名古屋市から伊勢内宮まで全日本大学駅伝に用いられる国道23号ですが、もちろんこれだけではありません。

2014年9月27日(土) 名古屋市→知立バイパス→岡崎バイパス→蒲郡バイパス

庄内新川橋が近づくと片側2車線になるため詰まりやすい。そこからしばらくは平面交差が続く。

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名古屋市南部を通る区間は土地柄からか、四日市市内同様大型車両の通行が多い。愛知県道59号を過ぎるとしばらくは立体交差が続くが、交通量に合わなそうな片側2車線も続く。引き続き、騒音防止として最高速度が50km/hとされている。

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中には片側3車線でもよさそうなスペースがありながら2車線となっている個所も。この区間はかなり昔に車線数を統一したらしい。確かにオーバーパス形状の高架橋は幅的に片側2車線が限界であり、車線減少の際に生じやすい"詰まり"を回避しつつ緊急輸送用のスペースを捻出したとみれば理にかなっているかと…。右に大きくカーブすると北頭インターへの出口がある。

そこから高架橋を下り、平面区間に。片側3車線、最高速度は40km/h。信号2つで最高速度が50km/hに戻り、1つ橋をまたいだ先からは高速の下を通る。平面区間を挟んで、天白扇川橋を渡った先の交差点からは最高速度が60km/hとなる。

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大高インターからは信号もなく一気に走行できる。豊明までは片側3車線と広く、60km/hという制限はあまり意味を成していない。伊勢湾岸自動車道開通以降、上を高速道路が通るため開放感が失われた感は否めない。それでも高速道路顔負けの高規格ぶりだ。

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豊明インターで国道1号が分かれると知立バイパスとなり、片側2車線となるものの引き続き信号のない高架道路。距離は東京日本橋までのものだが、豊明まではどちらのルートを通ったのだろうか?そしていつの間にか駐停車禁止になっているが、南区でも突如として駐停車禁止になっている区間があった。

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国道419号と分かれてからはかつて対面通行であり、渋滞の温床となっていた。現在はまだまだ片側2車線が続くため、ここはスムーズに通過できそう。

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さらに安城市の高架区間は割と最近になって開通したもので、それまでは側道を通行していた。安城市はかつて『日本デンマーク』と呼ばれており、1997年に安城産業文化公園『デンパーク』が開園。公園自体は入園料を要するのだが、道の駅『デンパーク安城』が隣接しておりそちらは無料。
「壁に阻まれた…。」
「落っこちるよりマシでしょ。」

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岡崎バイパスに入り、片側1車線の対面通行に。現時点で部分開通にとどまっている中勢バイパスを除くと、実に伊勢内宮周辺以来となる。(厳密には伊勢神宮方向が2車線だった。)センターポールこそあるが、最高速度が引き続き60km/hとされるため正面衝突のリスクは高くなる。一応、片側2車線化工事は行われているようだ。矢作川は尾張と三河の実質的な境目。辺りの建物もすっかり見なくなった。

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この道路ではパーキング的な存在に値する道の駅だが、『にしお岡ノ山』は通過。見たところ大型トラックが多いが、時間に余裕があれば料金不要のこちらを選ぶことは不思議でもないだろう。

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山めいた景色になり、比較的後年に開通したであろう区間に入る。このあたりからは未開通区間を挿むためか現道が国道から外されていない。さて、梨のシーズンだ…。
「欲しいんでしょ?」
「欲しいのはそっちでしょ。」

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家族が梨や筆柿を買うため、現道に出る。こちらも片側1車線だがセンターラインは1本線。車線幅は気のせいか狭く、"完全な下道"であることから歩道もある。カーブも多い。道の駅『筆柿の里・幸田』は豊橋方向へ向かう際、"パーキング的な存在"から現道から入らなくてはならない(『にしお岡ノ山』と対になる)。

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『筆柿の里・幸田』で小休止。

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I8.筆柿ソフトクリーム 300円
幸田町の特産物である筆柿。その果肉が丸ごと入っているのだが、味もバニラソフトにそのまま入れたような感じ。
「ミックスなんかいらんかったんや。」

家族が筆柿や梨などを購入し、再び出発。

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バイパスに戻る。対面通行といえど、片側2車線の用地は確保されている。最高速度60km/hの表記は実のところ不要といってもいいだろうが、あえて出すというのは注意喚起のためだろうか?それとも拡幅の際に70~80km/hに引き上げる気があるのか…。
「免許もないのに。」
「…お黙り。」

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最近開通した蒲郡バイパスに入り、トンネルをくぐる。距離は豊橋までのものだが、ここから意味合いが複雑になってくる。もっとも全線開通していないため、その配慮と考えるならばそれまでである。ここからは拡幅の際にもう1本トンネルを掘る必要があるため、片側2車線化は当分ないだろう。

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視界が開け、右に海を望む。天気もよく、ドライブには最適である。それにしても、暫定開通ながら案内標識の大きいこと。いくら高規格道路とはいえ、大きいにも程がある。

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蒲郡バイパスは中勢バイパスと同じく全通していないため、下に降りなければならない。工事の状況から、全線開通はもう少し先の話となりそうだ。
(つづく)

今回は愛知県武道館から全区間、弟の運転です。豊明インターまでは2012年9月の撮影となっています。