豊橋市から伊勢市までを結んでいる国道23号は主要な道路とあってか、バイパス化が進みつつあります。
復路は終点の伊勢内宮から起点方向へ、"逆打ち"で記しておく。内宮を出て少しの間は対面通行となっている。一応、駐車場があるために内宮方向は2車線。"神聖な森"を抜けると南勢バイパスとなり、以後片側2車線が続く。今日は"逆打ち"というわけではないが、内宮の後に外宮へ向かっている。
とりあえず豊受大御神様へ謝っておいたところで、外宮からは国道23号を用いる"有料道路未使用ルート"を採用。しばらくは南勢バイパスをひた進む。伊勢市街を抜けると水田地帯の中を貫き、両サイドの電柱から"赤福コール"で盛大に送り出される。
南勢バイパスは国道42号でもある。起点は静岡県浜松市にあり、遠州灘に沿うように渥美半島を愛知県伊良湖岬まで南下。フェリーで三重県鳥羽市まで渡り、伊勢市から国道23号と重複している。そしていつの間にか松阪市に入っていた。
中勢バイパスとの分岐は、"側道"に対してバイパスが右に分かれる形状と言っていいだろう。国道42号は常時左折可能であり、国道23号現道は信号の指示で右折する。現道の通行量は多いと考えられ、片側2車線以上で続くとみていい。
ナビの指示は右だが直進し、中勢バイパスへ進む。中勢バイパスは全通してないためか、片側1車線の対面通行。信号もなく、交通量も減ったとあってスピードを出しやすい。はみ出しは禁止されており、センターポールも設けられている。さらに…
見るからに新しく開通したであろう区間のセンターラインは点線で、はみ出しも禁止されていない。スピードは相変わらず出やすく、正面衝突のリスクが高くなる上に大惨事となりやすい。ナビは少々古く、道なき道を進むよう。
「こんな道知らないもん。」
国道165号でバイパスは途切れるため、左折して久居インター方向へ。"わき道にそれて切り返し戻る"というナビの指示を無視し続け、近鉄をまたぐ高架橋を越えたところで右折と指示が出る。
「165号戻って23号にしないからよ。」
結果、こんな道に入ってしまった。ナビによると、あま市へはこんな道を54kmも進まなければならないとか。
「ほら言わんこっちゃない…。せっかくこっちが走りやすい道を選んであげてるってのにさ?」
「原付ならこっちのほうがいいと思うよ。」
「いいってなら、さっさと買いなさいよね。」
その結果、国道23号現道に無事戻れた。
「まあ、私が優秀だから?感謝しなさいよね。」
津市の中心部は片側3車線。さすがに交通量も多く、信号も多いので流れはよろしくない。市街地を通らない中勢バイパスはそのために造られる。
「…三重テレビってどこだっけ?」
「そんなこと今聞かないでよ。」
片側2車線となり、橋を渡ると郊外らしくなる。近鉄は現道の左側を通っていたが、右側に移る。50000系『しまかぜ』との並走こそ実現したものの、右車線を走る車で阻まれ様子を捉えられず。『しまかぜ』は颯爽と抜き去り、鈴鹿市へ。現道はサーキットから離れた位置を通っている。部分開通の中勢バイパスはサーキットに近いそうな。
鈴鹿市から四日市市にかけて田んぼの中を走り、信号も少なくスピードが出やすい。やはりナビはバカじゃなかったってことか…
「失礼ね!」
伊勢内宮を出てから2時間経ったので、コンビニで小休止。実は"テイク2"であり、初めに目を付けたコンビニは改装工事で営業していなかった。
「そっちが有料使わないっていうから23号にしたのに…、変な道走られたら困るの。」
「今だってちょっとおかしいじゃん。ここからまた23号で帰るのに切り返せって。」
「そ…、それは…。」
再スタート後、程なく距離カウントが0になる。本来、国道23号は四日市市が起点であったためである。ここからはもともと国道1号のパイパスとされた区間となり、最高速度が50km/hと表記される。起点は東京都中央区日本橋として扱われるが、394kmはさすがに遠い…。
「おかしいんじゃないの?」
「おかしくないよ。1号なら東京までこれぐらいいくよ。」
四日市市内は工業地帯がメイン。騒音防止のため最高速度が40km/hに制限される。ここまで片側2車線は続いているが、気のせいか狭苦しい。交通量も相変わらず多く、土地柄から大型車の比率が高いように思える。橋の手前で中央分離帯がなくなるが、最高速度は50km/hに戻る。
「おかしいのはそっちでしょ、また変なとこ通る…。」
市街地を抜けると線形の良い片側2車線道路をひたすら流し、川越町へ。みえ川越インターが右から分かれ、伊勢湾岸道の下で国道1号北勢バイパスが左に分かれる。北勢バイパスも全線開通には至っていない。秋分の日の午後6時前、1カ月で暗さが全然違う。
「まもなく日が暮れます、ライトの準備をしてください。…これでいい?」
桑名市に入り、片側2車線のまま揖斐長良大橋を渡る。渡り終えると最高速度の50km/hは解除となる。続いて木曽川大橋を渡るが、この2橋は開通当初有料であったとか。ただし無料化はすでに40年前である。渡り終えると、実質的な飛び地である木曽岬町となる。ここから愛知県弥富市は近かった。
弥富市から先はというと、国道302号までは片側2車線が続く。国道302号を高架でまたいでから片側3車線になり、最高速度が50km/hとなる。
(青空フリープラス~平成の参宮街道~ もつづく)
伊勢内宮は2011年4月の撮影。内宮から外宮は父の運転であるが国道は未走行、国道はストリートビューを参照。伊勢外宮から四日市市は弟、四日市市からあま市(県道西尾張中央道)は父の運転でした。弥富市から名古屋市も通った記憶があったかと思いますが、今回は通ってないのでストリートビューを参照してください。

2014年9月23日(火) 伊勢市→南勢バイパス→中勢バイパス→迂回路→津市→四日市市→名四国道→弥富市

復路は終点の伊勢内宮から起点方向へ、"逆打ち"で記しておく。内宮を出て少しの間は対面通行となっている。一応、駐車場があるために内宮方向は2車線。"神聖な森"を抜けると南勢バイパスとなり、以後片側2車線が続く。今日は"逆打ち"というわけではないが、内宮の後に外宮へ向かっている。

とりあえず豊受大御神様へ謝っておいたところで、外宮からは国道23号を用いる"有料道路未使用ルート"を採用。しばらくは南勢バイパスをひた進む。伊勢市街を抜けると水田地帯の中を貫き、両サイドの電柱から"赤福コール"で盛大に送り出される。

南勢バイパスは国道42号でもある。起点は静岡県浜松市にあり、遠州灘に沿うように渥美半島を愛知県伊良湖岬まで南下。フェリーで三重県鳥羽市まで渡り、伊勢市から国道23号と重複している。そしていつの間にか松阪市に入っていた。

中勢バイパスとの分岐は、"側道"に対してバイパスが右に分かれる形状と言っていいだろう。国道42号は常時左折可能であり、国道23号現道は信号の指示で右折する。現道の通行量は多いと考えられ、片側2車線以上で続くとみていい。

ナビの指示は右だが直進し、中勢バイパスへ進む。中勢バイパスは全通してないためか、片側1車線の対面通行。信号もなく、交通量も減ったとあってスピードを出しやすい。はみ出しは禁止されており、センターポールも設けられている。さらに…

見るからに新しく開通したであろう区間のセンターラインは点線で、はみ出しも禁止されていない。スピードは相変わらず出やすく、正面衝突のリスクが高くなる上に大惨事となりやすい。ナビは少々古く、道なき道を進むよう。
「こんな道知らないもん。」

国道165号でバイパスは途切れるため、左折して久居インター方向へ。"わき道にそれて切り返し戻る"というナビの指示を無視し続け、近鉄をまたぐ高架橋を越えたところで右折と指示が出る。
「165号戻って23号にしないからよ。」

結果、こんな道に入ってしまった。ナビによると、あま市へはこんな道を54kmも進まなければならないとか。
「ほら言わんこっちゃない…。せっかくこっちが走りやすい道を選んであげてるってのにさ?」
「原付ならこっちのほうがいいと思うよ。」
「いいってなら、さっさと買いなさいよね。」

その結果、国道23号現道に無事戻れた。
「まあ、私が優秀だから?感謝しなさいよね。」

津市の中心部は片側3車線。さすがに交通量も多く、信号も多いので流れはよろしくない。市街地を通らない中勢バイパスはそのために造られる。
「…三重テレビってどこだっけ?」
「そんなこと今聞かないでよ。」
片側2車線となり、橋を渡ると郊外らしくなる。近鉄は現道の左側を通っていたが、右側に移る。50000系『しまかぜ』との並走こそ実現したものの、右車線を走る車で阻まれ様子を捉えられず。『しまかぜ』は颯爽と抜き去り、鈴鹿市へ。現道はサーキットから離れた位置を通っている。部分開通の中勢バイパスはサーキットに近いそうな。

鈴鹿市から四日市市にかけて田んぼの中を走り、信号も少なくスピードが出やすい。やはりナビはバカじゃなかったってことか…
「失礼ね!」

伊勢内宮を出てから2時間経ったので、コンビニで小休止。実は"テイク2"であり、初めに目を付けたコンビニは改装工事で営業していなかった。
「そっちが有料使わないっていうから23号にしたのに…、変な道走られたら困るの。」
「今だってちょっとおかしいじゃん。ここからまた23号で帰るのに切り返せって。」
「そ…、それは…。」

再スタート後、程なく距離カウントが0になる。本来、国道23号は四日市市が起点であったためである。ここからはもともと国道1号のパイパスとされた区間となり、最高速度が50km/hと表記される。起点は東京都中央区日本橋として扱われるが、394kmはさすがに遠い…。
「おかしいんじゃないの?」
「おかしくないよ。1号なら東京までこれぐらいいくよ。」

四日市市内は工業地帯がメイン。騒音防止のため最高速度が40km/hに制限される。ここまで片側2車線は続いているが、気のせいか狭苦しい。交通量も相変わらず多く、土地柄から大型車の比率が高いように思える。橋の手前で中央分離帯がなくなるが、最高速度は50km/hに戻る。
「おかしいのはそっちでしょ、また変なとこ通る…。」

市街地を抜けると線形の良い片側2車線道路をひたすら流し、川越町へ。みえ川越インターが右から分かれ、伊勢湾岸道の下で国道1号北勢バイパスが左に分かれる。北勢バイパスも全線開通には至っていない。秋分の日の午後6時前、1カ月で暗さが全然違う。
「まもなく日が暮れます、ライトの準備をしてください。…これでいい?」
桑名市に入り、片側2車線のまま揖斐長良大橋を渡る。渡り終えると最高速度の50km/hは解除となる。続いて木曽川大橋を渡るが、この2橋は開通当初有料であったとか。ただし無料化はすでに40年前である。渡り終えると、実質的な飛び地である木曽岬町となる。ここから愛知県弥富市は近かった。
弥富市から先はというと、国道302号までは片側2車線が続く。国道302号を高架でまたいでから片側3車線になり、最高速度が50km/hとなる。
(青空フリープラス~平成の参宮街道~ もつづく)
伊勢内宮は2011年4月の撮影。内宮から外宮は父の運転であるが国道は未走行、国道はストリートビューを参照。伊勢外宮から四日市市は弟、四日市市からあま市(県道西尾張中央道)は父の運転でした。弥富市から名古屋市も通った記憶があったかと思いますが、今回は通ってないのでストリートビューを参照してください。