メインでありながら廃墟化を懸念されるとかしないとか。こちらはご無沙汰でした。
今回は要するにいつもらしく、用事のついでに回ってきたという話です。なんとなく昔来たことがある場所が、今どうなっているか。見たくなりませんか?

2015年9月14日(月)午後3時38分 愛知県刈谷市・刈谷駅南口

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 今日は講習会に参加したので、そのついでという例のアレ。南口には商業施設があり、帰ってから調べたところ『みなくる刈谷』というそうな。

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 今回の目的は、子供の頃よく来た『刈谷市交通児童遊園』。南口から徒歩8分の位置にあり、今も昔も入場は無料。最後に来てから15年、どう変化したのだろうか?

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 変化の要因として、線路の下を貫いた道路が開通したことが挙げられる。これで南北を車で行き来できるようになったため、利便性は向上した。

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 そして遊園の敷地を貫いてしまった。これによって東西に分離し、以前とは様子が変わっている。入園無料なので、門が開いている限り自由に出入りできる。

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 園内に入ろう。キッズコースターとサイクルモノレールは昔の姿をそのまま残している。このレベルのコースターでさえ少々恐怖感から拒否していた昔。今となっては別の意味で恐怖感を覚えそう。

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 今も昔も遊園地らしさを象徴するメリーゴーランド。刈谷のそれは左に回るが、右回りのメリーゴーランドがあるのか知りたい。そして曲に"ポニョ"を用いる理由も知りたい。

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 グレートポセイドン。公園にあるようなブランコとは似て非なるようで…、乗る気にならなかった。今日は平日の午後なので、家族連れの客は少ない。

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 ヘリタワーとドルフィンパラダイスは乗った記憶がない。ここから上に上がった景色はさぞかしいいのだろうけど、目を回しそうで怖い。

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 敷地は道路によって分断されてしまったため、橋が新たに架けられた。エレベーターも付いており、車椅子でも東西へ移動できる。

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 その結果、大きく変化したのがゴーカートコース。道路開通と合わせて、現在の形になったのはいつだろう?他、橋の上からはトランポリンが見える。

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 さて、最大の目的は保存されている鉄道車両。中央西線などで活躍した蒸気機関車と、名古屋市内の路面電車。

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 D51蒸気機関車の777号機。登場から30年もの間事故もなく、幸運な現役時代を送っていたとか。地元に縁があるとはいえ、番号の都合がよすぎる気もしないでもない。

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 そして名古屋市電。かつて名古屋市内を縦横無尽に行き来していたものの、地下鉄路線の拡大(という方針)や道路事情もあって全線廃止となった。

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 この1両は市電の数少ない生き残り。入り口には鍵がかけられ、車内の見学はできなかった。引退した他の車両は転用されることもなく、多くが海底へ沈められたとか。

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 ゴーカートコースに視線を戻そう。コース変更の際、なにやら不自然な継ぎ目ができているような…?

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 パターゴルフ場もある。園内の遊具利用はチケット制で、パターゴルフは2枚使うことになる。チケット料金は1枚50円で、昔から変わっていない。

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 コースは全6ホール、PAR3からPAR5まである。夕方4時を回り、遊具の利用とチケット販売は終了。秋風の中、誰もいないのは少々寂しく見えた。

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 ゴーカートコースはパターゴルフ場を回り込む形をとっている。その間だけ丘を上がったようになっているか。

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 信号交差点も形だけしか残っておらず、もはやまったく機能していない。昔の写真があるわけでもないので、どこかで見る機会があれば見てみたいものである。

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 もう、年齢はすっかり大人。久々に足を運んだ『刈谷市交通児童遊園』は、目線だけでなく姿そのものが変わっていた。それでもこの遊園が続く限り、愛される存在であり続けるだろう。

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 あ、そうそう。知多シーガル号も南口からの発着だった。週末などに昼夜1往復ずつ、東京都内を経て新木場まで向かうJRバス関東の高速路線。他は公共施設巡回路線など地域の足として用いられているものが多く、明らかに浮いてしまっている。

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 では、名鉄で帰ろうか。それにしても、ゆるい方はよく改札を通れたものである。

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F.知立16:31発→金山16:47着 快速特急・新鵜沼行き 1312
 知立に来ると、登場したばかりのリニューアル車両が来たので乗る。京急かと見間違わんばかりに赤くなったこの編成、ドアチャイムはJR東海と同じタイプのものが付けられた。2200系と同じタイプの自動放送が流れる。

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 車内の案内は縦幅の狭い液晶画面に交換された。特別車両に近い妻部は、片側が2200系などと同タイプの3人がけロングシート。もう片側は座席がなく、(ベビーカーマークもないことから)車椅子用スペースとなった。化粧板は側面のみ交換されている。知立では座席にありつけなかった。

 神宮前から金山まで、モケットが2200系などと同タイプに交換された座席に座ってみる。座面も交換されたのか、硬い感じ。液晶画面にはスピードメーター機能はないようだ。

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 金山で降りようか。特別車の側面は2200系や1700系に似たエンブレムが入れられた。出入り口の折り戸はそのまま。壁面が木目調の新しいものになっている。

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 側面の行先表示はこれで4代目となる。フルカラーLEDは遠くから見やすいものの、サイズそのものが小さくてはどうにもならない。座席は2000系のモケット違いだろうか?

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 そして発車。『パノラマSuper』のロゴが入っていた箇所にもLEDで行先が表示されるようになった。新車の2200系にあるそれとは大きさが違っていた。
(翌日につづく)

講習会は2日間の予定でしたので、もう1回あるわけです。期せずして現れたリニューアルは、ある種ヒントになります。