今回は1月の北海道旅行から、先行公開として北海道上陸の様子を見ていきましょう。
東北新幹線八戸延伸と時同じ2002年、青函連絡特急用に導入された交流専用電車。JR北海道の高出力特急用気動車と同等の形状を持っており、やはり"スーパー"の名前が付く。
奥羽本線の区間となる1駅分は、後ろ向きにゆっくりと進んでいく。この区間だけを利用する場合、特急料金は不要となる。
さく「…前って乗れたのに乗らなかったとか。」
もも「ないわよそんなこと。見たは見たけど18きっぷじゃダメだったんでしょ?」
さく「18きっぷじゃなくって、ここだけ切符別に買って。」
青森ではホームにも雪がかかっていた。ここでの停車時間が長くとられており、13分ほどとなっている。これは他線区との接続を考慮したものだろう。
さく「もう1回トイレ入っとく?」
もも「私行くけどいい?」
この789系は青函トンネルでの役割を終えた後、札幌地区に転用されるという。元々製造時よりドアを増設可能となっているようで、事実として札幌地区で運用される1000番台は片側2ドアとなっている。現状では用途不明なスペースとなっており、過去には喫煙可能な個所だったとか。
どうも貨物列車が遅れているようなので、こちらも遅れることとなる。せっかくなので外にも出ておこう。
さく「その滑り止めどう?」
めぐ「…結構大丈夫そうかも。」
もも「絶対大丈夫じゃないでしょ、その右。」
なぎ「…着いたら何か買ったほうがいいよな。」
10分遅れて青森を出発。左に見えるのは青森の車両基地で、これも3月で役目を終える急行列車用客車とED79電気機関車。寝台はともかく、指定席でも特急グリーン車座席や。『はまなす』に、結局最後まで乗ることはなさそうだ。
もも「アンタらも乗りたかったとかそういうのは?」
めぐ「…自由席ならなんかダメっぽい。」
なぎ「あんな自由席より指定…。」
さく「指定はけっこう集まるからダメでしょ。それに今日この切符だとあんまり…、使えないよ。」
雪原の向こうに見える、新幹線の線路。3月には新青森から新函館北斗まで開通し、東京から最速4時間2分で結ぶという。その最速列車こそ、先ほど乗車したはやぶさ5号である。
さく「…これだけど、そのまま乗れてたらずいぶん楽だったかもよ。」
もも「いいけど、飽きない?」
雪が降ってきた。青森でこうなるのであれば、北海道でどうなるか…。
蟹田で乗務員が交代。いよいよ、フリーエリアへ入ることとなった旅行班。津軽線と分かれてから10本目のトンネルが青函トンネルである。
さく「…さあさあ。」
なぎ「落ち着け。」
中小国を過ぎた先の信号場で津軽線と分かれ、海峡線へ入る789系。ここからは名実ともにJR北海道の路線となる。ここまででおよそ8分遅れており、座席背面テーブルに記載のある青函トンネル通過時刻に影響する。
めぐ「こういうのは加えればよくって。」
もも「そんなわかってること…。」
新幹線となる線路と合流し、3線軌条となる海峡線。奥津軽いまべつでは新幹線のホームがあるため、在来線の線路が左へ移る形となる。
新幹線開業後、在来線貨物列車が待避する線路。在来線の津軽今別は既に全列車が通過扱いとなっており、ホームも撤去済み。隣接する津軽線の津軽二股は、新幹線開業後も連絡駅として機能するという。通過速度はさほど速くない。
なぎ「そりゃそうだろ、左よけたんなら。」
さく「…そうかな?前は直線だったし、飛ばせるなら飛ばしたかと。」
そしていよいよ、長さ53.85kmの青函トンネルへ。内部での最高速度は140km/hで、新幹線でもこの最高速度となる。
もも「…本州終わり?」
さく「もう、出たら北海道。」
午後0時45分、竜飛定点を通過。かつては見学施設が駅として存在し、新幹線開業後も避難施設として使われることからそれらしき明かりも見られる。ここから23.2kmに及ぶ海底区間へ…。
海底区間の最深部を通過しているスーパー白鳥。一応これをもって、旅行班史上最も標高の低いところを訪れたものとしようか…。
もも「…最高は富士山5合目?」
なぎ「まあそうなるよな。」
さく「一応まだ行くことないんだろうけど、…室堂とかは?」
もも「室堂って…、アルペンルートの?」
さく「そこ5合目より高くて。」
めぐ「別に富士山に登ろうなんてないし。」
もも「あのアニメ見て登る気なくした人に言われたくない。」
さく「なくす前にお金ないよ。」
なぎ「結構かかるよな。」
午後0時55分、吉岡定点を通過。ここから先、地上に上がると北海道となる。このタイミングで取り上げるのもどうかと思われるが、789系はデンマーク国鉄との共同制作。車内の雰囲気も、どことなく北欧のものが感じられる。
午後1時3分、ついに地上へ。これで名実ともに北海道上陸を果たした旅行班。外は相変わらずの雪模様。そしてまたもやトンネル区間へ…。
さく「これは行き帰りで同じと…。」
もも「…アンタら下調べも何もないでしょ、いつもだけど。」
さく「いつもみたいなのがよかったりとか…、ある?」
めぐ「…あるかも。」
もも「アンタが一番いけないのよ。」
(続きは旅行用ブログにて!)
今回はこれまでとなります。北海道新幹線開業が先か、ブログ公開が先か。開業前と開業後では青函トンネル事情が大きく異なるので、特に往路は早めに出したほうがいいのでしょう。
2016年1月8日(金)午前11時30分 青森県青森市・新青森駅を出発
07.新青森11:30発→函館(13:42)13:46着 特急スーパー白鳥5号・函館行き モハ788-106東北新幹線八戸延伸と時同じ2002年、青函連絡特急用に導入された交流専用電車。JR北海道の高出力特急用気動車と同等の形状を持っており、やはり"スーパー"の名前が付く。

奥羽本線の区間となる1駅分は、後ろ向きにゆっくりと進んでいく。この区間だけを利用する場合、特急料金は不要となる。
さく「…前って乗れたのに乗らなかったとか。」
もも「ないわよそんなこと。見たは見たけど18きっぷじゃダメだったんでしょ?」
さく「18きっぷじゃなくって、ここだけ切符別に買って。」
青森ではホームにも雪がかかっていた。ここでの停車時間が長くとられており、13分ほどとなっている。これは他線区との接続を考慮したものだろう。
さく「もう1回トイレ入っとく?」
もも「私行くけどいい?」

この789系は青函トンネルでの役割を終えた後、札幌地区に転用されるという。元々製造時よりドアを増設可能となっているようで、事実として札幌地区で運用される1000番台は片側2ドアとなっている。現状では用途不明なスペースとなっており、過去には喫煙可能な個所だったとか。

どうも貨物列車が遅れているようなので、こちらも遅れることとなる。せっかくなので外にも出ておこう。
さく「その滑り止めどう?」
めぐ「…結構大丈夫そうかも。」
もも「絶対大丈夫じゃないでしょ、その右。」
なぎ「…着いたら何か買ったほうがいいよな。」

10分遅れて青森を出発。左に見えるのは青森の車両基地で、これも3月で役目を終える急行列車用客車とED79電気機関車。寝台はともかく、指定席でも特急グリーン車座席や。『はまなす』に、結局最後まで乗ることはなさそうだ。
もも「アンタらも乗りたかったとかそういうのは?」
めぐ「…自由席ならなんかダメっぽい。」
なぎ「あんな自由席より指定…。」
さく「指定はけっこう集まるからダメでしょ。それに今日この切符だとあんまり…、使えないよ。」

雪原の向こうに見える、新幹線の線路。3月には新青森から新函館北斗まで開通し、東京から最速4時間2分で結ぶという。その最速列車こそ、先ほど乗車したはやぶさ5号である。
さく「…これだけど、そのまま乗れてたらずいぶん楽だったかもよ。」
もも「いいけど、飽きない?」

雪が降ってきた。青森でこうなるのであれば、北海道でどうなるか…。

蟹田で乗務員が交代。いよいよ、フリーエリアへ入ることとなった旅行班。津軽線と分かれてから10本目のトンネルが青函トンネルである。
さく「…さあさあ。」
なぎ「落ち着け。」

中小国を過ぎた先の信号場で津軽線と分かれ、海峡線へ入る789系。ここからは名実ともにJR北海道の路線となる。ここまででおよそ8分遅れており、座席背面テーブルに記載のある青函トンネル通過時刻に影響する。
めぐ「こういうのは加えればよくって。」
もも「そんなわかってること…。」

新幹線となる線路と合流し、3線軌条となる海峡線。奥津軽いまべつでは新幹線のホームがあるため、在来線の線路が左へ移る形となる。

新幹線開業後、在来線貨物列車が待避する線路。在来線の津軽今別は既に全列車が通過扱いとなっており、ホームも撤去済み。隣接する津軽線の津軽二股は、新幹線開業後も連絡駅として機能するという。通過速度はさほど速くない。
なぎ「そりゃそうだろ、左よけたんなら。」
さく「…そうかな?前は直線だったし、飛ばせるなら飛ばしたかと。」

そしていよいよ、長さ53.85kmの青函トンネルへ。内部での最高速度は140km/hで、新幹線でもこの最高速度となる。
もも「…本州終わり?」
さく「もう、出たら北海道。」
午後0時45分、竜飛定点を通過。かつては見学施設が駅として存在し、新幹線開業後も避難施設として使われることからそれらしき明かりも見られる。ここから23.2kmに及ぶ海底区間へ…。
(標高差2545m)
青函トンネル最深部 標高-240m
富士山吉田口五合目 標高2305m
海底区間の最深部を通過しているスーパー白鳥。一応これをもって、旅行班史上最も標高の低いところを訪れたものとしようか…。
もも「…最高は富士山5合目?」
なぎ「まあそうなるよな。」
さく「一応まだ行くことないんだろうけど、…室堂とかは?」
もも「室堂って…、アルペンルートの?」
さく「そこ5合目より高くて。」
めぐ「別に富士山に登ろうなんてないし。」
もも「あのアニメ見て登る気なくした人に言われたくない。」
さく「なくす前にお金ないよ。」
なぎ「結構かかるよな。」

午後0時55分、吉岡定点を通過。ここから先、地上に上がると北海道となる。このタイミングで取り上げるのもどうかと思われるが、789系はデンマーク国鉄との共同制作。車内の雰囲気も、どことなく北欧のものが感じられる。

午後1時3分、ついに地上へ。これで名実ともに北海道上陸を果たした旅行班。外は相変わらずの雪模様。そしてまたもやトンネル区間へ…。
さく「これは行き帰りで同じと…。」
もも「…アンタら下調べも何もないでしょ、いつもだけど。」
さく「いつもみたいなのがよかったりとか…、ある?」
めぐ「…あるかも。」
もも「アンタが一番いけないのよ。」
(続きは旅行用ブログにて!)
今回はこれまでとなります。北海道新幹線開業が先か、ブログ公開が先か。開業前と開業後では青函トンネル事情が大きく異なるので、特に往路は早めに出したほうがいいのでしょう。