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B.野球部門
 2015年に観戦したプロ野球の試合から、活躍などして目立った選手をポジション別に選出する部門。ここでは1軍と2軍を分けずにノミネート対象とした。それにしても1軍を2試合、2軍を1試合観戦した2015年。観戦した試合で勝利したチームがいずれもリーグ優勝という、奇跡的な何かがあるのだろうか?


2014年ノミネート:エルネスト・メヒア(埼玉西武99),内海哲也(読売26)


先発投手:リック・バンデンハーク(福岡ソフトバンク44)
(1軍)15試合 9勝 0敗 0セーブ 防御率2.52
(2軍)10試合 5勝 1敗 0セーブ 防御率1.17

 観戦した試合で好投し、勝利投手となっただけならあえて挙げる必要がないのかもしれないだろう。2軍では4月26日にナゴヤ球場で2失点完投勝利。1軍昇格後の7月9日、京セラドーム大阪でも登板し6回無失点で勝利。観戦した2試合で重なった事もさることながら、最終的に1軍で無敗のまま終了したのは驚異的。日本シリーズでも8回無失点と好投し、優秀選手に選ばれた。

中継投手:秋吉亮(東京ヤクルト14)
74試合 6勝 1敗 0セーブ 防御率2.36
 観戦した試合で打者0人登板、ホールドを記録。最終的にリーグ最多の登板数となった。交代前に投げた久古が昨年に打者0人で勝利投手になっているというのは、何たる縁なのか…。

抑え投手:トニー・バーネット(東京ヤクルト34)
59試合 3勝 1敗 41セーブ 防御率1.29
 観戦した試合でセーブを記録し、最終的に球団記録を更新。さらにはリーグ最多セーブ投手ともなった。そして、実は観戦した当日まで負けが付いていなかったという。

捕手:杉山翔大(中日45)
(1軍)64試合 打率.183 本塁打3 打点17
(2軍)24試合 打率.224 本塁打1 打点6

 1軍、2軍双方で無類の強さを発揮していたバンデンハークから、ホームランを打った。"打てる捕手"として、1軍ではしばらく捕手併用状態が続くか。

一塁手:新井貴浩(広島東洋28)
125試合 打率.275 本塁打7 打点57
 打点を記録。2007年オフに広島を出て、昨年オフに阪神を追われ。広島に戻って、数字以上に輝きを取り戻した。

二塁手:山田哲人(東京ヤクルト23)
143試合 打率.329 本塁打38 打点100
 観戦した試合で打点を記録。昨年から一気に台頭し、"3割30本塁打30盗塁100打点"を達成。そして史上初の本塁打王と盗塁王(34盗塁)の2冠という。日本シリーズ敢闘選手。

三塁手:松田宣浩(福岡ソフトバンク5)
143試合 打率.287 本塁打35 打点94
 観戦した試合で打点を記録。『鷹の祭典2015』の『熱男(アツオ)レボリューションイエロー』の、"熱男"。

遊撃手:古澤勝吾(福岡ソフトバンク59)
(1軍出場なし)
(2軍)58試合 打率.201 本塁打1 打点19

 1軍出場のなかった高卒新人。ナゴヤ球場に個人応援団が来ていたため、今回のノミネートとなった。今後に期待したい選手。

外野手:ブラッド・エルドレッド(広島東洋55)
79試合 打率.227 本塁打19 打点54
 観戦した試合でホームラン。故障でいなくなるか、忘れかけたぐらいに出てきて大活躍するかといった感じ。

外野手:中村晃(福岡ソフトバンク7)
135試合 打率.300 本塁打1 打点39
 観戦した試合で打点を記録。打順を(1番か7番か)問わないような選手が活躍したのは、中軸が強固なおかげもあるか。

外野手:ラスティングス・ミレッジ(東京ヤクルト85)
24試合 打率.211 本塁打1 打点9
 観戦した試合でホームラン。ただ故障が多く、外国人枠の都合(投手3人をフルに使用)もあって出場試合が少なかった。来年はどうなるのだろうか?日本シリーズも出場がなかったようだし…。

指名打者:李大浩(福岡ソフトバンク10)
141試合 打率.282 本塁打31 打点98
 観戦した試合で打点を記録。体格が示すようなパワーだけではないことを、今年改めて証明した。日本シリーズMVP。

番外:三木谷浩史(東北楽天オーナー)
 1軍の楽天打線がバンデンハークから無得点に終わったこともあり(最終回に1点だけ取った)、1人も選出がなかったので強引にノミネート。現場介入はほどほどにしましょう…。
(おわり)