歴代に乗車した交通車両を…、というシリーズ。念のため、系列はすべて"系"で表記していることを繰り返しておきます。
歴代に乗車した交通車両を評価してみよう~中部地方のJR在来線一般車両3~
TG21.東海キハ11系鋼製車両
最高速度95km/h
性能:★★★――(車体軽量化と新型エンジン採用で加速力が向上。)
外形:★★☆――(キハ40系列が頑丈すぎたのか強そうに見えない。)
外色:★★★――(119系と同じ白ベースにオレンジと緑の帯。)
車内:★★―――(狭めの車内にはトイレがついていない。)
座席:★★★――(背もたれは硬さが和らぐも座面が硬くなった。)
内色:★★★――(211系5000番台と同じ色遣いに頭部だけ黒レザー張り。)
レア:★★―――(数も比較的多く狙って乗ることができた。)
状態:★★☆――(軽量故に老朽化の進行は早かった。)
拡張:★★☆――(寒冷地対応の有無で0番台か100番台かに分類される程度。)
合計点:52点
なぎ「これはアレだな…。私が最初に乗せてもらったって言うか…、昔の話だけど。正直あんまりいい車両じゃなかったかもしれないけど、好きか嫌いかとか別問題だし。ってか、もうちょっと甘めに見てくれたっていいだろ~!」
TG22.東海キハ11系300番台
最高速度95km/h
性能:★★★――(エンジン出力が上乗せされるも全体として変化なし。)
外形:★★★――(ステンレス車体と固定窓により印象を変えた。)
外色:★★★☆―(313系と同世代だからかオレンジ系になり緑が消滅。)
車内:★★★――(トイレが設けられ長距離運用にも対応。)
座席:★★★――(座席形状そのものに変化はなし。)
内色:★★★――(化粧版の色が変わったほか、頭部は313系タイプのカバーに。)
レア:★★★★☆(6両しか存在しないという少数派ぶり。)
状態:★★★☆―(ステンレス車体とあって劣化が少ない。)
拡張:★★―――(運用範囲はむしろ縮小されてしまった。)
合計点:63点
めぐ「私も、本当は新しいのが好きなんですよ。特にこのステンレスは数も少ないですし、乗ったらあんまり変わんなかたんですけど。風が直接向けないのはちょっと苦しいかな?」
TG23.東海キハ25系0番台
最高速度110km/h
性能:★★★★―(高出力のエンジンは1機のみ搭載し最高速度がやや遅め。)
外形:★★★★―(313系1300番台にあった上部分のライトがない。)
外色:★★★☆―(313系1300番台と同じオレンジ帯。)
車内:★★★★―(美濃太田転属に合わせて出入り口部分に段差が設けられた。)
座席:★★★★―(313系1300番台と同じ座席。)
内色:★★★★―(313系1300番台と同じだが改造後はドア部分のみステンレス無塗装。)
レア:★★★★☆(2両編成が5本しかなく運用がつかみにくいとか。)
状態:★★★★☆(まだまだ新車だと言い張れるほうかと。)
拡張:★★★★―(そのまま増備すれば文句も言われなかったものを…。)
合計点:81点

めぐ「これですけど…、てっきり直接増えるとばっかり。そのほうがいいのに何を考えたんでしょうね?正直、地方線区のクロスシート化とリニア建設許可を引き換えでいいぐらいに。乗って座れたらくつろぎましょう。」
粗品:にっこにっこにーってやってもらえる権利
TG24.東海キハ25系1000番台
最高速度110km/h?
性能:★★★☆―(線区に合わせて出力が落とされ最高速度も抑制。)
外形:★★★☆―(正面は行先と種別が一体化し、側面は凹凸がなくなった。)
外色:★★★☆―(色だけは0番台や313系と同じ。)
車内:★★★☆―(車内案内装置は交互に片側ずつとなった。)
座席:★★★――(改良されたものの長距離に適さないオールロングシート。)
内色:★★★――(座席は青系ながら、ドアや棚はステンレス無塗装で簡素化。)
レア:★★★――(長距離運用に多く用いられ不適切極まりない。)
状態:★★★★★(そりゃあ…、新車だもの。)
拡張:★★★――(現状、1年に3~4日しか本領を発揮しない。)
合計点:69点

めぐ「それで入ったのはオールロング。窓が同じなのだから、ボックスシートにすればいいんですよ。ついでに言わせてください。8耐をためらっているのは、鈴鹿サーキット稲生で20:36から21:57までないせいです。ここに1本あれば、花火も楽しめるんですけど。ああ、もったいない。」
TG25.東海キハ40・48系ワンマン非対応車両
最高速度95km/h
性能:★★★――(エンジンが交換されたため速度が向上した一方で重量増加。)
外形:★★★★☆(国鉄らしい重厚感を残しており頑丈。)
外色:★★★――(JR以降、キハ11や119系と同様の白ベースに橙緑色帯。)
車内:★★★★―(優等列車らしいデッキ仕切りがそのまま存在する。)
座席:★★★――(安心安全の国鉄型ボックスシート。)
内色:★★★――(国鉄の青モケットから変更なくヘッドカバーだけかけられた。)
レア:★★★☆―(非ワンマン運用にもワンマン車両が入るためつかみにくい。)
状態:★★☆――(電車がほぼJR世代で統一された今となっては見劣るもの。)
拡張:★★★★―(2期にわたるエンジン交換で番台区分が複雑化。)
合計点:68点
めぐ「考えれば、このボックスシートが貴重でした。特にワンマンじゃないのはデッキになってて、急行のそれみたいな。当たったら結構いい気分になれます。」
TG26.東海キハ40・48系ワンマン対応車両
最高速度95km/h
性能:★★★――(ワンマン非対応車両と同じくエンジンを交換。)
外形:★★★★☆(やはり国鉄らしい重厚感を残しており頑丈。)
外色:★★★☆―(運用末期になって朱色とクリームという国鉄一般色が登場。)
車内:★★★――(デッキ仕切りが撤去されてしまいグレードダウン。)
座席:★★★――(座席は国鉄時代から変わらないもの。)
内色:★★★――(壁面は白系で優等列車らしいものというのか。)
レア:★★☆――(ワンマン運用はもちろん非ワンマン運用にも入る。)
状態:★★☆――(製造から35年経過すれば老朽化もしてくる。)
拡張:★★★★―(ワンマン対応車両には番号に300を加算して区別。)
合計点:64点

めぐ「ワンマンあっても嫌いになれませんでした。半自動ドアボタンとか割と新しめでしたし、運転席後ろの仕切りもなんか窓がいい感じで。本当、先入観って怖いものね…。」
TG27.東海キハ47系
最高速度95km/h
性能:★★★――(キハ40・48系と同じくエンジンを交換。)
外形:★★★★―(頑丈さと共に両開きドアで異質な印象。)
外色:★★★――(白ベースに橙緑色帯のみで国内引退まで推移した。)
車内:★★★――(デッキ仕切りは最初からなくワンマン機器もない。)
座席:★★★――(やはり同じボックスシート。)
内色:★★★――(トイレつき車両の壁面は緑色のそれだったりする。)
レア:★★★★★(全体で5両しかなく実質2本とおまけの1両だけ!)
状態:★★☆――(旧式ゆえに使い勝手もよろしくなかったとか。)
拡張:★★☆――(エンジン交換で5000番台と、トイレの有無で1000の追加程度。)
合計点:64点
めぐ「そんな中、両開きドアは美濃太田に5両しかない貴重なもの。1回だけ乗った記憶がありますので、今回の評価対象とさせていただきました。まあ、正直逃した回はあるんですけど。それとこのキハ47だけ…、出るに自分と書いて何て読むんだっけ?」
TG28.東海キハ75系前期型
最高速度120km/h
性能:★★★★☆(電車と対等なまでの性能を手に入れた。)
外形:★★★★―(311系と313系への過渡期らしいようでなかなか重厚。)
外色:★★★☆―(快速用らしくなのか311系と同じオレンジ帯を纏う。)
車内:★★★★☆(311系と同様ながら中間扉部分に仕切りがある。)
座席:★★★☆―(311系より硬い代わりにモケットの質は最高ランク。)
内色:★★★☆―(グレー系の座席に加えて横引きカーテンを持つ。)
レア:★★★――(6本ある0番台は2本の200番台と共に快速みえで固定。)
状態:★★★――(そろそろ老朽化と言う3文字が見えてくる頃合いか。)
拡張:★★★――(運用に余裕がないせいなのかリニューアルの様相は見えない。)
合計点:72点
めぐ「お待たせしました。キハ85と同じ性能を持つ、快速用ディーゼルです。見た目もそうですけど、乗ってみても電車のそれでしかありません。ってか、これに負ける電車ってどうなんでしょう?」
TG29.東海キハ75系後期型
最高速度120km/h
性能:★★★★☆(武豊線が非電化時代でも東海道線内で区間快速として対等に。)
外形:★★★★☆(313系と同様に上部分のライトが追加された。)
外色:★★★☆―(キハ75は313系と同じオレンジ色の帯を纏う。)
車内:★★★★☆(中吊り広告もなく戸袋窓もなく、座席は313系より多い。)
座席:★★★★☆(313系と同様の座席にしてモケットのよさから更なる好印象。)
内色:★★★☆―(グレー系座席と淡赤系横引カーテンはそのまま。)
レア:★★★――(美濃太田に転属となったのは全て後期型。)
状態:★★★☆―(ステンレス製とあってか車体そのものの劣化は少ない。)
拡張:★★★★☆(ワンマン等改造によって3000番台化される事例が発生。)
合計点:80点
めぐ「私が大好きな車両として、最高位といいましょうか。座っても前よりよくなってるし、高山まで行けたらよかったんですけど…。太多線で終わる器じゃありません、是が非でもお願いします!オールロングじゃダメなんです!」
粗品:きなこ餅
(つづく)