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めぐ「今回からが、いわゆる"通勤型電車"となります。以前お話したとおり、中学校の修学旅行で乗った103系は評価対象に入っていません。…国鉄通勤電車が好きな方、覚悟するか見ないか選んで。」

歴代に乗車した交通車両を評価してみよう~関東甲信越のJR在来線一般車両3~

TE13.東日本201系
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最高速度100km/h
性能:★★★――(いくら省エネとか言ったところでこんなもん。)
外形:★★☆――(フロントマスクは近代的で103系から一新。)
外色:★★★――(路線ごとに単色で塗られている。)
車内:☆――――(都内だけならまだしも、河口湖まで入り込まないでほしい。)
座席:☆――――(長距離で絶対に用いてほしくないオールロングシート。)
内色:★――――(2段窓が好きになれなかった当時が全盛期。)
レア:★――――(中央快速線では占領されていた。)
状態:★☆―――(下手に造りがいいうえに古ぼったく見劣る。)
拡張:★★―――(保守性の悪い部品が多く転用に限界。)
合計点:33点

「顔だけが全てでした。2段窓も好きじゃなかったし、乗ってみて悪いこと悪いこと。高尾から…、国分寺でもちょっとダメです。東京まで乗ってしまうと座っているのに地獄とまでいくかいかないかで、大月…。」

TE14.東日本203系
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最高速度90km/h
性能:★★☆――(201系と同様ながら地下鉄に合わせたレベル。)
外形:★★★――(201系ベースながら貫通扉などにより全く異なる仕上がり。)
外色:★★☆――(アルミ無塗装に青緑の帯を撒く。)
車内:★★―――(短距離運用がほとんどらしくこれで十分。)
座席:★★―――(201系とほぼ変わりないロングシート。)
内色:★★―――(ドアの内側までもアルミらしく新鮮。)
レア:★★★――(常磐緩行線の運用に限定された。)
状態:★★―――(JR東日本の特に首都圏は新車への流れが速い。)
拡張:★――――(日本国内では転用可能な線区が全くなかった。)
合計点:44点

「これはまだ大丈夫だったことでしょう。乗った距離も、せいぜい我孫子から松戸ぐらいでしたし。まだJRの車両が小田急まで乗り入れない時代でしたし。内側のドアもアルミなのは新鮮でしたし、他に出てきませんでした。」

TE15.東日本205系通常タイプ前期型
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最高速度100km/h
性能:★★★――(より省エネとなるも基本性能に変化なし。)
外形:★★★――(1990年代に山手線の顔として定着。)
外色:★★★――(ステンレス車体には塗装せず路線カラーのテープを巻くのが基本。)
車内:★★☆――(短距離運用中心で変化はないものの気のせいか好感がもてる。)
座席:★★☆――(短距離運用に特化したオールロングシート。)
内色:★★☆――(そもそもが単調な通勤電車。)
レア:★☆―――(山手線絡みもあって多数存在。)
状態:★★―――(JR東日本の特に首都圏は新車への流れが速い。)
拡張:★★★★☆(山手線撤退後に多彩な転用や改造例が発生。)
合計点:54点

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「最初、…まあ東京の顔だし教科書はどうかわかんないけど。ゲーム出ててどんな感じかなって、修学旅行で乗ったら普通の電車なんですけど。サイクル早いのもやっぱり東京の顔だからでしょう。」

TE16.東日本205系通常タイプ後期型
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最高速度110km/h
性能:★★★☆―(京葉線の車両は房総半島進出に合わせてか高速運転に対応。)
外形:★★★☆―(基本形状はそのままに近代的な材料を用いて印象を変えた。)
外色:★★★――(塗装せず路線カラーの帯を巻くのは変わらない。)
車内:★★★――(なぜか同じような車内でも新しいほうを贔屓したくなる。)
座席:★★―――(長距離運用に全く適さないオールロングシート。)
内色:★★☆――(わずかながら進化した面もあるとかないとか。)
レア:★★★――(比較的少数派で運用線区は限られ狙いにくい。)
状態:★★☆――(投入が遅い分経年が浅いはずだが…?)
拡張:★★★――(少数派で転用先が限られている。)
合計点:58点

「そうです、新しいものに甘いんです。中学校の修学旅行当時はこれじゃなければ103系でしたし、武蔵野線もそうですけど。乗ったら変わらないのになんでいいんだろうね?あ、新しいからか…。」

TE17.東日本205系500番台
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最高速度85km/h
性能:★★☆――(相模線の規格に合わせて性能を制限。)
外形:★★★☆―(これまでの205系とは大きく形状が異なる。)
外色:★★★――(相模線の色となる水色ツートンしかない。)
車内:★★★――(基本的に他と変わらない。)
座席:★★★――(長距離に向かずとも相模線なら問題ない。)
内色:★★★――(なんだかんだで安定感のあった車内を持っていた。)
レア:★★―――(相模線の全列車に用いる分が全て。)
状態:★★★――(運用が独立しているためしばらくは現状維持か。)
拡張:★★―――(東日本の205系で唯一山手線の息がかかっていない。)
合計点:56点

「まあ…、中には無関係だといいそうなのもありますけど。相模線は電化に合わせて専用のタイプとなり、現在まで続いています。当分はそのままでしょう。」

TE18.東日本205系先頭車両化改造タイプ
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最高速度100km/h
性能:★★☆――(線区によってバラつきが大きい。)
外形:★★★★☆(新車と見間違わんばかりの先頭形状を入手。)
外色:★★★――(路線に合わせた色のテープを巻くのが基本。)
車内:★★★――(八高線向け車両に半自動ドアボタンが付いた程度。)
座席:★★★――(特に変化なく、鶴見線や南武支線であれば十分すぎる。)
内色:★★★――(これもほぼ手を付けられていない。)
レア:★★★☆―(鶴見線や南武支線の全編成を含めて、関東では少数派?)
状態:★★★――(ステンレス車体を持ち海風への耐性がある。)
拡張:★★―――(既に改造車両であることからしばらくは動きがなさそう。)
合計点:61点

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「これがあの205系なのかと、最初見て驚きました。まあ、鶴見線とかであればさほど求めるものもありませんし。もう新車と言いましょう。それと、モハも1100番台で統一したほうがいいと思います。

TE19.東日本205系5000番台
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最高速度100km/h
性能:★★★☆―(電動車の割合が減少したため制御装置の出力向上で対応。)
外形:★★★――(付随・制御車は0番台のまま変えられておらず形状もそのまま。)
外色:★★☆――(武蔵野線向けであるためオレンジ系の帯色しかない。)
車内:★★★――(袖仕切り部分に風よけガラスが設けられた。)
座席:★★☆――(東京外環状ルート故に長距離乗車は少ないだろうが長時間乗車には適さない。)
内色:★★☆――(基本的な変化はない。)
レア:★★―――(武蔵野線でよく遭遇すると思ったら多数を占めていたと。)
状態:★★―――(元が元だけに京葉線のE233系と比べれば…?)
拡張:☆――――(これ以上の改造や転用は無理。)
合計点:48点

「逆に、鶴見線とか南武支線でモハがなくなったから登場したというのがこれ。見た目はそのまま変わっていませんし、乗っても音以外はわからないんじゃないかと。」
(つづく)

「まあ、こういうのは旅行に使うものじゃありません。都会でちょっと乗るぐらいでしょう。次回は、JR東日本として新規導入された通勤型電車を見ていきましょうか。」