こんにちは。すっかりこちらでやりたいことを見失っておりまして。というわけで今回はいつもの5KBから拡大しまして、愛知県道115号を紹介しましょう。津島から名古屋へ結ぶルートで、県道68号でないほうはどうなのでしょう?
津島市にある唐臼交差点から県道115号は始まる。しばらくは県道114号に重複しており、県道115号を示すものはない。その県道114号、実はこの唐臼交差点からルートが分かれている。
片側1車線対面通行の直線道路が続く。右はヨシヅヤ唐臼店。
日光川の堤防に上がり、新おにえ橋西交差点で"もうひとつの県道114号"が右に分かれる。県道516号と重複しながら県道113号まで進み、鹿伏兎橋西交差点を左折して日光川を渡ることになる。直進すると県道115号は晴れて表に出られることとなる。
橋を渡り、坂を駆け下りる。この付近は水田が多い。
県道518号の起点となる交差点。左折すると2車線道路が青塚駅手前まで続き、踏切が見えるか見えないかぐらいで狭くなる。踏切を渡ってからは県道指定がなされておらず、県道126号までのルートは正式にはわからないことになる。直進して県道115号を走り続けよう。
田舎めいた雰囲気の中にある名古屋高速の案内標識は、何となく違和感がある気がしないでもない。その先で、西尾張中央道こと県道65号と交差。東名阪自動車道や蟹江町、弥富市方向は右折。名古屋高速へは直進し、引き続き県道115号を走ることになる。
この付近は両側に歩道があり、自動車と歩行者などが接触しにくくなっている。水田側への落下には気を付けよう。
ガソリンスタンド2軒とコンビニがある。これは競争を煽るものか、潰し合いか。それでもブランドごとの"ひいき"はあるものだろうし、セルフ式とフルサービスの違いもある。
蟹江川の手前からはあま市に入る。日光川と比べて規模が小さいのか、傾斜もゆるめで橋も高さが低め。
引き続き、車道は2車線の対面通行。両側に歩道もあるので、歩行者や自転車でも走りやすい。この標識はどういうわけか"駐車禁止"が2つあって、"追い越しのためのはみ出し禁止"がない。どういう意図で交換したのだろうか?
さらには、名古屋高速だけでなく名二環の案内標識がある。
伊福交差点で県道139号と交差する。蟹江町と稲沢市を結ぶ道であり、県道指定箇所が途中でややこしくなるものの基本的にはオーソドックスな県道である。
福田川に架かる伊福橋を渡ると、あま市は終わり。
名古屋市に入ると雰囲気が変わる。建物の数だけでなく、歩道との境目に街路樹があるなど違いがはっきりしている。
この県道115号は名鉄バスの路線が通っており、津島駅や大坪車庫と名鉄バスセンターを結ぶルートのうちの1つ。新家のバス停を過ぎ、交差点からは県道40号に重複した片側2車線道路となる。
郊外型の複合商業施設である『アズパーク』も近く、沿線には郊外型の店舗が多く並ぶ。その先からは高速道路の高架下を走ることになる。ここからは名古屋市営バスも路線を有している。
東名阪自動車道、名古屋西インターの番号は24。ここで出なければ、名二環か名古屋高速のどちらかに入ることとなる。かつては名二環も東名阪自動車道の一部となっており、インター番号は続いている。名二環の南西部が完成した場合は、インター番号が付け直されるのだろうか?ついでに、その関係からか県道の歩道は側道に設けられている。
ご丁寧にも、自動車用信号は側道用が別に設けられている。本道は高速道路の高架下なので、相変わらず薄暗い。でも、こういうのが好きな人はいると思う。
名古屋西ジャンクションは高速道路の高架が入り組んでおり、歩道は側道と共に迂回する形となってしまう。この真下にある島井町交差点で国道302号と交差し、県道40号はここが起終点となる。高速道路も、名古屋高速との境目となっている。
名古屋高速の高架下にある、単独となった県道115号は片側3車線。新川に架かる万場小橋を渡るため、自転車は側道から上がらなければならない。この堤防は県道59号であり、さらにこの交差点が県道117号の起終点でもあるのだ。
(つづく)
万場小橋から万場大橋にかけ、高速道路の高架橋が気のせいか高い位置にある。間隔が短いためだろうか?
庄内川に架かった万場大橋を渡り、横に設けられた歩道の階段を下りる。車道を自転車が通り抜けたことから車道でもよかったと思うも、時すでに遅し。下ってからは昔からあった住宅街というのか、なんというか。
ロードサイド型店舗の駐車場もなんとなく狭くなった気がしないでもない。都会じみながらも、大きなビルが少ない。自転車と市バスがなぜか競走する形になり、市バスの停留所ごとに金山行き車両を横目に見る。
万場小橋から自転車で26分、高速の高架橋はカーブして上空が開けてきた。車道はここから黄金跨線橋を渡ることになる。自転車や歩行者などは車道を通行できないため、またしても側道に入らなければならない。
同時に、環状線との交差点となる。ここを左に進むと、環状線から国道22号を経て岐阜方向へ進むことになる。県道115号は右に進み、環状線と重複する形になる。自転車は側道を回り込む形になる。
線路の上には歩道が設けられていた。名物となる"連続Y字標識"を前にして、歩道は階段を下りる形になる。このY字を左に進むと鶴舞公園、右は国道1号を経て四日市や岡崎となっている。県道115号は引き続き環状線と重複するため、右へ進むことになる。名鉄バスはここで左に折れ、県道115号から外れる。
交差点の下は"側道の交差点"。ロータリー状となっており、それを示す標識もある。
車道が高架を降り、しばらくは上空の開けた歩道のある道路となる。その先で左折箇所となり、案内標識に県道115号とある。ここまで表に出なかったのは、環状線が名古屋市道ながら主要地方道とあっていたためだろう。
佐屋街道と合流し、雰囲気がまた一変。長良橋の手前までは中央分離帯のない片側2車線。そこからは片側1車線の対面通行となる。
同じ歩道付き片側1車線対面通行でも、津島市内やあま市内とは印象が全く異なる。歩道は段差が設けられ、舗装もレンガ調のタイルで点字ブロックもある。そして街路灯や街路樹もある。
新幹線の高架橋には高さ制限が設けられている。新幹線と並走し、合わせて潜るのは貨物専用の名古屋港線。山王信号場から名古屋港まで全線非電化の単線である。高架下にだけ中央分離帯があり、上下が分かれている。
やがて名古屋高速4号の高架橋が姿を見せる。下を通るのは名古屋市道江川線と、県道107号。
そこからは橋を渡るため、S字にゆるく上る。このレベルの坂は短ければ何も言うこともないものの、1kmとか長く続くと厄介なもの。
堀川に架かるこの橋こそ、尾頭橋である。県道115号はこのまま片側1車線対面通行で進んでいく。さあ、あと少し。
国道19号と22号にぶつかると、佐屋街道と共に県道115号は終わる。比べられるのが県道68号で、同じく名鉄バスのルートである。そして、起終点が国道19号と22号である。金山駅の周辺とあって、ビルが立ち並ぶなど華やかな雰囲気だ。
(おわり)
今回、前半が2011年の撮影。後半は2015年のものになります。以上。
愛知県道115号津島七宝名古屋線 その1

津島市にある唐臼交差点から県道115号は始まる。しばらくは県道114号に重複しており、県道115号を示すものはない。その県道114号、実はこの唐臼交差点からルートが分かれている。

片側1車線対面通行の直線道路が続く。右はヨシヅヤ唐臼店。

日光川の堤防に上がり、新おにえ橋西交差点で"もうひとつの県道114号"が右に分かれる。県道516号と重複しながら県道113号まで進み、鹿伏兎橋西交差点を左折して日光川を渡ることになる。直進すると県道115号は晴れて表に出られることとなる。

橋を渡り、坂を駆け下りる。この付近は水田が多い。

県道518号の起点となる交差点。左折すると2車線道路が青塚駅手前まで続き、踏切が見えるか見えないかぐらいで狭くなる。踏切を渡ってからは県道指定がなされておらず、県道126号までのルートは正式にはわからないことになる。直進して県道115号を走り続けよう。

田舎めいた雰囲気の中にある名古屋高速の案内標識は、何となく違和感がある気がしないでもない。その先で、西尾張中央道こと県道65号と交差。東名阪自動車道や蟹江町、弥富市方向は右折。名古屋高速へは直進し、引き続き県道115号を走ることになる。

この付近は両側に歩道があり、自動車と歩行者などが接触しにくくなっている。水田側への落下には気を付けよう。

ガソリンスタンド2軒とコンビニがある。これは競争を煽るものか、潰し合いか。それでもブランドごとの"ひいき"はあるものだろうし、セルフ式とフルサービスの違いもある。

蟹江川の手前からはあま市に入る。日光川と比べて規模が小さいのか、傾斜もゆるめで橋も高さが低め。

引き続き、車道は2車線の対面通行。両側に歩道もあるので、歩行者や自転車でも走りやすい。この標識はどういうわけか"駐車禁止"が2つあって、"追い越しのためのはみ出し禁止"がない。どういう意図で交換したのだろうか?

さらには、名古屋高速だけでなく名二環の案内標識がある。

伊福交差点で県道139号と交差する。蟹江町と稲沢市を結ぶ道であり、県道指定箇所が途中でややこしくなるものの基本的にはオーソドックスな県道である。

福田川に架かる伊福橋を渡ると、あま市は終わり。

名古屋市に入ると雰囲気が変わる。建物の数だけでなく、歩道との境目に街路樹があるなど違いがはっきりしている。

この県道115号は名鉄バスの路線が通っており、津島駅や大坪車庫と名鉄バスセンターを結ぶルートのうちの1つ。新家のバス停を過ぎ、交差点からは県道40号に重複した片側2車線道路となる。

郊外型の複合商業施設である『アズパーク』も近く、沿線には郊外型の店舗が多く並ぶ。その先からは高速道路の高架下を走ることになる。ここからは名古屋市営バスも路線を有している。

東名阪自動車道、名古屋西インターの番号は24。ここで出なければ、名二環か名古屋高速のどちらかに入ることとなる。かつては名二環も東名阪自動車道の一部となっており、インター番号は続いている。名二環の南西部が完成した場合は、インター番号が付け直されるのだろうか?ついでに、その関係からか県道の歩道は側道に設けられている。

ご丁寧にも、自動車用信号は側道用が別に設けられている。本道は高速道路の高架下なので、相変わらず薄暗い。でも、こういうのが好きな人はいると思う。

名古屋西ジャンクションは高速道路の高架が入り組んでおり、歩道は側道と共に迂回する形となってしまう。この真下にある島井町交差点で国道302号と交差し、県道40号はここが起終点となる。高速道路も、名古屋高速との境目となっている。

名古屋高速の高架下にある、単独となった県道115号は片側3車線。新川に架かる万場小橋を渡るため、自転車は側道から上がらなければならない。この堤防は県道59号であり、さらにこの交差点が県道117号の起終点でもあるのだ。
(つづく)
愛知県道115号津島七宝名古屋線 その2

万場小橋から万場大橋にかけ、高速道路の高架橋が気のせいか高い位置にある。間隔が短いためだろうか?

庄内川に架かった万場大橋を渡り、横に設けられた歩道の階段を下りる。車道を自転車が通り抜けたことから車道でもよかったと思うも、時すでに遅し。下ってからは昔からあった住宅街というのか、なんというか。

ロードサイド型店舗の駐車場もなんとなく狭くなった気がしないでもない。都会じみながらも、大きなビルが少ない。自転車と市バスがなぜか競走する形になり、市バスの停留所ごとに金山行き車両を横目に見る。

万場小橋から自転車で26分、高速の高架橋はカーブして上空が開けてきた。車道はここから黄金跨線橋を渡ることになる。自転車や歩行者などは車道を通行できないため、またしても側道に入らなければならない。

同時に、環状線との交差点となる。ここを左に進むと、環状線から国道22号を経て岐阜方向へ進むことになる。県道115号は右に進み、環状線と重複する形になる。自転車は側道を回り込む形になる。

線路の上には歩道が設けられていた。名物となる"連続Y字標識"を前にして、歩道は階段を下りる形になる。このY字を左に進むと鶴舞公園、右は国道1号を経て四日市や岡崎となっている。県道115号は引き続き環状線と重複するため、右へ進むことになる。名鉄バスはここで左に折れ、県道115号から外れる。

交差点の下は"側道の交差点"。ロータリー状となっており、それを示す標識もある。

車道が高架を降り、しばらくは上空の開けた歩道のある道路となる。その先で左折箇所となり、案内標識に県道115号とある。ここまで表に出なかったのは、環状線が名古屋市道ながら主要地方道とあっていたためだろう。

佐屋街道と合流し、雰囲気がまた一変。長良橋の手前までは中央分離帯のない片側2車線。そこからは片側1車線の対面通行となる。

同じ歩道付き片側1車線対面通行でも、津島市内やあま市内とは印象が全く異なる。歩道は段差が設けられ、舗装もレンガ調のタイルで点字ブロックもある。そして街路灯や街路樹もある。

新幹線の高架橋には高さ制限が設けられている。新幹線と並走し、合わせて潜るのは貨物専用の名古屋港線。山王信号場から名古屋港まで全線非電化の単線である。高架下にだけ中央分離帯があり、上下が分かれている。

やがて名古屋高速4号の高架橋が姿を見せる。下を通るのは名古屋市道江川線と、県道107号。

そこからは橋を渡るため、S字にゆるく上る。このレベルの坂は短ければ何も言うこともないものの、1kmとか長く続くと厄介なもの。

堀川に架かるこの橋こそ、尾頭橋である。県道115号はこのまま片側1車線対面通行で進んでいく。さあ、あと少し。

国道19号と22号にぶつかると、佐屋街道と共に県道115号は終わる。比べられるのが県道68号で、同じく名鉄バスのルートである。そして、起終点が国道19号と22号である。金山駅の周辺とあって、ビルが立ち並ぶなど華やかな雰囲気だ。
(おわり)
今回、前半が2011年の撮影。後半は2015年のものになります。以上。