置が一致するとは限らないらしい。

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 改めて、山頂からの眺め。眼下に広がる濃尾平野は標高が0mに満たないところもあり、周囲に山々などが全く見られないことからも強調されるようなもの。

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 タワーを中心とした木曽三川公園と、水田地帯を突き抜けるようなところから一気に3川を橋でまたぐ道路。県道125号は愛知・岐阜・三重の3県にまたがる県道で、日本の道100選の1つ。実態は岐阜県内の一部と三重県内の全線が県道23号と重複し、三重県道125号の標識が全くない。交通量が多いのも難点である。

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 名古屋駅の超高層ビル群も遠方に望む。ここからの最短ルートはやはり県道125号で、東名阪自動車道に沿っている県道40号へ進むものだろうか。あまり遠く感じられないのは、中間地点の住民だからだろう…。

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 稲沢のエレベーター試験塔は周囲に高層建築物が全くないので、非常に目立つ存在。晴天ではあったものの、どことなく低地でもやがかかっているように感じられてしまう。もっと遠くの景色と言うのが難しい。では昼食としよう。

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(現)まるごと大きなハンバーグ(タックメイト) 203円
 24時間営業を取りやめるなど、規模を縮小しつつある旧ココストア。焼きたてパンなど店内調理品は健在なことから、今後とも個性を発揮してもらいたいもの。大きなハンバーグに偽りなく、食べ応え十分なパン。

(現)コーンマヨパン(タックメイト) 168円
 イートインコーナーと店内を隔てた壁が取り払われ、不便が解消された桑名木曽三川公園店。今回は4品とも温め直してもらっている。コーンとマヨネーズという、絶好の組み合わせ。

(現)Brand-Newミックスピザ(タックメイト) 189円
 レシートには店舗ロゴがなく、シンプルなものとなったタックメイト。ピザはパンと同じ生地を用いているのか、程よい弾力を感じさせる。具といい味といいまさしくミックスピザなのだが、どこを持って"真新しい"のだろう?

(現)ポークサンドおにぎり(タックメイト) 260円
 いつしか定着した、ポークランチョンミート2枚にツナマヨとレタスを挟んだご飯もの。恒例だった唐揚げツナマヨばくだんは今回、残念ながらパスとなった。

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 食べ終わったら、もう1度眺めてみる。夜になれば夜景として美しくなりうるものだが、ここまでの道のりを考えると危険ともいえる。

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 一応案内があるので、これで代用しようとも考えた。さすがにそれはどうかするので、案内として1枚。

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 ズームアップして、遠くに見えるはずの山を眺めてみる。携帯端末のカメラでは画像が荒くなってしまうため、出来れば使いたくなかったもの。

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 木曽三川の下流、そして伊勢湾の方向。こちらも視界がどうも…、というぐらい。しっかり見渡せるほうが珍しいという可能性は否定できないのだが。

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 明治20年、当時内務大臣だった山県有朋(後に内閣総理大臣)が登頂を果たしたとされる。ではそろそろ、そんな多度山を下ろうか。

多度山・復路
 下りは速度が出やすく、ほとんどエンジンを回さずして30km/hに達するもの。そのためエンジン停止状態においても、ブレーキだけである程度成り立ってしまう。

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 中腹からは山頂と異なる景色を眺められる。ひょっとすると、標高がやや低いほうが視界は広がるのかもしれない。

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 こちらは地形の起伏があり、変化に富む景色。多度大社の鳥居が大きく、この位置からでもその姿を捉えられる。特に空気が澄んでいる冬場の太平洋側。それでも、遠くは白く霞がかってしまう。

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 来た道を戻るので、当然同じように標高差をヘアピンで稼ぐ。角度がきついので、速度が上がりすぎると危ない。

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 多度山を下り、往路とはやや異なるルートで柚井交差点まで戻ってきた。標高402mの山頂から、標高0mの平野部へ。こう見ると結構高く見えるものである。

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(現)西濃アポロ・プリテール多度(出光興産・三重県桑名市) 117円×3.95L
 さすがに出光でau walletが使用可能だったとしても、残額1円では何も出来ないので現金利用。端末は新しく、光沢あるタイプの液晶画面を持つ。精算機はコンビニに似た形状をなした"詰所"にあり、飲料やドライブ用具などの販売も。

国道258号 柚井(桑名市)→駒野(海津市)
岐阜県道56号 駒野(海津市)→中町(関ヶ原町)

 この際なので道の駅や養老公園で寄り道しつつ、行けるとこまで行こう。養老公園までは半年前に走っており、復習問題と考えればいい。

 県道96号との重複箇所で工事なのか、流れが悪い。引き続き県道56号へ進み、平坦な直線路を経て堤防道路へ。幅に余裕がないので、後続車がいると余裕がない。広瀬橋南で右折し、橋を渡ろう。終始片側1車線で推移し、やがて国道365号と交差して重複する。

国道365号 牧田小学校南(大垣市※上石津町)→関ヶ原西町(関ヶ原町)
 引き続き片側1車線の対面通行。山麓部らしい雰囲気と、山間部らしいアップダウン。そして名神高速をくぐり、関ヶ原インター付近は中央分離帯がある。この付近にセルフ式給油があったので、貴重といえば貴重だし需要あるといえば需要ある。そしてここまで通ってきた県道56号も別れる。

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 国道21号との交差点まで来た。こうなればいっそ、自転車(普段使い向け)では絶対に成し得なかった"4県制覇"を…。と、コンビニ駐車場でGoogleマップを起動。ルートとしては国道365号をそのまま進んだほうが近いが、せっかくなので国道21号ももう少し触れようか?

国道21号 関ヶ原西町(関ヶ原町)→ローソン山東柏原店(米原市)
 ということで、進路を左にとり国道21号へ。ここまで来れば片側1車線の対面通行で、しばらくは(関ヶ原バイパスに対する)旧道らしく狭苦しい印象。程なくすると山岳国道らしく、片側1車線対面通行のままカーブや勾配は目立つも道路規格自体が高くなってくるような。信号が少なくバイパスも並行しなくなったことから、行き交う車はスピードを上げている。

 勾配区間では登坂車線があるため、最高速度の低い原付もそちらへ。上りきると登坂車線が終わる。もう少し走らせ、とうとう滋賀県に入ってしまった。

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 滋賀県米原市のうち、合併前に坂田郡山東町だったところのコンビニで引き返そう。東海道本線や名神高速道路を見る限り、まだまだ山岳路線が続きそうな雰囲気ではある。思えば遠くへ来たものだ…。

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国道21号 ローソン山東柏原店(米原市)→関ヶ原西町(関ヶ原町)
 同じ道を単純に引き返す。わずかな区間だけであったものの、これまで成し得なかった"4県制覇"を達成してしまった。50cc以下という"底辺クラス"とはいえ、進歩と言うのか恐ろしいというのか…。

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 滋賀県に入ったという証拠みたいなもの。その手前(岐阜県側)には京都88kmとあり、考えようによっては手が届いてしまう。そっちのほうが恐ろしい話。

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 県境に不破ロータリークラブが看板を設置したため、お約束のようにまたいでみる。厳密に言うと美濃路は垂井から熱田神宮へ続く道であり、現在で考えるならこのまま国道21号を進み岐南インターから国道22号へ進むようなもの。

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 さあ、ここからの帰りがどれぐらいか。反対側の勾配区間は登坂車線が短く、あまり活用できそうになさそうか。ついでに、関ヶ原バイパスは県境付近から国道365号まで未開通のまま。開通済み区間の片側2車線化と合わせて、開通させる気はあるらしい。

国道365号 関ヶ原西町(関ヶ原町)→牧田小学校南(大垣市※上石津町)
 残り燃料を気にしながらも、こうなったら無給油でどこまでいけるかと考える。関ヶ原インターを出ると、特にセルフ式はしばらく姿を見せない。

岐阜県道56号 中町(関ヶ原町)→駒野(海津市)
 後で地図を見て、もったいないことをしたものだと思う。というのは、国道21号が岐阜県道56号の起終点となっていたためである。往路と同じ道でも、日が沈んで暗くなった分余計に気を遣うもの。流れ自体は悪くないものであった。

岐阜・愛知県道8号 駒野(海津市)→江西(愛西市)
 適切な休憩箇所が見当たらないまま、海津市のauショップまで来てしまった。ここでau walletの来店ガチャだけでなく、ホットコーヒーを1杯。店にもよるが、結構いい休憩箇所かも。

愛知県道126号 江西(愛西市)→コスモ石油セルフ愛西(愛西市)
 なんとほぼ無給油で帰宅できてしまった。しかしそれは後で困るので、最後に300円分入れておこう。

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(現)コスモ石油販売西中部カンパニー・セルフ愛西(コスモ石油・愛知県愛西市) 118円×2.54L
 夜のセルフスタンド…、といいつつまだ夕方6時前。雰囲気は半年前と大違いも、ほぼ同じ時間とあって来る客は結構多い。休憩所を兼ねた"詰所"は、カーリース向けか新車のパンフレットがある。
(おわり)

原付購入前時点で制覇していたのがあま市(現居住地),津島市,愛西市,弥富市,稲沢市,清須市,一宮市,岩倉市,春日井市。海部郡は大治町,蟹江町,飛島村の3町村全て。名古屋市は千種区,東区,北区,西区,中村区,中区,昭和区,瑞穂区,熱田区,中川区,港区,南区,守山区,緑区,名東区,天白区の16区全て。そして岐阜県海津市、三重県桑名市。

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原付購入後は行動力に物を言わせるかのごとく、北名古屋市,長久手市,豊田市,瀬戸市,みよし市,東郷町,日進市,江南市,扶桑町,犬山市,大口町,小牧市,豊山町,東海市,大府市,豊明市,刈谷市,知立市,安城市,岡崎市,知多市,常滑市。岐阜県は羽島市,輪之内町,安八町,大垣市(旧墨俣町→"本体"→旧上石津町の順),瑞穂市,岐阜市,岐南町,笠松町,養老町,各務原市,坂祝町,美濃加茂市,可児市("本体"のみ),関ヶ原町。三重県は川越町,四日市市,朝日町,木曽岬町と制覇。さらには滋賀県米原市までもが範囲に入ってしまいました。来年もまた、出かけたいものです。それでは…。

…あれ、2つ増えてない?